リス顎亜目
リス顎亜目(リスあごあもく、Sciurognathi)はネズミ目に属していた亜目である。リス亜目と言うこともあるが、系統分類でのリス亜目 Sciuromorpha を意味することもある。
リス顎亜目 | |||||||||||||||||||||
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オオリス属の顎の構造
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分類 | |||||||||||||||||||||
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下目 | |||||||||||||||||||||
門歯の付け根が下顎角部と同一平面上にあるグループであり、筋肉との接合部における殻のために外側にあるヤマアラシ顎亜目(ヤマアラシ亜目) Hystricognathi と区別される。
ただし原始的な形質を共有する側系統であり、系統分類では認められず、現在は正式な分類群としてはあまり使われない。現在主流の分類では、リス亜目、ネズミ亜目、ヤマアラシ亜目グンディ下目に分割される。
Sciurognathi は旧来の意味の人為分類として使われ続ける一方で、ITISなどは Sciuromorpha のシノニムとしている。
分類
編集7下目に分けられる。ここではそれらを系統分類での亜目に分けて記す。
- (現在の)リス亜目 Sciuromorpha
- ネズミ亜目 Myomorpha
- ヤマアラシ亜目 Hystricomorpha
- グンディ下目 Ctenodactylomorpha
- (ヤマアラシ下目 Hystricognathi - 従来のヤマアラシ亜目)