RealPlayer(リアルプレーヤー)は、アメリカ合衆国リアルネットワークスが開発したメディアプレーヤーである[1]RealMediaファイル(RealVideoRealAudio)の他にMP3QuickTimeWindows Media など、50種類以上のメディアファイルに対応している[2]

RealPlayer / RealTimes
開発元 リアルネットワークス
初版 1995年4月 (29年前) (1995-04)
最新版
22.0.0.321(Microsoft Windows 7以降)
2.1.217 (macOS)
4.9.103 (iOS)
4.9.20 (Android) /
2022年9月8日 (2年前) (2022-09-08)(Microsoft Windows 7以降)
2016年5月24日 (8年前) (2016-05-24) (macOS)
2017年4月5日 (7年前) (2017-04-05) (iOS)
2017年4月3日 (7年前) (2017-04-03) (Android)
対応OS Microsoft Windows
OS X v10.9以降
iOS 8.0以降
Android 4.4以上
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 メディアプレーヤー
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト 新しい RealPlayer(RealTimes)
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歴史

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  • 1995年4月に、ストリーミングを再生できるメディアプレーヤーとして、RealAudio Playerとしてデビュー[3]
  • バージョン6では名称が「RealPlayer G2」となっている。
  • 2000年8月31日に、バージョン8(日本語版)を公開[4]。名称は「RealPlayer 8」[4]
  • バージョン9 では、これまでの RealPlayerシリーズの欠点だった動作の鈍重さと安定性が劇的に向上し、UIも大きく変わった。同時にRealJukebox(パソコンをジュークボックスのように利用するためのソフトウェア。音楽CDリッピングなども付属していた。)を統合した。名称は「RealOne Player」となった。
  • 2004年4月7日(日本語版の日付)に、バージョン10 を公開。主な変更点は、CDの書き込み速度を30%向上、RealVideo 10やRealAudio 10の品質改善など。名称は旧来の形式に戻った (RealPlayer 10)。バージョン10.5 には、ファイル名に特定の2バイトコードが存在すると再生できないという不具合がある。
  • 2007年11月15日に、新機能を多く搭載し、UIを刷新したバージョン11 の日本語版を公開。Flash Video のサポートとビデオのダウンロードDVD書き込み機能を搭載した[5]ニコニコ動画YouTubeの動画をダウンロードすることができるようになった。
  • 2008年1月31日に、消費者団体 StopBadware.org英語版 が「RealPlayer 10.5」と「RealPlayer 11」をバッドウェアであると認定した[6]。しかし、同年4月3日に、同団体はこれらのバッドウェア認定を解除した[7]
  • 2009年8月20日に、RealPlayer SPの日本語版を公開[8]。以前のバージョンでは、近年多いHD動画をダウンロードしても、METAファイルという独自の拡張子に変換され再生不可能だった。SPの場合、HD動画は、MPEG-4ファイルに変換される。ただし、RealPlayerで再生したい場合はアップグレードかコーデックが必要である。
  • 2010年10月29日に、バージョン14(日本語版)を公開[9]。名称からSPが取れた[9]
  • バージョン15(Windows版)、機能追加。動画ダウンロード、ファイル形式変換編集トリミング)、画像スライドショーFacebook写真を投稿。
  • 2013年12月20日にRealPlayerはRealPlayer Cloudに統一されiCloudとの連携に特化した仕様となった。それ以外の機能は大幅に簡素化されオーディオCDからMP3などのエンコード時のビットレート数も96kbpsまでとなった。そのため全機能を使う場合には有料ソフトにアップグレードが必要となった。
  • 2020年6月3日に発表されたRealPlayer20では、基本機能は継承しつつも画面テーマが一新された。特にRealDownloaderでは、無償版でのダウンロード制限が5メガヒットから10メガビット(毎秒)に引き上げられ、実効速度は倍以上になった。一方でRealMediaHDへの自動コンバート機能は利用できなくなった。同形式へのコンバートを行うには、同梱のRealPlayer Converterを別途使用する必要がある。

サポート規格

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エディション

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RealPlayer (RealTimes)

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  • for Windows 8.1 Update, 10 : 基本/Basicプラン(無料)とPremiumプラン(月額課金)がある。
  • RealTimes for Mac : 無料(配布終了[1])、有料(Mac App Store)。OS X v10.9以降対応。
  • RealTimes for iPad, iPhone : 無料。iOS 8.0 以降対応。
  • RealTimes for Android : Android 4.4 以上対応。

RealPlayer Plus

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Windows 7以降に対応。有料。プレミアム機能が利用できる。

RealPlayer M

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音楽配信サービス付きプレミアムプレーヤー。新規申込受け付けを停止中。

RealPlayer Cloud

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Windowsストアアプリ。無料。RealCloud。アカウント設定方法[2]

脚注

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  1. ^ リアルネットワークス、新しいRealPlayerとRealPlayer Plus 15を公開 〜Facebookに投稿された動画の一覧表示と再生が可能に〜”. リアルネットワークス. PR TIMES (2011年11月15日). 2021年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  2. ^ Web上で再生したDRMなしの動画や音楽をダウンロードできる「RealPlayer」v11”. 窓の杜. インプレス (2007年11月16日). 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  3. ^ The History of RealPlayer”. RealPlayer and RealTimes Blog. RealNetworks. 2020年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  4. ^ a b リアルネットワークス、「RealPlayer 8」日本語版などを8月31日公開”. INTRNET Watch. インプレス (2000年8月31日). 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  5. ^ リアル、「RealPlayer 11」の日本語正式版を公開”. AV Watch (2007年11月15日). 2017年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  6. ^ 米消費者団体がRealPlayerを「バッドウェア」と認定”. INTERNET Watch. インプレス (2008年2月1日). 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  7. ^ 「RealPlayer」の挙動改善、消費者団体がバッドウェア認定を解除”. INTERNET Watch. インプレス (2009年4月6日). 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  8. ^ Realリアルネットワークス、動画を持ち運ぶ最適な手段として RealPlayer SPの日本語版を発表”. アットプレス. ソーシャルワイヤー (2009年8月20日). 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。
  9. ^ a b RealPlayer SP改めRealPlayerの最新バージョン14.0公開、静止画の管理も統合”. INTERNET Watch. インプレス (2010年11月1日). 2021年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月28日閲覧。

関連項目

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