ランドスライド (フリートウッド・マックの曲)

ランドスライド」(Landslide)は、フリートウッド・マック1975年に発表した楽曲。スティーヴィー・ニックスが作詞作曲しリード・ボーカルをつとめている。ディクシー・チックスのカバー・バージョンがヒットした。

ランドスライド
フリートウッド・マック楽曲
収録アルバムファンタスティック・マック
リリース1975年7月11日
録音ロサンゼルス、サウンド・シティ・スタジオ(1975年1月 - 2月)
ジャンルロック
時間3分19秒
レーベルリプリーズ・レコード
作詞者スティーヴィー・ニックス
作曲者スティーヴィー・ニックス
プロデュースフリートウッド・マック
キース・オルセン
ファンタスティック・マック 収録曲
Side 1
  1. 「マンデイ・モーニング」
  2. ウォーム・ウェイズ
  3. 「ブルー・レター」
  4. リアノン
  5. オーヴァー・マイ・ヘッド
  6. 「クリスタル」
Side 2
  1. セイ・ユー・ラヴ・ミー
  2. ランドスライド
  3. 「ワールド・ターニング」
  4. 「シュガー・ダディ」
  5. 「アイム・ソー・アフレイド」
ミュージックビデオ
「Landslide」 - YouTube

概要

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スティーヴィー・ニックスが「ランドスライド」を書いたコロラド州アスペン

話はスティーヴィー・ニックスがフリートウッド・マックへの参加の前に遡る。ニックスは1973年9月リンジー・バッキンガムと共にアルバム『Buckingham Nicks』を発表するがセールスはふるわず、二人はポリドールからレーベル契約を打ち切られてしまう。先行きに不安を感じていた頃に本作品は書かれた。ニックスは次のように述べている[1]

1974年の9月頃だったと思う。私はフェニックスの両親の家にいて、父がこう言ったの。「お前はたぶん、ありったけの時間をかけて音楽に入れ込んでるんだと思う。でもな。あと6か月ばかり時間が作れるというのなら、それで学校に戻りたいって言うのなら、俺が学費を出してやってもいいよ」・・・結局リンジーと私はコロラド州のアスペンに行った。誰かの大きな屋敷があって、家主はピアノを持っていたけれど、私はアスペンの目のくらむような空を見ながらギターで「ランドスライド」を書いた。その3か月後よ。ミック・フリートウッドから電話がかかってきたのは。

1975年1月、ニックスとリンジー・バッキンガムはグループに加入。すぐにアルバムのレコーディングが始まり、同年7月11日発売のアルバム『ファンタスティック・マック』に「ランドスライド」は収録された。

1980年12月発売の2枚組のアルバム『フリートウッド・マック・ライヴ』にライブ・バージョンが収録されている。

1997年5月23日、グループはカリフォルニア州バーバンクで再結成コンサートを行う。コンサートを記録したアルバム『ザ・ダンス』に収録されたライブ・バージョンは翌1998年にシングルカットされ[2]、同年8月8日付のビルボード・Hot 100で51位を記録した[3]。またビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャートで10位を記録した。

2018年1月発売の『ファンタスティック・マック』のエクスパンデッド・エディションまたはボックスセットにアーリー・バージョンが収録された[4][5]

2023年9月8日、2枚組のライブ・アルバム『噂~ライヴ』が発売。1977年8月29日から31日にかけてロサンゼルスのフォーラムで行われた公演のうち18曲が収録され、「ランドスライド」もその中に含まれた[6]

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」(2021年版)において163位にランクされている[7]

カバー・バージョン

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脚注

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