ラリー・ブッカー

アメリカのプロレスラー (1952-2003)

ラリー・ブッカーLarry Wayne Booker1952年1月6日 - 2003年11月29日)は、アメリカ合衆国プロレスラールイジアナ州バトンルージュ出身[1]

ムーンドッグ・スポット
プロフィール
リングネーム ムーンドッグ・スポット
ラリー・レイザム
(ラリー・ラザン)
ラリー・ブッカー
本名 ラリー・ウェイン・ブッカー
ニックネーム 宇宙魔犬
身長 183cm
体重 120kg - 140kg
誕生日 (1952-01-06) 1952年1月6日
死亡日 (2003-11-29) 2003年11月29日(51歳没)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ルイジアナ州の旗 ルイジアナ州
イーストバトンルージュ郡バトンルージュ[1]
デビュー 1976年[2]
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ムーンドッグ・スポットMoondog Spot)およびラリー・レイザムLarry Latham)のリングネームで知られ、ヒールタッグマッチ・プレイヤーとしてWWFやミッドサウス地区で活動した[3]

来歴

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デビュー後の1970年代後半は、ラリー・レイザムリングネームジョージアアラバマなどのディープサウスを転戦。1979年テネシー地区にてウェイン・ファリスブロンド・ボンバーズThe Blonde Bombers)を結成[2]メンフィスCWAでは、ジェリー・ローラー&ビル・ダンディーリッキー・モートン&ソニー・キングなどのチームとAWA南部タッグ王座を争った[4]1980年6月にはファリス、1981年6月にはカール・ファジーとのコンビで、ラリー・ラザンの表記で国際プロレスへの来日が予定されていたが、直前に中止になっている[5]

1981年5月、ムーンドッグ・スポットを名乗りWWFに登場[6]。過去の犯罪歴のためアメリカで活動できなくなったムーンドッグ・キングの後任として、ムーンドッグ・レックスの新パートナーとなってザ・ムーンドッグスThe Moondogs)に加入し[7]、キングが保持していたWWFタッグ王座を継承した[8]。6月8日にはニューヨークマディソン・スクエア・ガーデンにて、新日本プロレス藤波辰巳&谷津嘉章の挑戦も受けている[9]

その後もレックスとのムーンドッグスでの活動を続け、ジョージア・チャンピオンシップ・レスリングプエルトリコWWCなど各地を転戦。1983年4月4日には古巣のCWAにて、スティーブ・カーンスタン・レーンファビュラス・ワンズを破りAWA南部タッグ王座を獲得している[4]1984年より揃ってWWFに復帰し、1987年までジョバーを担当。シングルでは1985年11月7日に開催されたWWF初のPPVザ・レスリング・クラシック』に出場、16人参加のワンナイト・トーナメント1回戦でテリー・ファンクからリングアウト勝ちを収めるも、2回戦の準々決勝でジャンクヤード・ドッグに敗退した[10]

WWF離脱後はレックスとのコンビを解消し、ムーンドッグ・スパイクを新パートナーにムーンドッグスを再編して[11]、1987年10月にはスパイクと共に全日本プロレスに初来日[1]ザ・グレート・カブキ&マイティ井上ジョン・テンタ&タイガーマスクなどのチームをはじめ、ブルーザー・ブロディと組んでの6人タッグマッチではジャンボ鶴田輪島大士とも対戦した[12]。シングル戦線でも活動し、メンフィスでは1987年5月から6月にかけてジェフ・ジャレットを相手にCWAヘビー級王座を争い[13]、アラバマでは1988年1月3日にトム・プリチャードからNWAアラバマ・ヘビー級王座を奪取している[14]

1991年からはCWAの後継団体USWAを主戦場とし、スパイク、クージョスプラット、2代目レックス(ネイサン・ランドルフ)、ローバー(ポール・マックナイト)ら歴代のムーンドッグと組み、1996年にかけてUSWA世界タッグ王座を再三獲得[15]。ムーンドッグスのボス的存在となるが、USWAが活動を停止した1997年、自身もセミリタイアした。

しばらくリングから離れた後、2003年3月19日にジム・ドゥガンとのタッグチームでTNAのPPVに登場[16]。以後、新人のムーンドッグ・パピー・ラブ(マイク・フラワーズ)と新生ムーンドッグスを結成し、同年5月に旗揚げされたインディー団体メンフィス・レスリングへの参戦を開始した[17]

2003年11月29日、ミッドサウス・コロシアムで行われたメンフィス・レスリング主催によるジェリー・ローラーのバースデイ・イベント "Jerry Lawler's Birthday Bash" での試合中に心臓発作を起こして衰弱状態となり、病院に搬送されたが死去した[2][18]。51歳没。

得意技

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獲得タイトル

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NWAミッドアメリカ / コンチネンタル・レスリング・アソシエーション
コンチネンタル・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWAアラバマ・ヘビー級王座:1回[14]
ワールド・レスリング・フェデレーション
ワールド・レスリング・カウンシル
  • WWC世界タッグ王座:1回(w / ムーンドッグ・レックス)
  • WWC北米タッグ王座:1回(w / ムーンドッグ・レックス)
  • WWCカリビアン・タッグ王座:1回(w / ムーンドッグ・レックス)
インターナショナル・チャンピオンシップ・レスリング
ユナイテッド・ステーツ・レスリング・アソシエーション

脚注

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  1. ^ a b c 『全日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P84(2002年、日本スポーツ出版社
  2. ^ a b c Moondog Spot dies during match”. Slam Wrestling (2003年11月30日). 2010年5月26日閲覧。
  3. ^ Moondog Spot”. Online World of Wrestling. 2020年7月4日閲覧。
  4. ^ a b c AWA Southern Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2010年5月26日閲覧。
  5. ^ 『忘れじの国際プロレス』P81、P99(2014年、ベースボール・マガジン社ISBN 4583620802
  6. ^ The WWE matches fought by Moondog Spot in 1981”. Wrestlingdata.com. 2016年2月7日閲覧。
  7. ^ Moondog Rex still howling at the moon”. Slam Wrestling (2009年12月7日). 2010年5月26日閲覧。
  8. ^ a b WWWF-WWF-WWE World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年5月25日閲覧。
  9. ^ WWE Specific Arena Results: MSG 1980-1989”. The History of WWE. 2011年5月26日閲覧。
  10. ^ WWF Wrestling Classic 1985”. pWw-Everything Wrestling. 2011年5月26日閲覧。
  11. ^ The Moondogs”. Online World of Wrestling. 2011年5月25日閲覧。
  12. ^ The AJPW matches fought by Moondog Spot in 1987”. Wrestlingdata.com. 2016年2月7日閲覧。
  13. ^ a b CWA Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年5月26日閲覧。
  14. ^ a b NWA Alabama Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年5月26日閲覧。
  15. ^ a b USWA World Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年5月26日閲覧。
  16. ^ NWA Total Nonstop Action #3”. Cagematch.net. 2016年2月7日閲覧。
  17. ^ Larry Latham: Matches”. Cagematch.net. 2016年2月7日閲覧。
  18. ^ Dark side of the Moondogs: Remembering Memphis wrestling’s most fetching tag team”. Kentucky Fried Rasslin. 2016年2月7日閲覧。
  19. ^ NWA Mid-America Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2011年5月26日閲覧。
  20. ^ ICW/IWCCW Tag Team Title [New England]”. Wrestling-Titles.com. 2023年6月13日閲覧。
  21. ^ Moondog Nathan”. Online World of Wrestling. 2011年5月26日閲覧。
  22. ^ Moondog Nathan”. Wrestlingdata.com. 2016年2月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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