ララクリスティーヌ
ララクリスティーヌ(欧字名:La La Christine、2018年3月9日 - )は、日本の競走馬[1]。2023年の京都牝馬ステークスの勝ち馬である。
ララクリスティーヌ | |||||||||
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2023年阪神カップ出走時 | |||||||||
欧字表記 | La La Christine[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牝[1] | ||||||||
毛色 | 青鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2018年3月9日(6歳)[1] | ||||||||
抹消日 | 2024年3月14日 | ||||||||
父 | ミッキーアイル[1] | ||||||||
母 | スーパーマダム[1] | ||||||||
母の父 | タニノギムレット[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] | ||||||||
生産者 | 土井牧場[1] | ||||||||
馬主 | フジイ興産(株)[1] | ||||||||
調教師 | 斉藤崇史(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 |
17戦6勝 中央:16戦6勝[1] 海外:1戦0勝 | ||||||||
獲得賞金 |
2億3997万8200円[2] 中央:1億8341万7000円[1] SAU:40万米ドル[3] | ||||||||
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戦績
編集デビュー前 - 2歳(2020年)
編集2019年の北海道サマーセールに上場され、フジイ興産(株)に1890万円で落札された。
2020年11月1日、京都競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1400m)にて、中井裕二を背にデビューし初勝利を収める。
3歳・4歳(2021年・2022年)
編集3歳シーズン初戦として1月16日の紅梅ステークスに出走し、ソングラインの2着。初の重賞挑戦で出走した3月14日のフィリーズレビューは14着に沈んだ。その後は条件クラスに戻り、4歳となった2022年2月に3勝クラスの雲雀ステークスを勝利し、オープン入り。2度目の重賞挑戦となった10月29日のスワンステークスは10番人気と余り期待されていなかったが、中団からよく伸びてダイアトニックに次ぐ2着に好走した。11月26日のキャピタルステークスで5勝目をマークする。
5歳(2023年)
編集5歳初戦として、2月18日に阪神競馬場で行われた京都牝馬ステークス(GIII)に出走。道中は好位の内を手応え良く追走し、直線で脚を伸ばして逃げ粘る1番人気のウインシャーロットをゴール寸前で交わし重賞初勝利を飾った[4][5][6][7][8]。
5月14日に東京競馬場で行われたヴィクトリアマイルでは14着と大敗を喫した[9]。その後8月13日の関屋記念では1番人気に推され、中団前方でレースを進めるも直線で伸びを欠き9着に敗退するが[10]、10月28日のスワンステークスは好位からしぶとく脚を伸ばしてウイングレイテストの2着と好走した[11]。暮れの阪神カップでは中団追走も直線伸びあぐねて7着に敗れて、5歳シーズンを終える。
6歳(2024年)
編集サウジアラビアに遠征し、引退レースとなった2月24日のG21351ターフスプリントでは道中中団待機から最後の直線で外から懸命に追い込んで2着に入った[12]。3月14日付けでJRAの競走馬登録を抹消され、現役を引退。引退後は北海道浦河町のヒダカファームで繁殖牝馬となる[13]。
競走成績
編集以下の内容は、JBISサーチ[14]、netkeiba.com[15]およびサカブジョッキークラブ[16]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2020.11. 1 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1400m(良) | 18 | 5 | 9 | 16.0 (7人) | 1着 | 1:23.0(35.0) | -0.2 | 中井裕二 | 54 | (ルチェカリーナ) | 452 | |
2021. 1.16 | 中京 | 紅梅S | L | 芝1400m(良) | 11 | 7 | 8 | 8.8 (6人) | 2着 | 1:21.1(35.6) | 0.5 | 中井裕二 | 54 | ソングライン | 444 |
3.14 | 阪神 | フィリーズR | GII | 芝1400m(良) | 18 | 6 | 11 | 12.1 (6人) | 14着 | 1:21.8(36.0) | 1.1 | 中井裕二 | 54 | シゲルピンクルビー | 444 |
7.31 | 新潟 | 3歳上1勝クラス | 芝1400m(良) | 18 | 4 | 8 | 7.2 (3人) | 1着 | 1:21.0(34.5) | 0.0 | 岩田望来 | 52 | (キャロライナリーパ) | 448 | |
10. 2 | 中京 | 3歳上2勝クラス | 芝1400m(良) | 13 | 7 | 11 | 5.4 (3人) | 5着 | 1:20.8(34.2) | 0.2 | 中井裕二 | 53 | ブルースピリット | 450 | |
10.23 | 新潟 | 寺泊特別 | 2勝 | 芝1600m(稍) | 11 | 7 | 9 | 4.4 (2人) | 1着 | 1:36.4(33.3) | 0.0 | 菅原明良 | 53 | (ヒメノカリス) | 450 |
2022. 1.15 | 小倉 | 壇之浦S | 3勝 | 芝1800m(良) | 12 | 8 | 12 | 16.7 (7人) | 4着 | 1:46.5(35.1) | 0.3 | 中井裕二 | 53 | アリーヴォ | 440 |
2.12 | 東京 | 雲雀S | 3勝 | 芝1400m(良) | 13 | 1 | 1 | 6.8 (3人) | 1着 | 1:21.1(34.0) | -0.2 | 菅原明良 | 53 | (オパールシャルム) | 440 |
8.28 | 新潟 | 朱鷺S | L | 芝1400m(良) | 18 | 8 | 18 | 20.2 (8人) | 2着 | 1:21.0(34.4) | 0.0 | 菅原明良 | 54 | ルプリュフォール | 450 |
10.29 | 阪神 | スワンS | GII | 芝1400m(良) | 18 | 2 | 3 | 31.1(10人) | 2着 | 1:20.0(34.2) | 0.2 | 菅原明良 | 54 | ダイアトニック | 450 |
11.26 | 東京 | キャピタルS | L | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 5.3 (2人) | 1着 | 1:32.5(33.9) | 0.0 | 菅原明良 | 54 | (トリプルエース) | 450 |
2023. 2.18 | 阪神 | 京都牝馬S | GIII | 芝1400m(良) | 18 | 3 | 5 | 5.1 (2人) | 1着 | 1:20.4(33.5) | 0.0 | 菅原明良 | 55 | (ウインシャーロット) | 450 |
5.14 | 東京 | ヴィクトリアM | GI | 芝1600m(良) | 16 | 4 | 8 | 22.4 (6人) | 14着 | 1:33.0(33.9) | 0.8 | 菅原明良 | 56 | ソングライン | 450 |
8.13 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 芝1600m(良) | 17 | 4 | 8 | 4.4 (1人) | 9着 | 1:32.8(33.6) | 0.7 | 菅原明良 | 55 | アヴェラーレ | 456 |
10.28 | 京都 | スワンS | GII | 芝1400m(良) | 18 | 7 | 15 | 10.9 (6人) | 2着 | 1:20.0(34.2) | 0.1 | 菅原明良 | 55 | ウイングレイテスト | 456 |
12.23 | 阪神 | 阪神C | GII | 芝1400m(良) | 17 | 6 | 12 | 10.9 (5人) | 7着 | 1:19.5(34.3) | 0.2 | 菅原明良 | 56 | ウインマーベル | 452 |
2024. 2.24 | KAA | 1351ターフSP | G2 | 芝1351m(GF) | 14 | 8 | 13 | 17.0 (7人) | 2着 | 1:17.98 | 0.10 | C.デムーロ | 55.6 | Annaf | 計不 |
血統表
編集ララクリスティーヌの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ミッキーアイル 2011 鹿毛 北海道安平町 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 北海道早来町 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 スターアイルStar Isle 2004 鹿毛 アイルランド |
*ロックオブジブラルタル | *デインヒル | ||
Offshore Boom | ||||
アイルドフランス | Nureyev | |||
*ステラマドリッド | ||||
母 スーパーマダム 2010 鹿毛 北海道千歳市 |
タニノギムレット 1999 鹿毛 北海道静内町 |
*ブライアンズタイム | Roberto | |
Kelley's Day | ||||
タニノクリスタル | *クリスタルパレス | |||
*タニノシーバード | ||||
母の母 オメガフォーチュン1997 黒鹿毛 北海道千歳市 |
フジキセキ | *サンデーサイレンス | ||
*ミルレーサー | ||||
*エリンバード | Bluebird | |||
Maid of Erin | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-l) | |||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス:3×4 Hail to Reason:5×5 |
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出典 |
- 主な近親にミュゼエイリアン(毎日杯)、エリンコート(優駿牝馬)。詳細はバレークイーン#その他の近親を参照。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ララクリスティーヌ”. JBISサーチ. 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b “競走馬情報 - ララクリスティーヌ”. 日本中央競馬会. 2024年3月17日閲覧。
- ^ “2024 サウジカップ開催 施行競走 登録要綱”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年2月25日閲覧。
- ^ 「【京都牝馬S】上り馬ララクリスティーヌが重賞初制覇」『スポーツ報知』2023年2月18日。2023年2月18日閲覧。
- ^ 「【京都牝馬S結果】ララクリスティーヌが人気2頭のゴール前勝負を制し重賞初V」『netkeiba.com』2023年2月18日。2023年2月18日閲覧。
- ^ 「【京都牝馬S】上り馬ララクリスティーヌが重賞初制覇」『netkeiba.com』2023年2月18日。2023年2月18日閲覧。
- ^ 「【京都牝馬S】ララクリスティーヌがハナ差の接戦を制して重賞初制覇」『サンケイスポーツ』2023年2月18日。2023年2月18日閲覧。
- ^ 「ララクリスティーヌ逃げ粘る1番人気馬を鼻差差し切りV、3度目の挑戦で重賞初勝利/京都牝馬S」『日刊スポーツ』2023年2月18日。2023年2月18日閲覧。
- ^ 「【4歳上次走報】ヘリオス、ケイアイドリーは黒船賞を予定」『サンケイスポーツ』2023年2月21日。2023年2月23日閲覧。
- ^ 【関屋記念】末脚不発…1番人気ララクリスティーヌは9着 〝いつもと違った〟菅原明が語ったレースのポイント東スポ競馬web(東京スポーツ)、2023年8月13日配信・閲覧
- ^ 【スワンS】稽古での驚速を実戦でも!6番人気ララクリスティーヌが2着 菅原明「千四のほうが競馬をしやすい」東スポ競馬web(東京スポーツ)、2023年10月28日配信・閲覧
- ^ 【1351ターフSP】2着ララクリスティーヌはこれがラストランに「感謝の気持ちでいっぱい」日刊スポーツ、2024年2月25日配信・閲覧
- ^ ララクリスティーヌの競走馬登録抹消日本中央競馬会、2024年3月14日配信・閲覧
- ^ “ララクリスティーヌ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月14日閲覧。
- ^ “ララクリスティーヌの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年5月14日閲覧。
- ^ “Sakab Jockey Club”. Sakab Jockey Club. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “血統情報:5代血統表|ララクリスティーヌ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年2月18日閲覧。
- ^ “ララクリスティーヌ - La La Christine - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2023年2月19日閲覧。