ラモン・バルガス
ラモン・バルガス(Ramón Vargas, 1960年9月11日 - )は、メキシコ出身のテノール歌手[1][2][3]。
メキシコシティの生まれ。9歳から地元のグアダルーペ教会合唱団に入団してソロを歌い、カルデナル・ミランダ音楽芸術研究所でアントニオ・ロペスとリカルド・サンチェスに声楽を学んだ。1962年のカルロ・モレッティ国際声楽コンクールに入賞し、モンテレイでのフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの歌劇《薬剤師》の上演に参加してオペラ・デビューを飾った。1983年にエドゥアルド・マータに見い出されてジュゼッペ・ヴェルディの《ファルスタッフ》のフェントン役やヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》のオッターヴィオ役などをうたって実績を積んだ。1986年にはエンリコ・カルーソ国際声楽コンクールで優勝し、ウィーン国立歌劇場の付属学校でレオ・ミュラーの薫陶を受けた。1990年からミラノでロドルフォ・チェレッティの下で研鑽を積み、1992年にメトロポリタン歌劇場にガエターノ・ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》のエドガール役で出演して名声を確立。以後、ウィーン国立歌劇場、スカラ座やコヴェントガーデン王立歌劇場等にも客演した。
脚注
編集- ^ “BIOGRAPHY (long version)”. 2017年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月22日閲覧。
- ^ ラモン・バルガス - Discogs
- ^ “Ramón Vargas”. 2017年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月22日閲覧。