ラブラドル長石
ラブラドル長石(ラブラドルちょうせき、labradorite、ラブラドライト[1])は、曹灰長石(そうかいちょうせき)とも呼ばれる斜長石の一種。灰長石の[(NaAlSi3O8)50-30(CaAl2Si2O8)50-70]組成相で、独立種ではない。
宝石ではなく準貴石としてラブラドライトという名前で販売されている。
光をあてると虹色の輝きを示す性質を持つ。これはイリデッセンス(又は遊色効果)という現象であり、ラブラドル長石のものは特にラブラドル効果、又はラブラドレッセンス(又はシラー効果)と呼ばれる。
斑れい岩、玄武岩など塩基性火成岩に含まれる斜長石は多くはラブラドル長石である。
ホワイトラブラドライトは、間違って、ブルームーンストーン、あるいはロイヤルブルームーンストーンとして売られている場合もある。(レインボームーンストーンもラブラドライトである。)
産出
編集脚注
編集- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター)
関連項目
編集参考文献
編集- 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。
外部リンク
編集- Labradorite (mindat.org)