ラックミエウ橋
ベトナムの橋
ラックミエウ橋(ラックミエウばし、ベトナム語: Cầu Rạch Miễu、漢字: 橋𤃝廟)とは、ベトナム南部、メコンデルタに位置するティエンザン省のミトー市及び、ベンチェ省のチャウタイン県とを結ぶ斜張橋形式の橋である。
ラックミエウ橋 | |
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基本情報 | |
国 | ベトナム |
所在地 | ミトー、チャウタイン |
交差物件 | メコン川 |
建設 | 2002年4月30日 - 2009年1月19日 |
座標 | 北緯10度19分58秒 東経106度20分30秒 / 北緯10.33278度 東経106.34167度座標: 北緯10度19分58秒 東経106度20分30秒 / 北緯10.33278度 東経106.34167度 |
構造諸元 | |
形式 | 斜張橋 |
全長 |
8,331m(アプローチランプ含む) 2,868m(メインブリッジ) |
幅 | 12m |
高さ | 117m |
最大支間長 | 270m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
なお、「ラックミエウ」は南部発音であり、ベトナム語の標準的な北部発音では「ザックミエウ」に近い。
概要
編集2002年4月30日に建設が開始され、2009年1月19日に完成、正式開通した。当初は周囲の交通量の増加もあり2007年の前半に完成し開通する予定であった。アプローチランプを含めた全長は8,331メートルあり、メインブリッジは2,868メートルある。橋の建設には1兆4000億ドンの投資がされた。
構造
編集メインブリッジは2つの部分からなり、その全長は2,868メートルになる。斜張橋形式の橋であり、高さ117メートルの支柱が270メートル間隔で立っている。桁下の高さは37.5メートルあり、10,000トンクラスの船舶が通行できる。橋の中央にはタイソン島がある。900メートルの長さの橋には、安定したカンチレバー法によるプレストレスト・コンクリート構造の高さ7メートルの鉄筋コンクリートの梁が90メートル間隔で置かれている。プレストコンクリートを通した桁橋は40メートルの各径間の補強の役目を果たしている。ランプ部分は5,463メートルになり、2つのメインブリッジはティエンザンとタイソンの2つのメコン川支流を横切っている。橋梁の荷重は30トン。
通行料金
編集通行1回当たりの料金は以下の8種類。バイクは料金を徴収しない。
- 重量18トン以上のトラック・40フィートコンテナ車:14万ドン(約760円)
- 重量10トン以上18トン未満のトラック・20フィートコンテナ車:9万ドン(約490円)
- 定員7人未満の自動車・重量1トン未満のトラック・公共バス:1万5000ドン(約80円)
- 定員7人以上12人未満の自動車・重量1トン以上2トン未満のトラック:2万7000ドン(約150円)
- 定員12人以上31人未満の自動車・重量2トン以上4トン未満のトラック:4万ドン(約220円)
- 重量4トン以上7トン未満のトラック:5万ドン(約270円)
- 定員31人以上のバス・重量7トン以上10トン未満のトラック:6万ドン(約330円)
- 三輪自動車・農耕車・けん引車:1万ドン(約50円)
出典
編集- “Structures / Rach Mieu Bridge” (英語). structurae. 2010年11月19日閲覧。
- “Major southern bridge opens to traffic” (英語). VietnamNews.biz. 2010年11月19日閲覧。
- “ラックミエウ橋:4月2日から通行料の徴収開始”. ベトナムナビ!. 2010年11月19日閲覧。