ラサッド1[1]あるいはラサド1[2]ペルシア語: ماهواره رصد‎)はイラン人工衛星[3][4]。ラサドはペルシア語で「天文観測」を意味する。2011年6月15日サフィールBロケットによって打ち上げられ、低軌道への投入に成功した。イランのロケットを使用して打ち上げた3機目の衛星であり、打上げに成功した2機目の衛星である。

ラサッド1
所属 イラン宇宙機関
打上げ日時 2011-06-15
09:14 UTC
輸送ロケット サフィールB B1
打上げ場所 セムナーン
任務期間 3 週間
軌道減衰 2011-07-06
COSPAR ID 2011-025A
質量 15.3kg
軌道要素
軌道 低軌道
軌道傾斜角 55.7°
遠点高度 288km
近点高度 246km
軌道周期 89.7 分
日周回数 ~15
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前回打ち上げられたオミードには通信装置しか搭載しておらず、電源は内部バッテリーのみに頼っていたが、ラサッド1は150mの分解能を持つカメラを搭載しており、衛星の外周には太陽電池が張り巡らされている[1]姿勢制御には重力傾度安定法が用いられ、衛星上部にあるアンテナは伸びるようになっていると衛星の形状から推測されている[1]

打上げ時の質量は15.3kgで、打上げから3週間後の2011年7月6日に再突入した[5][6]

投入された軌道の分析からラサッド1の目的は地球観測衛星偵察衛星としての本格的運用ではなく、あくまでカメラ撮影やデータ通信などの試験だったとされる[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d サフィール / ラサッド1、打上げ成功”. Космоград (2011年6月18日). 2011年9月12日閲覧。
  2. ^ http://www.sorae.jp/030899/4418.html
  3. ^ Iran launches home-made satellite into orbit”. Telegraph (17 June 2011). 17 June 2011閲覧。
  4. ^ Iran satellite is step towards human space flight”. NewScientist (21 June 2011). 21 June 2011閲覧。
  5. ^ Christy, Robert. “2011”. Zarya Diaries. 2012年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月12日閲覧。
  6. ^ Mcdowell, Jonathan. “planet4589”. Jonathan's space Report. 16 July 2011閲覧。

関連項目

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