大京
日本の不動産会社
(ライオンズマンションから転送)
株式会社大京(だいきょう、Daikyo Incorporated)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を置く日本の不動産会社である。オリックス株式会社の子会社。
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒151-8506 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目24番13号 千駄ヶ谷第21大京ビル 北緯35度40分49.9秒 東経139度42分20.2秒 / 北緯35.680528度 東経139.705611度 |
設立 |
1964年12月11日 (大京観光株式会社)(創業:1960年) |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 7011001025796 |
事業内容 | 不動産開発、不動産販売、都市開発 |
代表者 | 代表執行役社長 深谷 敏成 |
資本金 |
411億71百万円 (2018年3月31日現在) |
売上高 |
460億5,500万円 (2024年3月期)[2] |
営業利益 |
48億3,000万円 (2024年3月期)[2] |
経常利益 |
214億4,000万円 (2024年3月期)[2] |
純利益 |
197億5,800万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
2,277億9,100万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 |
連結5,621名 (2018年3月31日現在) |
決算期 | 3月末日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
オリックス株式会社 100% (2019年1月25日現在) |
主要子会社 | 穴吹工務店、大京アステージ、大京穴吹不動産 |
関係する人物 | 横山修二(創業者) |
外部リンク | https://www.daikyo.co.jp/ |
概要
編集大京は東京圏、名古屋圏、大阪圏の三大都市圏を中心に6,000棟以上の『ライオンズマンション』シリーズを展開する。2012年(平成24年)度の事業主別マンション供給戸数ランキングは全国6位(3,130戸)、首都圏5位(1,958戸)、近畿圏18位(450戸)。
オリックスの子会社であることに加え、オリックスによる子会社化以前から旧・三和銀行(現・三菱UFJ銀行)が主要取引銀行であることから、オリックスと同様みどり会の会員企業[3]であり三和グループ[注 1]に属している。
同じオリックス・グループのオリックス・バファローズのオフィシャルスポンサーも務める。
沿革
編集- 1960年 - 株式会社大京商事設立
- 1964年 - 大京観光株式会社設立
- 1968年 - ライオンズマンションシリーズ第1号「ライオンズマンション赤坂」分譲開始
- 1969年 - 大京管理株式会社(現株式会社大京アステージ)設立
- 1978年 - 事業主別マンション発売戸数で初の業界第1位となる
- 1982年 - 東京証券取引所市場第2部に上場
- 1984年 - 東京証券取引所市場第1部に指定替え
- 1985年 - 東京都紀尾井町の旧司法研修所跡地を落札[5]
- 1986年 - 大阪証券取引所市場第1部に上場
- 1987年 - 大京観光株式会社から株式会社大京に商号変更
- 1988年 - 株式会社大京住宅流通設立
- 1998年 - 分譲マンションとして日本一(当時)の高さとなる「エルザタワー55」竣工
- 2004年 - 産業再生機構による支援決定[6]
- 2005年 - オリックス株式会社と資本提携、関連会社となる[7]
- 2006年 - 事業主別年間マンション発売戸数で29年連続業界第1位となる
- 2007年 - 沖縄大京と大京管理が合併し、大京アステージに社名変更、同時に大京住宅流通も大京リアルドに社名変更
- 2007年 - 扶桑レクセルを完全子会社化
- 2009年 - 扶桑レクセルを簡易吸収合併、同社の立体駐車装置事業を扶桑エンジニアリング(現・IHI扶桑エンジニアリング)として分社化
- 2009年 - 大阪証券取引所上場廃止
- 2010年 - 会社更生法に基づく再建手続きを進める穴吹工務店とのスポンサー契約および業務提携を締結[8][9]
- 2012年 - 扶桑エンジニアリングの全株式をIHI運搬機械に売却
- 2013年 - 穴吹工務店の全株式を取得し100%子会社化[10][11]
- 2014年 - 優先株の普通株への転換に伴い、2月27日にオリックス株式会社の連結子会社となる[12][13]
- 2017年 - 8月16日 格付投資情報センター(R&I)が大京の発行体格付けを「トリプルBプラス」から「シングルAマイナス」に1段階引き上げた
- 2018年 - オリックス株式会社が株式公開買付けにより株式の94.07%を取得[14]
- 2019年 - オリックスによる株式売渡請求により、東京証券取引所市場第1部上場廃止[15]
グループ会社
編集- 株式会社穴吹工務店
- 株式会社大京アステージ
- 株式会社穴吹コミュニティ
- 株式会社大京穴吹建設
- 株式会社秀建
- 株式会社大京穴吹不動産
- オリックス・ファシリティーズ株式会社
- 琉球ファシリティーズ株式会社
- 大京香港株式会社
- 株式会社台湾大京
- 大京オーストラリア株式会社
提供テレビ番組
編集- 現在
- なし
主な実績
編集スポーツ活動
編集かつては1973年創部の陸上競技部があったが、バブル崩壊の影響により、1992年限りで解散した[16]。解散時点で男子3人・女子15人の選手が所属し、短距離走の不破弘樹、やり投の吉田雅美や松井江美らがいた[16]。
その他
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 役員一覧 - 株式会社大京
- ^ a b c d e 株式会社大京 第100期決算公告
- ^ a b “メンバー会社一覧”. みどり会. 株式会社みどり会. 2024年8月10日閲覧。
- ^ 田中彰「六大企業集団の無機能化 : ポストバブル期における企業間ネットワークのオーガナイジング」、『同志社商学』64巻5号、同志社大学商学会、doi:10.14988/pa.2017.0000013201、NAID 110009605659 pp. 330-351
- ^ 坪あたり2800万円。公示価格の2.8倍。
- ^ 47NEWS 大京が再生機構を活用へ 金融支援は1800億円 『共同通信』2004年9月20日
- ^ 47NEWS 大京支援企業にオリックス 債権放棄など1300億円 『共同通信』2005年1月27日
- ^ 『スポンサー契約締結および事業家管財人就任等のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)穴吹工務店、2010年5月28日 。2012年1月2日閲覧。
- ^ 『株式会社穴吹工務店の支援に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)大京、2010年5月31日 。2012年1月2日閲覧。
- ^ 大京<8840.T>、穴吹工務店を307億円で子会社化 『ロイターニュース』2013年3月11日
- ^ 株式会社穴吹工務店の株式取得(子会社化)に関するお知らせ (PDF) - 株式会社大京 2013年3月11日
- ^ 親会社の異動に関するお知らせ - 株式会社大京 2014年2月27日
- ^ 株式会社大京の優先株式の取得請求権行使に関するお知らせ - オリックス株式会社 2014年2月27日閲覧
- ^ 親会社であるオリックス株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ (PDF) - 株式会社大京 2018年12月11日
- ^ オリックス株式会社による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせ (PDF) - 株式会社大京 2018年12月21日
- ^ a b 「バブル崩壊のあおり 「大京」陸上部が年内で解散」『読売新聞』1992年12月27日、15面。