ライアン・ロシター
ライアン・ロシター(Ryan Rossiter、1989年9月14日 - )は、プロバスケットボール選手。アメリカ合衆国ニューヨーク州スタテンアイランド出身。ポジションはパワーフォワード。日本国内のB.LEAGUE・アルバルク東京に所属する。
アルバルク東京 No.22 | |
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ポジション | PF |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1989年9月14日(35歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州スタテンアイランド |
身長 | 206cm (6 ft 9 in) |
体重 | 116kg (256 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | モンシニョール・ファレル高等学校 |
大学 | シエナ大学 |
プロ選手期間 | 2011–現在 |
経歴 | |
2011-2012 | ドゥナン・ヴォルテール |
2012-2013 | カントン・チャージ |
2013-2021 | リンク栃木ブレックス 宇都宮ブレックス |
2021- | アルバルク東京 |
選手情報 B.LEAGUE.jp |
来歴
編集NCAAディビジョン1所属でニューヨーク州にあるシエナ大学に入学。3年次に平均13.8得点、11.1リバウンドをあげて、メトロ・アトランティック・アスレチック・カンファレンスファーストチームに選ばれた。4年次には、モアヘッド州立大学のケネス・フェリードに次ぐ全米2位の平均13.2リバウンドをあげて、カンファレンスの最優秀選手に選ばれた。大学4年間で歴代1位の1151リバウンド、歴代3位の167ブロックショットをあげた。
2011年のNBAドラフトでは指名されず、フランス2部リーグのASCドゥナン・ヴォルテールでプレーした[1]。2012年、Dリーグのカントン・チャージに加入した[2]。
2013-14シーズン開幕前の2013年8月にリンク栃木ブレックスに入団[3]、12月には平均24.1得点、13.1リバウンドをあげて月間最優秀選手に選ばれた。
2014-15シーズン、2015年3月28日の和歌山トライアンズとのプレーオフでは、トリプルダブルをマークした[4]。このシーズンNBL2位の平均13.3リバウンド、同4位の平均19.9得点をあげてリーグのベスト5に選ばれた[5]。
2015-16シーズンは1試合平均23.7得点(NBL3位)、12.5リバウンド(NBL2位)、1.9スティール(NBL3位)の成績でNBLレギュラーシーズンMVP、ベスト5を受賞。第91回天皇杯で準優勝してベスト5を受賞。
2016-17シーズンは、平均13.3リバウンドで、ニック・ファジーカス、ジョシュ・ハレルソンらを抑えて初のリバウンド王を受賞。プレーオフでも全試合先発出場で優勝に貢献した。
2018-19シーズン、背番号を32から22に変更した。2018年12月8日の琉球ゴールデンキングス戦でBリーグ史上最多となる1試合52得点を記録した(従来の記録はダバンテ・ガードナーの47得点)[6]。千葉ジェッツとのプレーオフ準決勝第1戦の試合途中に負傷退場した[7]。その後右腓骨骨挫傷により第2戦を欠場、チームは連敗し準決勝で敗退した[8]。
2019-20シーズン、2019年12月に日本国籍を取得した[9]。バスケットボール男子日本代表に選出され、2020年2月24日の2021年FIBA男子アジアカップ予選台湾戦で初出場。シーズンではベストファイブを受賞。
プレースタイル
編集ステップワークを活かした多彩なシュートが持ち味。ポストからのフェイダウェイ、ドライブからのレイアップが得点源である。レイアップ時にはユーロステップも使用し、フローターシュートも頻度が多い。また時折みせる3ポイントシュートも高確率で決めてくる。走力もあるためファストブレイクでの得点も得意。またリバウンドにも強く、ポジションニングを身長を活かして空中戦を制す。そのため得点、リバウンドで毎試合ダブルダブルを期待できる選手である。フリースローが苦手と言われていたが、2020-21シーズンまでは50-60%台だったものの、21-22シーズンから68.5%にまで改善。22-23シーズンは85.7%(2023/2/6時点)とチーム平均75.8%を大きく上回る結果を残している。
個人成績
編集レギュラーシーズン
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013-14 | 栃木 | 54 | 54 | 32.9 | .580 | .306 | .737 | 11.8 | 1.8 | 0.9 | 1.1 | 2.0 | 21.3 |
2014-15 | 53 | 52 | 33.5 | .538 | .500 | .645 | 13.3 | 3.1 | 1.1 | 1.1 | 1.9 | 19.9 | |
2015-16 | 47 | 47 | 35.7 | .552 | .231 | .527 | 12.6 | 3.1 | 1.9 | 0.9 | 2.2 | 23.7 | |
2016-17 | 59 | 59 | 30.7 | .507 | .284 | .445 | 13.3 | 3.2 | 1.5 | 0.8 | 1.9 | 17.3 | |
2017-18 | 57 | 56 | 28.3 | .465 | .339 | .426 | 10.2 | 4.4 | 1.2 | 0.3 | 2.2 | 13.5 | |
2018-19 | 58 | 58 | 30.7 | .525 | .463 | .589 | 11.3 | 4.8 | 1.3 | 0.9 | 1.9 | 19.8 | |
2019-20 | 40 | 40 | 29.3 | .519 | .383 | .603 | 10.4 | 4.3 | 1.6 | 0.8 | 1.9 | 18.0 |
- 2019-20シーズンは40試合で打ち切り
プレーオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 栃木 | 6 | 6 | 28.2 | .507 | .000 | .500 | 8.8 | 4.0 | 1.2 | 0.8 | 2.2 | 13.5 |
2018 | 2 | 2 | 28.4 | .321 | .200 | --- | 7.0 | 7.0 | 2.0 | 1.0 | 1.0 | 19.8 | |
2019 | 3 | 3 | 25.7 | .545 | .200 | .385 | 7.0 | 7.0 | 2.7 | 1.6 | 0.7 | 14.0 |
表彰・記録
編集- MVP:1回(2015-16)
- リバウンド王:1回(2016-17)
- ベストファイブ:2回(2014-15, 2019-20)
- 1試合52得点(2018年12月8日、Bリーグ新記録、従来の記録はダバンテ・ガードナーの47得点)[6]
脚注
編集- ^ “Siena's Rossiter signs with French pro team”. タイムズ・ユニオン (2011年8月10日). 2015年6月28日閲覧。
- ^ “NBA D-League 2012 Opening Night Rosters”. Dリーグ (2012年11月21日). 2015年6月28日閲覧。
- ^ “Ryan Rossiter Headed To Japan”. シエナ・セインツ (2013年8月20日). 2015年6月28日閲覧。
- ^ “ブレックス、100点ゲームで圧勝 ライアンがトリプルダブルの活躍”. 下野新聞 (2015年3月29日). 2015年6月28日閲覧。
- ^ “田臥、ロシターがベスト5 NBL 複数選出ブレックスのみ” (2015年5月8日). 2015年6月28日閲覧。
- ^ a b “Bリーグ 栃木・ロシターがB1史上最多の52得点”. スポーティングニュース (2018年12月8日). 2020年1月26日閲覧。
- ^ “ブレックス 主力欠き後半失速 千葉に67-75 CS準決勝第1戦”. 下野新聞 (2019年5月5日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ “ロシター不在の穴 最後まで響く ブレックスCS準決勝第2戦、千葉に83-88”. 下野新聞 (2019年5月6日). 2019年5月6日閲覧。
- ^ “ブレックス・ロシター選手、日本国籍取得 五輪出場に期待も”. 下野新聞SOON (2019年12月7日). 2019年12月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Bリーグによる選手紹介ページ
- ライアン・ロシター (@rossiter22) - X(旧Twitter)
- ライアン・ロシター (@ryanrossiter) - Instagram