ヨークタウン (ミサイル巡洋艦)
ヨークタウン(USS Yorktown, DDG-48/CG-48)は、アメリカ海軍のミサイル巡洋艦。タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の2番艦。艦名はアメリカ独立戦争のヨークタウンの戦いにちなみ、その名を持つ艦としては5隻目。
ヨークタウン | |
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基本情報 | |
運用者 | アメリカ海軍 |
艦種 | ミサイル巡洋艦 |
級名 | タイコンデロガ級 |
モットー | Victory is our tradition |
艦歴 | |
発注 | 1980年4月28日 |
起工 | 1981年10月19日 |
進水 | 1983年1月17日 |
就役 | 1984年7月4日 |
退役 | 2004年12月3日 |
要目 | |
満載排水量 | 9,590トン |
全長 | 172.46 m |
最大幅 | 16.76 m |
吃水 | 9.5 m |
機関 | COGAG方式 |
主機 | LM2500ガスタービンエンジン×4基 |
推進 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 86,000仏馬力 (63,000 kW) |
速力 | 30ノット (56 km/h) 以上 |
航続距離 | 6,000海里 (20kt巡航時) |
乗員 | 358名 (士官33名) |
兵装 | |
搭載機 | SH-2 LAMPSヘリコプター×2機 |
FCS | |
C4ISTAR | イージス武器システム (AWS) |
レーダー | |
ソナー |
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電子戦・ 対抗手段 |
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艦歴
編集1984年7月4日にバージニア州ヨークタウンで就役した。イージス防衛システムが搭載された艦として、ヨークタウンは各種の耐用試験が繰り返された。
ヨークタウンの最初の配備は1985年8月から1986年4月まで行われ、その間の活動にはアキレ・ラウロ号事件への対応、2度の黒海哨戒、リビア沖での作戦活動が含まれる。
1988年、スプルーアンス級駆逐艦「カロン」と共に黒海のソビエト連邦領海に侵入し、ソ連海軍のクリヴァク型フリゲート「ベズザトヴェートヌィイ」により体当たり攻撃を受け、ハープーンの発射装置に損害を受けた。
→詳細は「1988年黒海衝突事件」を参照
1996年からアメリカ海軍主導によるスマートシップ・プログラムに参加。
1997年9月21日バージニア州ケープ・チャールズ沿岸を航行中に、乗組員がデータベースフィールドに0を入力したために艦に搭載されていたRemote Data Base Managerでゼロ除算エラーが発生し、ネットワーク上の全てのマシンのダウンを引き起こし2時間30分にわたって航行不能に陥った。 これは搭載されていたWindows NT 4.0そのものではなくアプリケーションによって引き起こされたものだったが、オペレーティングシステムの選択への批判が続いた[1]。
2004年12月3日に退役した。
脚注
編集- ^ Slabodkin, Gregory (1998年7月13日). “Software glitches leave Navy Smart Ship dead in the water”. Government Computer News. 2009年6月18日閲覧。