ヨハンナ・ラーション
ヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson, 1988年8月17日 - )は、スウェーデン・ボルデン出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス2勝、ダブルス14勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス45位、ダブルス20位。身長174cm、体重66kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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ヨハンナ・ラーション | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | スウェーデン | |||
出身地 | 同・ボルデン | |||
居住地 | 同・ヘルシンボリ | |||
生年月日 | 1988年8月17日(36歳) | |||
身長 | 174cm | |||
体重 | 66kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2006年 | |||
引退年 | 2020年 | |||
ツアー通算 | 16勝 | |||
シングルス | 2勝 | |||
ダブルス | 14勝 | |||
生涯通算成績 | 743勝523敗 | |||
シングルス | 442勝338敗 | |||
ダブルス | 301勝185敗 | |||
生涯獲得賞金 | $4,033,736 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2015・16・19) | |||
全仏 | 3回戦(2014) | |||
全英 | 1回戦(2011-18) | |||
全米 | 3回戦(2014・16) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト8(2015) | |||
全仏 | ベスト4(2019) | |||
全英 | 3回戦(2018) | |||
全米 | 3回戦(2015・17) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 45位(2017年9月19日) | |||
ダブルス | 20位(2017年10月30日) | |||
来歴
編集5歳でテニスを始め、2006年にプロに転向。
4大大会では2010年全仏オープンで初出場した。シングルスでは2014年全仏オープン、2014年全米オープン、2016年全米オープンの3回戦進出が最高成績である。
2015年7月の地元のボースタード大会の決勝でモナ・バルテルを 6–3, 7–6(2) で破りWTAシングルスツアー初優勝を果たした[1]。
2016年8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場したが、シングルス1回戦でフランスのアリーゼ・コルネに 1-6, 6-2, 3-6 で敗れ初戦で敗退した。
ダブルスではオランダのキキ・ベルテンスとのペアでWTAツアー9勝を挙げた。4大大会でも2015年全豪オープンと2016年全仏オープンでベスト8に進出している。2017年のWTAファイナルにも出場し決勝でティメア・バボシュ&アンドレア・フラバーチコバ組に 6–4, 4–6, [5–10] で敗れ準優勝した。
2019年全仏オープンではキルステン・フリプケンスと組んだ女子ダブルスで自己最高のベスト4に進出した。
ラーションは2020年2月、31歳で現役引退を発表した[2]。
WTAツアー決勝進出結果
編集シングルス: 5回 (2勝3敗)
編集大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–0) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (0–0) |
インターナショナル (2–3) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2010年7月25日 | ポルトロス | ハード | アンナ・チャクベタゼ | 1–6, 2–6 |
準優勝 | 2. | 2011年7月9日 | ボースタード | クレー | ポロナ・ヘルツォグ | 4–6, 5–7 |
準優勝 | 3. | 2013年7月21日 | ボースタード | クレー | セリーナ・ウィリアムズ | 4–6, 1–6 |
優勝 | 1. | 2015年7月19日 | ボースタード | クレー | モナ・バルテル | 6–3, 7–6(2) |
優勝 | 2. | 2018年5月26日 | ニュルンベルク | クレー | アリソン・リスク | 7–6(4), 6–4 |
ダブルス: 23回 (14勝9敗)
編集大会グレード |
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グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–1) |
プレミア・マンダトリー (0–0) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (0–0) |
インターナショナル (14-8) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2010年9月19日 | ケベックシティ | ハード (室内) |
ソフィア・アルビドソン | ベサニー・マテック=サンズ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
6–1, 2–6, [10–6] |
優勝 | 2. | 2011年6月12日 | コペンハーゲン | ハード (室内) |
ジャスミン・ヴェール | クリスティナ・ムラデノビッチ カタジナ・ピーター |
6–3, 6–3 |
準優勝 | 1. | 2013年2月23日 | メンフィス | ハード (室内) |
ソフィア・アルビドソン | クリスティナ・ムラデノビッチ ガリナ・ボスコボワ |
6–7(5–7), 3–6 |
準優勝 | 2. | 2014年2月22日 | リオデジャネイロ | クレー | シャネル・シェパーズ | イリーナ=カメリア・ベグ マリア・イリゴエン |
2-6, 0-6 |
優勝 | 3. | 2015年1月17日 | ホバート | ハード | キキ・ベルテンス | ビタリア・ディアチェンコ モニカ・ニクレスク |
7–5, 6–3 |
優勝 | 4. | 2015年7月19日 | ボースタード | クレー | キキ・ベルテンス | タチアナ・マリア オリガ・サブチュク |
7–5, 6–4 |
準優勝 | 3. | 2015年9月27日 | ソウル | ハード | キキ・ベルテンス | ララ・アルアバレナ アンドレヤ・クレパーチ |
6–2, 3–6, [6–10] |
準優勝 | 4. | 2016年2月27日 | アカプルコ | ハード | キキ・ベルテンス | アナベル・メディナ・ガリゲス アランチャ・パラ・サントンハ |
0–6, 4–6 |
優勝 | 5. | 2016年5月21日 | ニュルンベルク | クレー | キキ・ベルテンス | 青山修子 レナタ・ボラコバ |
6–3, 6–4 |
優勝 | 6. | 2016年9月25日 | ソウル | ハード | キルステン・フリプケンス | 大前綾希子 ピアンターレ・プリプエチ |
6–2, 6–3 |
優勝 | 7. | 2016年10月16日 | リンツ | ハード (室内) |
キキ・ベルテンス | アンナ=レナ・グローネフェルト クベタ・ペシュケ |
4–6, 6–2, [10–7] |
優勝 | 8. | 2016年10月22日 | ルクセンブルク | ハード (室内) |
キキ・ベルテンス | モニカ・ニクレスク パトリシア・マリア・ティグ |
4–6, 7–5, [11–9] |
優勝 | 9. | 2017年1月7日 | オークランド | ハード | キキ・ベルテンス | デミ・シュース レナタ・ボラコバ |
6–2, 6–2 |
準優勝 | 5. | 2017年5月27日 | ニュルンベルク | クレー | キルステン・フリプケンス | ニコール・メリヒャル アナ・スミス |
6–3, 3–6, [9–11] |
優勝 | 10. | 2017年7月23日 | グシュタード | クレー | キキ・ベルテンス | ビクトリヤ・ゴルビッチ ニナ・ストヤノビッチ |
7–6(4), 4–6, [10–7] |
優勝 | 11. | 2017年9月24日 | ソウル | ハード | キキ・ベルテンス | ルクシカ・クムクム ペアングタルン・プリプエチ |
6–4, 6–1 |
優勝 | 12. | 2017年10月16日 | リンツ | ハード (室内) |
キキ・ベルテンス | ナテラ・ザラミズ クセーニャ・クノル |
3–6, 6–3, [10–4] |
準優勝 | 6. | 2017年10月29日 | シンガポール | ハード (室内) |
キキ・ベルテンス | ティメア・バボシュ アンドレア・フラバーチコバ |
6–4, 4–6, [5–10] |
準優勝 | 7. | 2018年2月25日 | ブダペスト | ハード (室内) |
キルステン・フリプケンス | ヒオヒーナ・ガルシア・ペレス ファンニ・シュトッラル |
6–4, 4–6, [3–10] |
準優勝 | 8. | 2018年5月26日 | ニュルンベルク | クレー | キルステン・フリプケンス | デミ・シュールス カタリナ・スレボトニク |
6–3, 3–6, [7–10] |
優勝 | 13. | 2018年10月14日 | リンツ | ハード (室内) |
キルステン・フリプケンス | ラケル・アタウォ アンナ=レナ・グローネフェルト |
4–6, 6–4, [10–5] |
準優勝 | 9. | 2019年1月12日 | ホバート | ハード | キルステン・フリプケンス | 詹皓晴 ラティシア・チャン |
3–6, 6–3, [6–10] |
優勝 | 14. | 2019年6月23日 | マヨルカ | 芝 | キルステン・フリプケンス | マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス サラ・ソリベス・トリモ |
6–2, 6–4 |
4大大会シングルス成績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | LQ | A | 1R | 1R | 1R | 1R | 2R | 2R | A | 1R | 2R | 1R | 3–9 |
全仏オープン | LQ | A | 2R | 2R | 1R | 2R | 3R | 1R | 2R | 2R | 1R | 2R | A | 8–10 |
ウィンブルドン | LQ | A | LQ | 1R | 1R | 1R | 1R | 1R | 1R | 1R | 1R | LQ | NH | 0–8 |
全米オープン | LQ | A | 1R | 1R | 1R | 1R | 3R | 1R | 3R | 1R | 2R | 1R | A | 5–10 |
脚注
編集- ^ “地元のラーションが前年覇者を倒してWTAツアー初優勝、ダブルスも制覇 コレクター スウェーディッシュ・オープン”. THE TENNIS DAILY. (2015年7月20日)
- ^ “スウェーデンのヨハンナ・ラーションが現役引退を発表「素晴らしい旅だった」”. テニスマガジン. (2019年3月1日)
- ^ Johanna Larsson comes out: 'I am lesbian'
外部リンク
編集- ヨハンナ・ラーション - WTAツアーのプロフィール
- ヨハンナ・ラーション - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- ヨハンナ・ラーション - 国際テニス連盟