ユニティ州
南スーダンの州
ユニティ州(ユニティしゅう、英語: Unity、アラビア語: الوحدة, Al-Wahda)は、南スーダンの州。州都はベンティーウ。2015年に一度消滅するも、2020年に再建された。しかし州北部がルウェン行政区として分離したため、以前よりも小さくなっている。
ユニティ州 الوحدة Unity | ||
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ユニティ州の位置(2015年以前) | ||
北緯9度0分 東経29度42分 / 北緯9.000度 東経29.700度座標: 北緯9度0分 東経29度42分 / 北緯9.000度 東経29.700度 | ||
国 | 南スーダン | |
地方 | 上ナイル地方 | |
州都 | ベンティーウ | |
面積 | ||
• 合計 | 26,440.22 km2 | |
人口 (2008年) | ||
• 合計 | 486,346人 | |
• 密度 | 18人/km2 | |
等時帯 | UTC+2 (CAT) | |
ISO 3166コード | SS-UY |
歴史
編集スーダン(北スーダン)と南スーダンの国境付近にあるため、スーダン内戦などの影響を受けてきた。2012年に発生した南北国境紛争では、州都のベンティーウが空爆を受けている。
地理
編集ジョングレイ州および上ナイル州とともに、上ナイル地方を構成する。
隣接するスーダン共和国コルドファーン地方の南コルドファーン州には、ヘグリグ油田やアビエイ地域があり、油田があることから係争地となっている。
行政区分
編集ユニティ州は、9の郡からなる。
産業
編集ユニティ州の主要産業は農業及び牧畜である。農業は主に雨季に行われる。都市部より農村部の人口が圧倒的に多いため、野菜などの園芸作物はあまり栽培されていない。
この州には豊富な石油の埋蔵があり、1970年代にスーダン初の油田が発見されたのもこの州であった。ユニティ油田をはじめとするムグラド盆地の石油埋蔵量は1.5億バレルと推定されている[1]。大ナイル石油パイプラインはユニティ油田が起点となっている。
住民
編集民族
編集ユニティ州には多数派のヌエル人と少数派のディンカ人が居住している。
言語
編集ヌエル語は、ナイル諸語のディンカ語とともに、ナイル・サハラ語族に属す。
宗教
編集脚注
編集- ^ NPA Group 2008, 'Sudan - Muglad Basin' Archived 2008年5月17日, at the Wayback Machine., www.npagroup.co.uk, 27 February. Retrieved on 5 March 2008.