モナリザ (映画)

イギリスの映画作品 (1986)

モナリザ』(Mona Lisa)は、1986年イギリス犯罪映画。監督はニール・ジョーダン、出演はボブ・ホスキンスキャシー・タイソン英語版マイケル・ケインなど。中年のアウトローが恋した高級娼婦を守るために身を挺して戦う姿を描いている[2]

モナリザ
Mona Lisa
監督 ニール・ジョーダン
脚本 ニール・ジョーダン
デヴィッド・リーランド英語版
製作 パトリック・カサヴェッティ
スティーブン・ウーリー英語版
製作総指揮 ジョージ・ハリスン
デニス・オブライエン
出演者 ボブ・ホスキンス
キャシー・タイソン英語版
マイケル・ケイン
音楽 マイケル・ケイメン
主題歌 ナット・キング・コール
モナ・リザ英語版
撮影 ロジャー・プラット
編集 レスリー・ウォーカー英語版
製作会社 ハンドメイド・フィルムス
パレス・プロダクション
配給 イギリスの旗 ハンドメイド・フィルムス
日本の旗 日本ヘラルド
公開 イギリスの旗 1986年6月13日
日本の旗 1987年3月21日
上映時間 104分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $5,794,184[1]
テンプレートを表示

主演のボブ・ホスキンスが、カンヌ国際映画祭男優賞英国アカデミー賞主演男優賞ゴールデングローブ賞主演男優賞ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞など様々な賞を受賞した。タイトルは、主題歌としても使われているナット・キング・コールによる1950年同名ヒット曲英語版から採られた。

ストーリー

編集

ロンドンの刑務所を出所したばかりのチンピラの中年男ジョージ。彼はギャング組織の親分モートウェルの身代わりとして刑務所に入ったのだが、出所したとて行くあてもなく、旧友トーマスの元に身を寄せる。愛娘ジェニーに会いたくとも、別れた妻はけんもほろろに会わせてくれない。やがてジョージは組織から運転手の仕事を回してもらうが、それは高級コールガール・シモーヌの送迎というものだった。 美人だが高飛車な態度のシモーヌとはじめはソリの合わなかったジョージだったが、次第に親しみが生まれ、彼女に惹かれて行く。そしてシモーヌの妹分で、今や夜の歓楽街で行方知れずとなったキャシーの探索を手伝うことになる。

キャスト

編集

作品の評価

編集

映画批評家によるレビュー

編集

Rotten Tomatoesによれば、32件の評論のうち高評価は97%にあたる31件で、平均点は10点満点中8.1点となっている[3]Metacriticによれば、20件の評論のうち、高評価は18件、賛否混在は2件、低評価はなく、平均点は100点満点中85点となっている[4]

受賞歴

編集
部門 対象 結果
第59回アカデミー賞 主演男優賞 ボブ・ホスキンス ノミネート
第52回ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 ボブ・ホスキンス 受賞
助演女優賞 キャシー・タイソン 次点
第44回ゴールデングローブ賞 作品賞(ドラマ部門) ノミネート
主演男優賞(ドラマ部門) ボブ・ホスキンス 受賞
助演女優賞 キャシー・タイソン ノミネート
脚本賞 ニール・ジョーダン、デヴィッド・リーランド
第40回英国アカデミー賞英語版 作品賞 ノミネート
監督賞 ニール・ジョーダン
主演男優賞 ボブ・ホスキンス 受賞
主演女優賞 キャシー・タイソン英語版 ノミネート
オリジナル脚本賞 ニール・ジョーダン、デヴィッド・リーランド英語版
編集賞 レスリー・ウォーカー英語版
第39回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール(最高賞) ノミネート
男優賞 ボブ・ホスキンス 受賞[注 1]
第21回全米映画批評家協会賞英語版 主演男優賞 ボブ・ホスキンス 受賞
第12回ロサンゼルス映画批評家協会賞 主演男優賞 ボブ・ホスキンス 受賞
助演女優賞 キャシー・タイソン 受賞[注 2]
第7回ボストン映画批評家協会賞 主演男優賞英語版 ボブ・ホスキンス 受賞

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ タキシード』のミシェル・ブランとの同時受賞。
  2. ^ ハンナとその姉妹』のダイアン・ウィーストとの同時受賞。

出典

編集
  1. ^ Mona Lisa” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月14日閲覧。
  2. ^ モナリザ - 映画.com
  3. ^ Mona Lisa (1986)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年6月9日閲覧。
  4. ^ Mona Lisa Reviews” (英語). Metacritic. 2021年6月9日閲覧。

外部リンク

編集