ムルケ型揚陸艇(Mulkae Class LCU)は大韓民国海軍揚陸艇。アメリカ海軍LCULCU-1610型の独航型に範を取ったと見られている。ドック型揚陸艦に搭載されるLCUは露天式の艦橋と起倒式マストを備えるが、本型はやや背の高い密閉された艦橋と固定式の三脚マストを有する。このため、独島級揚陸艦などのドック型揚陸艦に搭載することはできない。 1979年以降、9隻が韓進重工業にて建造された。長さ30.5m、幅5.5mの全通した車輌甲板には、143トンの積載能力があり、戦車1輌または装甲兵員輸送車3輌、ないしは兵員400名を輸送可能である。LCACと比較した場合、速力面では大きく劣る一方(40ノットに対し12ノット)、搭載重量は勝り(2倍以上)、重量物運搬に重宝されている。

ムルケ型揚陸艇
基本情報
艦種 揚陸艇
就役期間 1979年 -
同型艦 9隻
要目
排水量 基準: 220トン
満載: 415トン
全長 41.07m
最大幅 9.07m
吃水 2.08m
機関方式 G,M6-71ディーゼル4基,(1,200馬力
2軸推進
速力 12ノット
航続距離 11ノットで560
乗員 士官2名+12名
兵装 20mm単装機関砲または
シーヴァルカン20mm機関砲2基
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同型艇

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番号 竣工
LCU-72 1979年
LCU-73 1979年
LCU-75 1980年
LCU-76 1980年
LCU-77 1981年
LCU-78 1981年
LCU-79 1997年9月30日
LCU-81 1997年10月31日
LCU-82 1997年11月30日

関連項目

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外部リンク

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