ミリー・オールコック
ミリー・オールコック(英語: Milly Alcock)は、オーストラリアの女優。
ミリー・オールコック | |
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2022年3月 | |
本名 | Amelia May Alcock |
生年月日 | 2000年4月11日(24歳) |
出生地 |
オーストラリア ニューサウスウェールズ州シドニー |
職業 | 女優 |
ジャンル |
テレビドラマ 映画 |
活動期間 | 2014年 - |
主な作品 | |
テレビドラマ 『Upright』 『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』 |
人物
編集有料テレビ企業である「フォクステル」のコメディドラマである『アップライト』(2019年 - 2022年)での演技によりオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞にノミネートされた。さらに2022年8月からHBOで放送されているテレビドラマシリーズ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』でレイニラ・ターガリエン王女の少女時代を演じ、世界デビューを果たした[1]。
2018年にオーストラリアキャスティング協会(CGA)によって期待の新星に選出された。他にフォクス・ショーケースのテレビシリーズ『ファイティング・シーズン』、Netflixテレビドラマシリーズ『パイン・ギャップ』、ストリーミングテレビ「スタン」のテレビドラマシリーズ『黄昏』、および犯罪推理ドラマ『報い』に出演している。
生い立ちと教育
編集2000年4月11日に生を受けた[2][3]オールコックはオーストラリアのシドニーで育った[4]。2人の兄弟がいる[5]。学校で上演された演劇『Red Rocking Hood』で役を演じたことによって演技に魅せられるようになった[6]。ニューサウスウェールズ州にあるニュータウン舞台芸術高等学校に通っていたが、2018年から放送が始まった『アップライト』に出演することにより退学せざるを得なくなった[7]。
経歴
編集2014年、10代で民放テレビ局「Network 10」のロマンチックコメディ『ワンダーランド』でデビューした[4]ほか、オーストラリアのテレビ局「NBNテレビジョン」、イギリスの菓子・飲料メーカー「キャドバリー」、アメリカ合衆国の企業「KFCコーポレーション」、および小売業者「ウールワース」のコマーシャルにも出演した。さらに2015年から2017年までオーストラリアで放送されたディズニー・チャンネルの子供向け番組『B.F. Chefs』と『ハンギングウィズ』の司会者を務めた[8]。2017年、オールコックはウェブテレビドラマ『High Life』(イザベラ・バレット役)でオデッサ・ヤングと共演したほか、ABCのテレビドラマシリーズ『ジャネット・キング』の第3シリーズと最終シリーズにおいてはシンディ・ジャクソン役として出演を果たしている[8]。
2018年にはフォックス・ショーケースのテレビドラマ『ファイティング・シーズン』でマヤ・ノルデンフェルト役を演じたほか、『故郷』の第6シリーズと最終シリーズにおけるエマ・カーヴォルス役、Netflixテレビドラマシリーズ『パイン・ギャップ』のマリッサ・キャンベル役、ABCのテレビドラマシリーズ『レス・ノートン』のシアン・ガレーゼ役として出演した[9]。
2018年から放送されているフォクステルのテレビドラマ『アップライト』では、オーストラリアの奥地2000マイルをヒッチハイクだけで横断する家出中の少女であるメグ役としての出演[10] により、2019年にオーストラリアキャスティング協会から期待の新星として選出されることになった[11]。さらにこの演技により、第10回オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞の最優秀コメディ俳優賞[12]において最年少でノミネートされた[13]。なお、オールコックは『アップライト』第2シリーズで再登場することが決定している[2]ほか、『黄昏』ではジェニー・マクギンティ役、『報い』ではサム・セラート役で出演している[5][7]。
2021年7月、ジョージ・R・R・マーティンが著したファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作とするテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚をドラマ化した2022年のHBOファンタジードラマシリーズ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に登場する少女時代のレイニラ・ターガリエン王女(成年時代はエマ・ダーシーが演じる)にオールコックが起用されることが発表された[14][15]。
私生活
編集『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』に出演する前に、シドニーにいる家族との生活に戻ったオールコックは生活費を賄うために副業に励んだ。その後、ロンドンに移住したオールコックはカムデン区に滞在したのち、イースト・ロンドンに引っ越している[18][19]。
フィルモグラフィー
編集映画
編集年 | 作品名 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2018 | The School | ジーン | |
2020 | The Familiars | アリソン | 短編映画 |
2026 | Supergirl: Woman of Tomorrow |
カーラ・ゾー=エル / スーパーガール |
テレビ番組
編集年 | 作品名 | 役名 | 備考 |
---|---|---|---|
2014 | ワンダーランド Wonderland |
10代の少女 | エピソード「ナルシズム」 |
2015 - 2016 | B.F. Chefs |
司会者 | |
2017 | ハンギングウィズ Hanging With |
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ジャネット・キング Janet King |
シンディ・ジャクソン | 第3話 | |
2018 | 故郷 A Place to Call Home |
エマ・カーヴォルス | 第4話 |
ファイティング・シーズン Fighting Season |
マヤ・ノーデンフェルト | 第6話 | |
パイン・ギャップ Pine Gap |
マリッサ・キャンベル | 第5話 | |
2019 | レス・ノートン Les Norton |
シアン・ガレーゼ | 第4話 |
2019 - | アップライト Upright |
メグ | 主演 |
2020 | 黄昏 The Gloaming |
ジェニー・マギンティ | 第7話 |
報い Reckoning |
サム・セラート | 第10話 | |
2022, 2024 | ハウス・オブ・ザ・ドラゴン House of the Dragon |
レイニラ・ターガリエン王女(少女時代) | 第5話 / メイン(2022) 第3話 / ゲスト (2024) |
Webドラマ
編集年 | 作品名 | 配役 | 備考 |
---|---|---|---|
2017 | High Life |
イザベラ・バレット | 連続ドラマ(第6話) |
受賞歴
編集年 | 賞 | カテゴリ | 対象 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2018 | オーストラリアキャスティング協会 | 2018年・期待の新星 | テレビ出演歴 | 受賞 | [3] |
2020 | オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞 | 最優秀コメディ俳優賞 | テレビドラマシリーズ 『アップライト』 |
ノミネート | [20] |
脚注
編集- ^ Hislop, Madeline (2022年6月23日). “22-year-old Australian Milly Alcock cast in Game of Thrones prequel” (英語). Women's Agenda. 2022年6月28日閲覧。
- ^ a b Knox, David (2022年3月6日). “Production begins on Upright 2” (英語). TV Tonight. 2022年8月22日閲覧。
- ^ a b Bulbul, Nuray (2022年8月22日). “Who is Milly Alcock? The actress playing Princess Rhaenyra in House of the Dragon”. standard.co.uk. 2022年8月22日閲覧。
- ^ a b Rafter, Darcy (2020年12月19日). “What age is Milly Alcock? Actress stars in Game Of Thrones prequel”. The Focus. 2022年8月22日閲覧。
- ^ a b Gay, Danielle (23 March 2020). “Meet rising star Milly Alcock, the 19 year old who is bound to make it big in Hollywood”. 11 September 2022閲覧。
- ^ Jessop, Vicky (22 August 2022). “Milly Alcock on House of the Dragon: 'Things like this don't happen to people like me'”. 11 September 2022閲覧。
- ^ a b Hastings, Christobel (2022年8月16日). “House Of The Dragon: who is Milly Alcock and who does she play?” (英語). Stylist. 2022年8月22日閲覧。
- ^ a b “Milly Alcock (plays Isabella Barrett)”. highlifeseries.com (2 March 2017). 2 February 2022閲覧。
- ^ “Milly Alcock Profile”. shanahan.com.au. 2 February 2022閲覧。
- ^ Sopicki, Leo (2020年7月28日). “ATX TV Review: Downunder Series 'Upright' Premieres and Judd Apatow Likes It” (英語). Blogcritics. 2022年8月22日閲覧。
- ^ “CGA 2018 Rising Stars”. castingguild.com.au/. 24 June 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月24日閲覧。
- ^ “Milly Alcock reveals she dropped out of high school to star in award-winning Foxtel drama Upright”. DUK News (2020年12月19日). 2022年8月22日閲覧。
- ^ Byrnes, Holly (19 December 2020). “Milly Alcock quit school to star in Foxtel drama Upright and it has taken her to the top of the class”. 11 September 2022閲覧。
- ^ “Milly Alcock & Emily Carey Join HBO's GOT Prequel House of the Dragon”. ComingSoon.net (6 July 2021). 11 September 2022閲覧。
- ^ Daly, Helen (2022年8月22日). “Who is Princess Rhaenyra Targaryen and who plays her?” (英語). Radio Times. 2022年8月22日閲覧。
- ^ Gonzalez, Umberto (2024年1月29日). “James Gunn Finds His Supergirl in 'House of the Dragon' Star Milly Alcock | Exclusive” (英語). TheWrap. 2024年1月29日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2024年1月29日). “‘Supergirl’: New Woman Of Steel Is ‘House Of The Dragon’s Milly Alcock” (英語). Deadline. 2024年1月29日閲覧。
- ^ Victory, Constance (24 August 2022). “interview - milly alcock”. 11 September 2022閲覧。
- ^ Rodriguez, Jasmine (16 August 2022). “Milly Alcock - Go Ahead, Unleash That Voice”. 11 September 2022閲覧。
- ^ “2020 AACTA Awards Winners & Nominees” (英語). aacta.org. 2022年8月23日閲覧。
外部リンク
編集- ミリー・オールコック - IMDb
- Milly Alcock (@millyalcockactres) - Instagram