ミナミアフリカオットセイ
ミナミアフリカオットセイ(Arctocephalus pusillus)はアフリカ大陸南部海岸とオーストラリア大陸南部海岸に分布するオットセイの一種。
ミナミアフリカオットセイ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Arctocephalus pusillus Lesson, 1828 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ミナミアフリカオットセイ[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分布
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特徴
編集オットセイの中でも最大かつ強健な種である。大きく幅広い頭に尖った鼻(平らか、僅か上向きになっている)を持つ[2]。外耳介があり、ヒゲは長く、特に成体の雄ではヒゲが耳介を越えて後方に伸びることがある。前鰭脚は、長さの約4分の3がまばらな毛で覆われている。後鰭脚は大きな体に比べて短く、指の先端は短く肉厚である[2]。体長と体重は、亜種によって異なる。南アフリカの亜種は、平均してオーストラリアの亜種よりわずかに大きい。
南アフリカ亜種 (A. p. pusillus) は、オスは平均体長2.3m、体重200-300kg[3]。メスは平均体長1.8mで、ふつうは体重120kgほど[4]。
オーストラリア亜種 (A. p. doriferus) は、オスは体長2.0-2.2m、体重190-280kg[5]。メスは体長1.2-1.8m、体重36-110kg[4]。
成体のオスは濃灰色~褐色で、短く粗い毛で成る濃いたてがみと明色の腹をもつ。成体のメスは明褐色~灰色で、明色の喉と暗色の背・腹を持つ。前鰭脚は暗褐色~黒色である[2]。仔は産まれたときは黒色で、3~5ヶ月で喉部が青白い灰色になる[2]。アフリカの亜種の頭蓋骨には、外後頭のmastoid processとjugular processの間に大きな稜がある[4]。
脚注
編集- ^ 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1-53頁。
- ^ a b c d Randall R. Reeves; Brent S. Stewart; Phillip J. Clapham; James A. Powell (2002). National Audubon Society Guide to Marine Mammals of the World. Alfred A. Knopf, Inc. ISBN 0-375-41141-0.
- ^ “The S.A. Fur Seal”. Botany.uwc.ac.za (2001年2月1日). 1 July 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月13日閲覧。
- ^ a b c King, J. 1983. Seals of the World. Ithaca, New York: Comstock Publishing Associates.
- ^ Arnould, John P.Y.; Hindell, Mark A. (2001). “Dive behaviour, foraging location... preview & related info”. Canadian Journal of Zoology 79: 35–48. doi:10.1139/cjz-79-1-35. hdl:10536/DRO/DU:30015951. オリジナルの2013-02-16時点におけるアーカイブ。 2013年4月13日閲覧。.