ミドリコンゴウインコ(緑金剛鸚哥[3]Ara militaris)は、オウム目インコ科に分類される鳥類

ミドリコンゴウインコ
ミドリコンゴウインコ
ミドリコンゴウインコ Ara militaris
保全状況評価[1][2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: Ara
: ミドリコンゴウインコ
A. militaris
学名
Ara militaris (Linnaeus, 1766)
和名
ミドリコンゴウインコ
英名
Blue-green macaw
Green macaw
Military macaw
Ara militaris

分布

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  • A. m. boriviana ボリビアミドリコンゴウインコ

アルゼンチン北部、ボリビア

  • A. m. mexicana メキシコミドリコンゴウインコ

メキシコ

  • A. m. militaris ミドリコンゴウインコ

エクアドルコロンビアベネズエラペルー

形態

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全長70-71cm。頭部や頸部は青みがかった緑色の羽毛で覆われる。額は赤い羽毛で覆われる。尾羽基部上面(上尾筒)は赤く、尾羽基部下面(下尾筒)は淡青色。尾羽や風切羽の上面は青く、下面は緑がかった黄褐色。

虹彩は淡黄色。眼の周囲が羽毛が無く、ピンク色の皮膚が露出し黒い縞模様が入る。嘴や後肢の色彩は暗灰色。

  • A. m. boriviana ボリビアミドリコンゴウインコ

喉から胸部にかけて不鮮明な褐色の横縞が入る。

分類

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  • Ara militaris boriviana ボリビアミドリコンゴウインコ
  • Ara militaris mexicana メキシコミドリコンゴウインコ
  • Ara militaris militaris (Linnaeus, 1766) ミドリコンゴウインコ

生態

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標高500-2,000mにある乾燥した常緑樹林落葉広葉樹林に生息する。季節によって湿度の高い森林や標高の低い場所へ移動する。ペアもしくは10羽までの小規模な群れを形成し生活する。昼行性で、夜間は断崖や樹洞などで休む。

食性は植物食で、果実(イチジク、ヤシなど)などを食べる。

繁殖形態は卵生。主に断崖に巣(樹洞やテイオウキツツキの古巣を用いることもある)を作り、1回に2-3個の卵を産む。

人間との関係

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開発による生息地の破壊、ペット用の乱獲などにより生息数は激減している。グアテマラでは絶滅したが、飼育下で繁殖させた個体を再導入する試みが進められている。

脚注

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  1. ^ Appendices I, II and III (valid from 26 November 2019)<https://cites.org/eng> (downroad 03/05/2020)
  2. ^ BirdLife International. 2016. Ara militaris. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22685548A93079238. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22685548A93079238.en. Downloaded on 03 May 2020.
  3. ^ 普及版, 動植物名よみかた辞典. “緑金剛鸚哥とは”. コトバンク. 2020年12月29日閲覧。

参考文献

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  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、77、202頁。

外部リンク

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