ミチェル・エンリケス
ミチェル・エンリケス・タマヨ(Michel Enríquez Tamayo , 1979年2月11日 - )は、キューバ共和国青年の島ヌエバ・ヘローナ出身の元野球選手(三塁手)。右投右打。
ラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ 打撃コーチ #48 | |
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基本情報 | |
国籍 | キューバ |
出身地 | 青年の島ヌエバ・ヘローナ |
生年月日 | 1979年2月11日(45歳) |
身長 体重 |
175[1] cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 三塁手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
派遣歴 | |
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国際大会 | |
代表チーム | キューバ |
五輪 | 2004年、2008年 |
WBC | 2006年、2009年 |
この表について
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オリンピック | ||
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男子 野球 | ||
金 | 2004 | 野球 |
銀 | 2008 | 野球 |
ワールド・ベースボール・クラシック | ||
銀 | 2006 | 野球 |
経歴
編集1997-1998シーズンに、キューバ国内リーグであるセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルのトロンヘロス・デ・イスラ・デ・ラ・フベントゥでリーグデビュー。いきなり打率.331、101安打を記録した。
金属バット使用最終シーズンとなった1998-1999シーズンに、打率.391、シーズン最多安打記録を更新する152安打を放った。
2001年9月に台湾で開催された第34回IBAFワールドカップのキューバ代表に選出された。この大会では衰えたオマール・リナレスからキューバ代表の正三塁手の座を実力で奪い取った。
2004年8月に開催されたアテネオリンピックの野球競技のキューバ代表に選出された。この大会でh、正三塁手として全9試合に出場した。
2005年9月に開催された第36回IBAFワールドカップのキューバ代表に選出された。この大会では、打率.500・20打点の好成績を残した。
2006年3月に同年から開催されることとなったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表に選出された[2]。この大会では、8試合に出場したものの、決勝戦の日本戦で5打数無安打に終わるなど、大会通して打率.194と全くの期待外れに終わった。
国内リーグでは、2005-2006シーズンに5年連続の首位打者だったオスマニー・ウルティアを抑え、初の首位打者を獲得した。
2008年8月に開催された2008年北京オリンピックの野球競技のキューバ代表に選出された。全9試合に出場し、決勝戦の対韓国戦では柳賢振から1点差に迫るソロ本塁打を放った。
2009年3月に開催された第2回WBCのキューバ代表に選出され[3] 2大会連続2度目の出場となった。国内リーグでは2008-2009シーズンに打率.401を記録し、2回目の首位打者を獲得した。
2009年9月の第38回IBAFワールドカップでは、対チャイニーズタイペイ戦で手首を直撃する投球を受け、全治2ヶ月の怪我を負った。
2012年11月6日に、「侍ジャパンマッチ2012」のキューバ代表に選出された[4][5]。同日、台湾で行われたサンダーシリーズのため来台した[6]。サンダーシリーズ終了後の14日に来日した[7]。
2013年6月12日に、当時のキューバ選手としては異例となる、メキシカンリーグのカンペチェ・パイレーツでの8月までのプレーが許可されたことが明らかになった[8]。
2017年-2018年シーズンに、リーグ史上22人目となる通算2000安打を達成した。
2019年7月にメキシカンリーグに所属するラグナ・ユニオン・コットンファーマーズの打撃コーチに就任することが発表された[9]。
選手としての特徴
編集外角を右方向に流し打ちしたり、センター返しをする打撃技術が高く、三振も非常に少ない。三塁守備は肩が強い上に反射神経に優れ、打球に対する瞬時の反応を見せている。
詳細情報
編集年度別打撃成績(2000-01年以降)
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2000-2001 | IJV | 84 | 387 | 326 | 83 | 115 | 22 | 0 | 19 | 194 | 72 | 2 | 3 | 0 | 3 | 48 | 6 | 10 | 35 | 12 | .353 | .447 | .595 | 1.042 |
2001-2002 | 89 | 393 | 329 | 71 | 127 | 29 | 1 | 16 | 206 | 58 | 1 | 6 | 1 | 1 | 52 | 12 | 10 | 32 | 16 | .386 | .482 | .626 | 1.108 | |
2002-2003 | 50 | 233 | 190 | 42 | 77 | 17 | 1 | 7 | 117 | 36 | 2 | 3 | 0 | 7 | 29 | 4 | 7 | 9 | 12 | .405 | .485 | .616 | 1.100 | |
2003-2004 | 66 | 293 | 226 | 48 | 87 | 18 | 0 | 7 | 126 | 43 | 0 | 1 | 0 | 5 | 55 | 13 | 7 | 13 | 7 | .385 | .509 | .558 | 1.066 | |
2004-2005 | 85 | 376 | 336 | 66 | 114 | 30 | 2 | 10 | 178 | 56 | 0 | 1 | 0 | 1 | 33 | 10 | 6 | 38 | 15 | .339 | .407 | .530 | .936 | |
2005-2006 | 71 | 320 | 255 | 77 | 114 | 26 | 0 | 12 | 176 | 58 | 3 | 2 | 0 | 0 | 57 | 16 | 8 | 14 | 6 | .447 | .559 | .690 | 1.250 | |
2006-2007 | 66 | 290 | 239 | 45 | 88 | 19 | 1 | 4 | 121 | 37 | 2 | 3 | 0 | 1 | 46 | 18 | 4 | 12 | 9 | .368 | .476 | .506 | .982 | |
2007-2008 | 41 | 186 | 140 | 36 | 57 | 14 | 1 | 8 | 97 | 29 | 1 | 0 | 0 | 2 | 40 | 9 | 4 | 10 | 2 | .407 | .543 | .693 | 1.236 | |
2008-2009 | 87 | 400 | 299 | 68 | 120 | 37 | 1 | 12 | 195 | 66 | 3 | 1 | 0 | 3 | 89 | 22 | 9 | 15 | 12 | .401 | .545 | .652 | 1.197 | |
2009-2010 | 70 | 308 | 241 | 41 | 76 | 20 | 0 | 7 | 117 | 35 | 3 | 3 | 0 | 1 | 59 | 17 | 7 | 17 | 11 | .315 | .461 | .485 | .947 | |
2010-2011 | 88 | 376 | 304 | 67 | 122 | 29 | 0 | 13 | 190 | 52 | 4 | 4 | 0 | 5 | 62 | 18 | 4 | 15 | 17 | .401 | .501 | .625 | 1.126 | |
2011-2012 | 16 | 68 | 54 | 7 | 15 | 7 | 0 | 2 | 28 | 13 | 0 | 1 | 0 | 0 | 12 | 1 | 2 | 2 | 5 | .278 | .426 | .519 | .945 | |
通算:12年 | 797 | 3562 | 2885 | 644 | 1097 | 261 | 7 | 115 | 1717 | 542 | 21 | 27 | 1 | 29 | 570 | 145 | 76 | 210 | 119 | .380 | .490 | .595 | 1.085 |
- 各年度の太字はリーグ最高
- キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない
獲得タイトル・表彰
編集- CNS
- 国際大会
- 第15回インターコンチネンタルカップ三塁手ベストナイン (2002年)
- 第35回ワールドカップ三塁手ベストナイン (2003年)
- 第16回インターコンチネンタルカップ三塁手ベストナイン (2006年)
代表歴
編集- 2001 BAFワールドカップ キューバ代表
- 2004年アテネオリンピックの野球競技・キューバ代表
- 2005 IBAFワールドカップ キューバ代表
- 2006 ワールド・ベースボール・クラシック・キューバ代表
- 2008年北京オリンピックの野球競技・キューバ代表
- 2009 ワールド・ベースボール・クラシック・キューバ代表
脚注
編集- ^ Pineros de Isla de la Juventud Roster
- ^ 2006 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト 2015年4月15日閲覧
- ^ 2009 Tournament Roster[リンク切れ] WBC公式サイト 2015年4月15日閲覧
- ^ 侍ジャパンマッチ2012 日本代表メンバー[リンク切れ] NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
- ^ キューバ代表メンバー NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月15日閲覧
- ^ Cuba arrives for Thunder Series in Taichung and Taoyuan[リンク切れ] IBAF公式サイト (2012年11月7日) 2015年4月19日閲覧
- ^ キューバ代表来日 MLB関係者も熱視線 スポニチアネックス (2012年11月15日) 2015年4月19日閲覧
- ^ “Juega Michel Enríquez en la Liga Mexicana de Béisbol” (スペイン語). Cubadebate.cu. 2013年6月17日閲覧。
- ^ “Michel Enríquez es el nuevo coach de bateo de Unión Laguna en México”. Pelota Cubana (2019年7月3日). 2022年2月27日閲覧。
- ^ Serie_Nacional Archived 2013年11月1日, at the Wayback Machine. - キューバ国内リーグのシーズン成績
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 Fangraphs
- Minor League Statistics & History - Baseball-Reference.com
- Cuban Baseball Career statistics(プレーオフや選抜リーグなども合算した通算成績)