マートル・アベニュー駅 (BMTジャマイカ線)
マートル・アベニュー駅(マートル・アベニュー - ブロードウェイ駅とも)はニューヨーク市地下鉄BMTジャマイカ線の急行停車駅である。ブルックリンのマートル・アベニュー - ブロードウェイ交差点にあり、J系統およびM系統が終日、Z系統がラッシュ時の混雑方向に運行されている。二層構造の高架駅であるが、客扱いが行われているのは下層ホームのみである。上層ホームはBMTマートル・アベニュー線のもので、かつてはブルックリン橋経由でダウンタウン・ブルックリンおよびロウアー・マンハッタンまで運行されていたが、当駅からマンハッタン側の区間は廃止されている。駅のすぐ東にはBMTマートル・アベニュー線とBMTジャマイカ線を結ぶ渡り線が設けられている。
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下層ホーム(営業中) | |||||||||||||
駅情報 | |||||||||||||
住所 |
Myrtle Avenue & Broadway Brooklyn, NY 11206 | ||||||||||||
区 | ブルックリン区 | ||||||||||||
地区 | ベッドフォード=スタイベサント、ブッシュウィック | ||||||||||||
ディビジョン | Bディビジョン(BMT) | ||||||||||||
路線 | BMTジャマイカ線 | ||||||||||||
運行系統 |
J (終日) M (終日) Z (ラッシュ時・混雑方向) | ||||||||||||
接続 | ニューヨーク市バス: B15, B46, B47, B54 | ||||||||||||
構造 | 高架駅 | ||||||||||||
駅階数 | 2(上層階は廃止) | ||||||||||||
ホーム数 |
島式ホーム 3面 (営業中:2面(下層階)、廃止:1面(上層階)) 対面乗り換え(下層階) | ||||||||||||
線路数 | 上層階:2線、下層階:3線 | ||||||||||||
その他の情報 | |||||||||||||
開業日 |
1888年6月25日 (下層階)[1] 1889年12月19日 (上層階) | ||||||||||||
廃駅日 | 1969年10月4日 (上層階) | ||||||||||||
バリアフリー情報 | 車椅子でホーム間を移動可能 | ||||||||||||
旧駅名/名称 |
マートル・アベニュー - ブロードウェイ駅 (Myrtle Avenue–Broadway) | ||||||||||||
利用状況 | |||||||||||||
乗客数 (2017) | 4,213,096[2]人 11.9% | ||||||||||||
順位 | 120位(425駅中) | ||||||||||||
次の停車駅 | |||||||||||||
北側の隣駅 |
ブロードウェイ・ジャンクション駅 (急行): 定期運行なし コシチュシコ・ストリート駅 (各駅停車): J (Z はゲイツ・アベニュー駅まで通過) セントラル・アベニュー駅: M | ||||||||||||
南側の隣駅 |
フラッシング・アベニュー駅 (各駅停車): J M マーシー・アベニュー駅 (急行): J Z (終点): M パーク・アベニュー駅 (廃止): 定期運行なし サムナー・アベニュー駅 (廃止): 定期運行なし | ||||||||||||
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駅構造
編集3F | 旧 南行線 | 路床のみ |
島式ホーム(廃止) | ||
旧 北行線 | 路床のみ | |
2F | 西行線[注 1] | ← 平日午前以外:ブロード・ストリート駅行き(フラッシング・アベニュー駅) ← 平日:71番街駅行き(フラッシング・アベニュー駅) ← 休日:エセックス・ストリート駅行き(フラッシング・アベニュー駅) |
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く | ||
中央線[注 2] | ← 平日午前:ブロード・ストリート駅行き(マーシー・アベニュー駅) ← 朝ラッシュ:ブロード・ストリート駅行き(マーシー・アベニュー駅) → 平日午後:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(コシチュシコ・ストリート駅)→ → 夕ラッシュ:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(ゲイツ・アベニュー駅)→ → 深夜帯:メトロポリタン・アベニュー駅行き(セントラル・アベニュー駅)→ (定期列車なし:ジャマイカ線ブロードウェイ・ジャンクション駅)→ | |
島式ホーム、到着番線に応じた側のドアが開く | ||
東行線[注 1] | → 平日午後以外:ジャマイカ・センター-パーソンズ/アーチャー駅行き(コシチュシコ・ストリート駅)→ → 深夜帯以外:メトロポリタン・アベニュー駅行き(セントラル・アベニュー駅)→ | |
1F | 改札階 | 改札口、駅員詰所、メトロカード自動券売機 |
G | 地上階 | 出入口 |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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下層ホーム
編集下層ホームは1888年9月16日に開業した2面3線の島式ホームである。中央の線路はJ系統・Z系統の平日ラッシュ時の急行運転と、深夜帯の当駅-ミドル・ヴィレッジ-メトロポリタン・アベニュー駅間のシャトル運行で使われる。それ以外の時間は、すべての列車が外側の緩行線を走行する。当駅より東ではJ系統・Z系統ともBMTジャマイカ線の緩行線を走ってクイーンズ区へ向かう。M系統はS字カーブでBMTマートル・アベニュー線に合流し、メトロポリタン・アベニュー駅に向かっている。この渡り線はニューヨーク市地下鉄ではほとんど見られなくなった平面交差区間で、分岐器が設けられた営業線という意味でも希少である[3][4]。この平面交差は運行上のボトルネックにもなっている。
近くにあるマートル-ワイコフ・アベニュース駅と区別するため、車内放送では「マートル・アベニュー-ブロードウェイ駅」とアナウンスされる。
グリーンに塗られた支柱とフレームで支えられた茶色の屋根が両端の一部を除いてホーム全体に架けられている。駅名標はニューヨーク市地下鉄標準の黒地に白文字のものである。
駅舎はBMTマートル・アベニュー線の高架下に設けられている。各ホームから階段でホーム下連絡通路に下り、クイーンズ方面側の短い階段を上がると駅舎の待合室に出る。改札を抜けるとトークン・ブースがあり、2本の階段でマートル・アベニュー-ブロードウェイ交差点の北東角および北西角に下りることができる。
ヴァーナ・ハート(Verna Hart)が1999年に制作した Jammin' Under the El というステンドグラス作品が駅舎やホームの標示板に掲げられている。これは音楽に関連した様々な情景を描いたものである。
上層ホーム
編集上層ホームは1889年4月27日にBMTマートル・アベニュー線からBMTジャマイカ線への乗換駅として開業した。上層ホームを「ブロードウェイ駅」とした看板もある。近隣にあったスタイベサント・アベニュー駅は、上層ホームの開業に伴って廃止された。1面2線の島式ホームを有し、下層の2本のホームに下りる階段が設けられている。BMTマートル・アベニュー線は1889年7月21日にマートル-ワイコフ・アベニュース駅まで延伸された[5]が、ブロードウェイ駅 - ブリッジ-ジェイ・ストリーツ駅間は1969年10月4日に廃止され、ニューヨーク市バスB54系統に置き換えられた。
注
編集参考文献
編集- ^ “The Broadway Line Opened”. Brooklyn Daily Eagle (Brooklyn, NY): p. 6. (June 25, 1888)
- ^ “Facts and Figures: Annual Subway Ridership 2013–2018”. メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (July 18, 2019). July 18, 2019閲覧。
- ^ BMT Nassau St./Jamaica Line: Myrtle Avenue at nycsubway.org; see photos on that page.
- ^ Video on YouTube
- ^ “Lost the Second Game”. Brooklyn Daily Eagle (Brooklyn, NY): p. 2. (July 21, 1889)
外部リンク
編集- ステーション・レポーター — J系統
- ステーション・レポーター — M系統
- ザ・ステーション・ナット — マートル・アベニューの写真
- MTA アート・オブ・トランジット — マートル・アベニュー駅(BMTジャマイカ線)
- マートル・アベニュー駅の入口(Googleマップ ストリートビュー)
- プラットホーム(Googleマップ ストリートビュー)