マーセル・セロー
マーセル・セロー(Marcel Theroux [θəˈruː][1], 1968年6月13日 - )は、イギリスの作家、テレビキャスター。名前は「マルセル」とも表記。
父は作家のポール・セロー。弟はTVドキュメンタリー製作者のルイス・セロー。従弟に俳優のジャスティン・セロー。
ウガンダに生まれ、英国で育つ。ケンブリッジ大学で英文学を、イェール大学でソヴィエト、東欧の国際関係を研究。
環境問題から日本の「わびさび」まで、多様なテーマのドキュメンタリー番組制作に携わるほか、2002年に発表した小説『ペーパーチェイス』でサマセット・モーム賞を受賞。『極北』で全米図書賞及びアーサー・C・クラーク賞の最終候補となり、「主要な文学賞が見過ごしている格別に優れた作品」に贈られるフランスのリナペルシュ賞(Prix de l'inaperçu)を受賞している。
2014年、ジョン・W・キャンベル記念賞を『Strange Bodies』で受賞。
日本語訳
編集- 「極北」 村上春樹訳 中央公論新社 2012/中公文庫 2020
脚注
編集参考文献
編集- 『極北』著者紹介