マーサ・グライムズ
略歴
編集ペンシルベニア州ピッツバーグ出身。ワシントンD.C.およびサンタフェ(ニューメキシコ州)在住。
彼女はペンシルベニア州ピッツバーグ市で市の法務官ウィリアム・ダーミット・グライムズとジューン・ダニントンの間に生まれた。母はウェスタン・メリーランドにマウンテンレイクホテルを所有しており、マーサと彼女の兄弟は子供時代をそこで過ごした。彼女はアイオワ大学、フロストバーグ州立大学、モンゴメリー大学で学び、メリーランド大学で学士号・修士号を取得した。
グライムズはスコットランド・ヤードの警視リチャード・ジュリーとその友人の元貴族メルローズ・プラントが主人公をつとめる推理小説シリーズで知られている。このシリーズの各巻タイトルはパブの名前に由来している。彼女の読みやすくキャラクター中心の語り口はコージー・ミステリに分類される。1983年には『「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察』("The Anodyne Necklace")でネロ・ウルフ賞を受賞した。
作品リスト
編集「警視リチャード・ジュリー」シリーズ
# | 原題 | 出版年 | 邦題 | 出版年 | 訳者 | 出版社 | 備考 |
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1 | The Man With a Load of Mischief | 1981年 | 「禍いの荷を負う男」亭の殺人 | 1985年 | 山本俊子 | 文春文庫 | |
2 | The Old Fox Deceiv'd | 1982年 | 「化かされた古狐」亭の憂鬱 | 青木久恵 | |||
3 | The Anodyne Necklace | 1983年 | 「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察 | 1986年 | 吉野美恵子 | ネロ・ウルフ賞受賞 | |
4 | The Dirty Duck | 1984年 | 「酔いどれ家鴨」亭のかくも長き煩悶 | 1994年 | |||
5 | Jerusalem Inn | 「エルサレム」亭の静かな対決 | 1988年 | 山本俊子 | |||
6 | Help the Poor Struggler | 1985年 | 「悶える者を救え」亭の復讐 | 1987年 | |||
7 | The Deer Leap | 「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑 | 1989年 | ||||
8 | I Am the Only Running Footman | 1986年 | 「独り残った先駆け馬丁」亭の密会 | 1990年 | |||
9 | The Five Bells and Bladebone | 1987年 | 「五つの鐘と貝殻骨」亭の奇縁 | 1991年 | 吉野美恵子 | ||
10 | The Old Silent | 1989年 | 「古き沈黙」亭のさても面妖 | 1997年 | 山本俊子 | ||
11 | The Old Contemptibles | 1991年 | 「老いぼれ腰抜け」亭の純情 | 1993年 | |||
12 | The Horse You Came In On | 1993年 | 「乗ってきた馬」亭の再会 | 1996年 | |||
13 | Rainbow's End | 1995年 | 「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影 | 1998年 | |||
14 | The Case Has Altered | 1997年 | 未訳 | ||||
15 | The Stargazey | 1998年 | 未訳 | ||||
16 | The Lamorna Wink | 1999年 | 未訳 | ||||
17 | The Blue Last | 2001年 | 未訳 | ||||
18 | The Grave Maurice | 2002年 | 未訳 | ||||
19 | The Winds of Change | 2004年 | 未訳 | ||||
20 | The Old Wine Shades | 2006年 | 未訳 | ||||
21 | Dust | 2007年 | 未訳 | ||||
22 | The Black Cat | 2010年 | 未訳 | ||||
23 | Vertigo 42 | 2014年 | 未訳 | ||||
24 | The Knowledge | 2018年 | 未訳 | ||||
25 | The Old Success | 2019年 | 未訳 |
Maud Chadwickシリーズ
# | 原題 | 出版年 | 邦題 | 出版年 | 訳者 | 出版社 | 備考 |
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1 | The End of the Pier | 1993年 | 桟橋で読書する女 | 1994年 | 秋津知子 | 文春文庫 |