マーキース・ブラウン
マーキース・ブラウン(Marquise Brown, 1997年6月4日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ハリウッド出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのカンザスシティ・チーフスに所属している。ポジションはワイドレシーバー。元NFL選手のアントニオ・ブラウンは従兄にあたる[1]。愛称は出身地にちなんだハリウッド(Hollywood)[2]。
Marquise Brown | |||||||||
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ボルチモア・レイブンズでのブラウン (2020年) | |||||||||
カンザスシティ・チーフス #5 | |||||||||
ポジション | ワイドレシーバー | ||||||||
生年月日 | 1997年6月4日(27歳) | ||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 フロリダ州ハリウッド | ||||||||
身長: | 5' 9" =約175.3cm | ||||||||
体重: | 180 lb =約81.6kg | ||||||||
経歴 | |||||||||
高校 | サウスプロワード高等学校 | ||||||||
大学 |
COC オクラホマ大学 | ||||||||
NFLドラフト | 2019年 / 1巡目全体25位 | ||||||||
所属歴 | |||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||
その他受賞・記録 | |||||||||
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NFL 通算成績 (2023年終了時点) | |||||||||
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Player stats at PFR |
経歴
編集カレッジ
編集転校後1年目の2017年シーズンは57レシーブ、1,095レシーブ獲得ヤード、7つのレシービングTDを記録。オクラホマ州立大学戦で265レシーブ獲得ヤードを記録し、オクラホマ大学の選手の1試合における最多レシーブ獲得ヤード記録を更新した[3]。
2018年シーズンは75レシーブ、1,318レシーブ獲得ヤード、10のレシービングTDを記録した。シーズン終了後、2019年のNFLドラフトにアーリーエントリーした[4]。
個人成績
編集シーズン | チーム | 試合 | レシーブ | ラン | ||||||
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Rec | Yds | Avg | TD | Att | Yds | Avg | TD | |||
2016 | COC | 10 | 50 | 754 | 15.1 | 10 | 2 | 3 | 1.5 | 0 |
2017 | オクラホマ | 13 | 57 | 1,095 | 19.2 | 7 | 1 | 0 | 0.0 | 0 |
2018 | 12 | 75 | 1,318 | 17.6 | 10 | 2 | 0 | 0.0 | 0 | |
通算 | 25 | 132 | 2,413 | 18.3 | 17 | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
ボルチモア・レイブンズ
編集身長 | 体重 | 腕 の 長 さ |
手 の 大 き さ | |||||||||
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5 ft 9+3⁄8 in (176 cm) |
166 lb (75 kg) |
30+1⁄2 in (77 cm) |
9 in (23 cm) | |||||||||
All values from NFL Combine[5] |
2019年のNFLドラフトにて全体25位でボルチモア・レイブンズから指名され、その後ルーキー契約を結んだ[6]。
2019年シーズン
編集マイアミ・ドルフィンズとの開幕戦でNFLデビューし、4レシーブ、147レシーブ獲得ヤード、2つのレシービングTDを記録した[7]。ルーキーがデビュー戦で40ヤード以上のレシービングTDを2つ以上記録するのはNFL史上初であった。第15週のニューヨーク・ジャイアンツ戦でシーズン7つ目のレシービングTDを記録し、レイブンズのルーキーの最多タイ記録となった[8]。
プレーオフではディビジョナル・ラウンドのテネシー・タイタンズ戦で7レシーブ、126レシーブ獲得ヤードを記録したが、チームは敗れた[9]。
2020年シーズン
編集第8週のピッツバーグ・スティーラーズ戦で1レシーブ、3レシーブ獲得ヤードに終わり、試合後にTwitterで自身の役割の少なさに不満を訴えるツイートをしたが、後に削除した[10]。第14週のクリーブランド・ブラウンズ戦では3度パスをドロップするも、試合終了間際に逆転となる44ヤードのレシービングTDを記録した。シーズン全体では58レシーブ、769レシーブ獲得ヤード、8つのレシービングTDを記録した。
プレーオフではワイルドカードラウンドのタイタンズ戦で7レシーブ、109レシーブ獲得ヤードを記録し、勝利に貢献した[11]。
2021年シーズン
編集開幕前に背番号を15から5に変更した。第2週のカンザスシティ・チーフス戦で6レシーブ、113レシーブ獲得ヤード、1つのレシービングTDを記録した。第5週のインディアナポリス・コルツ戦ではキャリアハイとなる125レシーブ獲得ヤードを記録した[12]。
アリゾナ・カージナルス
編集2022年シーズン
編集2022年のNFLドラフト当日に、同ドラフトの全体23位指名権とのトレードでアリゾナ・カージナルスへ移籍した[13]。カイラー・マレーとはオクラホマ大学時代に続き、再びチームメイトとなった。2022年4月28日にカージナルスから5年目の契約オプションを行使された[14]。
第6週のシアトル・シーホークス戦で足を骨折し離脱した[15]。その後、第12週のロサンゼルス・チャージャーズ戦から復帰した[16]。このシーズンは67レシーブ、709レシーブ獲得ヤード、3つのレシービングTDを記録した。
2023年シーズン
編集前年までエースを務めていたディアンドレ・ホプキンスが移籍したこともあり、開幕からエースとして起用された。
カンザスシティ・チーフス
編集2024年3月18日にカンザスシティ・チーフスと1,100万ドルの単年契約を結んだ[17]。
人物
編集2022年8月3日にスピード違反で逮捕された[18]。
詳細情報
編集年度別成績
編集レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | 試合 | レシーブ | ラン | ファンブル | ||||||||||
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GP | GS | Rec | Yds | Avg | Lng | TD | Att | Yds | Avg | Lng | TD | Fum | Lost | ||
2019 | BAL | 14 | 11 | 46 | 584 | 12.7 | 83 | 7 | 0 | 0 | 0.0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | 16 | 14 | 58 | 769 | 13.3 | 70 | 8 | 1 | 1 | 1.0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
2021 | 16 | 16 | 91 | 1,008 | 11.1 | 49 | 6 | 1 | 5 | 5.0 | 5 | 0 | 3 | 1 | |
2022 | ARI | 12 | 10 | 67 | 709 | 10.6 | 47 | 3 | 1 | 1 | 1.0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
通算 | 58 | 51 | 262 | 3,070 | 11.7 | 83 | 24 | 3 | 7 | 2.3 | 5 | 0 | 4 | 1 |
ポストシーズン
編集シーズン | チーム | 試合 | レシーブ | ラン | ファンブル | ||||||||||
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GP | GS | Rec | Yds | Avg | Lng | TD | Att | Yds | Avg | Lng | TD | Fum | Lost | ||
2019 | BAL | 1 | 1 | 7 | 126 | 18.0 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0.0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | 2 | 1 | 11 | 196 | 17.8 | 30 | 0 | 2 | 19 | 9.5 | 15 | 0 | 0 | 0 | |
通算 | 3 | 2 | 18 | 322 | 17.9 | 38 | 0 | 2 | 19 | 9.5 | 15 | 0 | 0 | 0 |
脚注
編集- ^ Davis, Nate. “Marquise Brown, cousin of Steelers' Antonio Brown, could be first wide receiver drafted in 2019” (英語). USA TODAY. 2023年10月7日閲覧。
- ^ Jr, Harry Lyles (2019年9月19日). “How Gus Johnson became sports’ most exciting broadcaster” (英語). SBNation.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ editor, Kelli Stacy, sports (2017年11月4日). “Oklahoma football: Marquise Brown breaks OU record for single-game receiving yards” (英語). OU Daily. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Oklahoma WR Marquise Brown declares for 2019 NFL Draft” (英語). Dallas News (2019年1月2日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Marquise Brown Combine Profile”. NFL.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Ravens draft Marquise Brown, first WR off board” (英語). NFL.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Marquise ‘Hollywood’ Brown Makes Electrifying Debut” (英語). www.baltimoreravens.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Ravens 45-6 Rams (Nov 25, 2019) Game Recap” (英語). ESPN. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Titans 28-12 Ravens (Jan 11, 2020) Game Recap” (英語). ESPN. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Ravens' Brown deletes tweet after Harbaugh text” (英語). ESPN.com (2020年11月3日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Wild Card - Baltimore Ravens at Tennessee Titans - January 10th, 2021” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Indianapolis Colts at Baltimore Ravens - October 11th, 2021” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Cardinals Acquire Wideout Hollywood Brown For First-Round Pick” (英語). www.azcardinals.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Fifth-year option tracker for first-round picks from the 2019 NFL Draft” (英語). NFL.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Justin Pugh, Marquise Brown To IR; Cody Ford Activated” (英語). www.azcardinals.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Marquise Brown Activated; D.J. Humphries, Zach Ertz To Injured Reserve” (英語). www.azcardinals.com. 2023年10月7日閲覧。
- ^ “Five Things to Know About New Chiefs WR Marquise "Hollywood" Brown”. Kansas City Chiefs. 2024年3月20日閲覧。
- ^ “Cardinals WR Marquise Brown arrested for criminal speeding” (英語). NFL.com. 2023年10月7日閲覧。
外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報: Sports-Reference (college)
- Arizona Cardinals bio
- College of the Canyons Cougars bio
- Oklahoma Sooners bio
- マーキース・ブラウン (@primetime_jet) - X(旧Twitter)