改正ライン川船舶航行法
(マンハイム条約から転送)
改訂ライン川航行協定(かいせい - がわこうこうきょうてい)(英:Revised Convention for Rhine Navigation;仏:Convention révisée pour la navigation du Rhin;独:Revidierte Rheinschifffahrtsakte;蘭:Herziene Rijnvaartakte)は、ライン川における船舶の自由航行を定めた国際的な取決めである。1831年に結ばれたライン川航行協定(マインツ協定)が、1868年10月17日にマンハイム協定(Mannheimer Akte)によって改訂されたもの。1963年にも変更されている。
規定事項
編集この協定の基本原理は以下の通りである。
歴史
編集船舶の自由航行は1648年のヴェストファーレン条約によって初めて定められたが、実際には実現しなかった。1815年にウィーン会議では国際河川とライン川における自由航行と、これを実現するための会議が要求された。会議はマインツで1816年に最初に開かれ、フランス、バーデン大公国、バイエルン、ヘッセン大公国、ナッサウ公国、オランダおよびプロイセンによって1831年5月31日にライン川航行協定(マインツ協定)が結ばれた。その後、1861年より会議はマンハイムに移り、1868年10月17日に(プロイセンに併合されて消滅したナッサウ公国以外の)これらの各国がマンハイム協定に署名した。1919年にはヴェルサイユ条約で変更が加えられた。1920年より会議はストラスブールで開かれるようになる。マンハイム協定において定められた原則は1963年の変更(1967年施行)の際にも再確認され、スイスもこれに加わった。