マルドナド

ウルグアイ南部に位置するマルドナド県の県都。

マルドナドスペイン語: Maldonado)はウルグアイ南部に位置するマルドナド県の県都で、人口は5万4,603人(2004年)[1]。国道39号線で南のプンタ・デル・エステと結ばれ、この町とやはり南のピナーレス – ラス・デリシア、北のラ・ソンリーサなどと都市圏を形成する。北隣りのサン・カルロスとは13km離れている。

マルドナド

Maldonado
ウルグアイの旗
県都
マルドナドの旗
マルドナドの位置(ウルグアイ内)
マルドナド
マルドナド
ウルグアイ国内の位置
南緯34度54分0秒 西経54度57分0秒 / 南緯34.90000度 西経54.95000度 / -34.90000; -54.95000座標: 南緯34度54分0秒 西経54度57分0秒 / 南緯34.90000度 西経54.95000度 / -34.90000; -54.95000
ウルグアイの旗 ウルグアイ
マルドナド県
設立 1754
創設者 Joaquín de Viana
政府
 • 市長 Juan Carlos Bayeto (Broad Front)
人口
(2004)
 • 合計 54,603人
等時帯 UTC -3
郵便番号
20000
市外局番 +598 42

概要

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マルドナドは1755年モンテビデオ知事であったJoaquin de Vianaによって開設された。1757年に入植した永住者104人を迎えると街の基盤ができた。もともとの名はマルドナドであったが、フェルナンド6世 (スペイン王)によってサン・フェルナンド・デ・マルドナドという名に変更された時期がある。

人口統計[2]
人口(人)
1963 15,372
1975 22,762
1985 33,535
1996 48,936
2004 54,603

ダーウィンの卵

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1832年7月26日から8月19日まで、ダーウィンを乗せたイギリス海軍ビーグル号モンテビデオに投錨した。ダーウィンは周辺のバイア・ブランカアルゼンチン)などで標本採集をしている。マルドナドでは鳥類は虫類を大量に集めた[3]

ダーウィン生誕200年記念の2009年、ビーグル号に積まれた卵の標本がイギリスの博物館で初めて見つかり、マルドナドで採ったという記録も確認された[4]

脚注

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  1. ^ 2004 Census of Maldonado department” (XLS) (英語). INE (2004年). 4 July 2011閲覧。
  2. ^ Instituto Nacional de Estadística de Uruguay 2004.
  3. ^ トール 2001, p. 37.
  4. ^ Christine McGourty (10 April 2009). “Charles Darwin's egg rediscovered”. BBC News. 21 September 2013閲覧。 ケンブリッジ大学附属動物学博物館に収蔵されたシギダチョウの卵は長年、収蔵庫で眠っていた。割れていたことが幸いし、ダーウィンの記名に気づき記録を調べると、マルドナドで採取したとわかった。

参考文献

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  • 1963–1996 Statistics / M (DOC) (Report) (スペイン語). Instituto Nacional de Estadística de Uruguay(ウルグアイ国立統計局). 2004年. 2011年7月4日閲覧
  • パトリック・トール(著)『ダーウィン』〈「知の再発見」双書99〉、南條郁子、藤丘樹実(訳)、平山廉(監修)、創元社、2001年。

関連項目

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外部リンク

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