マメゾウムシ(豆象虫[1]、英語:bean weevils, seed beetles)は、甲虫目ハムシマメゾウムシ亜科 Bruchinaeの昆虫の総称。

マメゾウムシ亜科
Acanthoscelides obtectus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : ハムシ上科 Chrysomeloidea
: ハムシ科 Chrysomelidae
亜科 : マメゾウムシ亜科 Bruchinae
  • 本文参照

名前にゾウムシが入っているのにゾウムシ科でないのは、以前はゾウムシ科に近いものと考えられていたものが、近年になって見直されたためである。マメゾウムシ科としたこともある。

マメ科植物の種子を食べて育つため、このように命名されたといわれる害虫である[2](熱帯にはヤシ類の果実を食べる種類もいる[3])。

体長は5mm以下の種類が多く、全世界で約900種、日本では約30種が発見されている[3]

利害

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貯蔵穀物の害虫である。

他方で、密閉容器内での多数飼育に向くため、個体群生態学においてモデル生物とされる。日本では内田俊郎はこれを用いて個体群成長密度効果について分析を行ったことで知られる。

下位分類

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属(和名) 種(和名)
Acanthoscelides ミツバマメゾウムシ属 griseolus -
obtectus インゲンマメゾウムシ
pallidipennis イタチハギマメゾウムシ
pusillimus チビマメゾウムシ
Borowiecius Borowiecius属 ademptus チャバラマメゾウムシ
Bruchidius タケイマメゾウムシ属 comptus シロモンマメゾウムシ
japonicus サムライマメゾウムシ
lautus ヒゲナガマメゾウムシ
lespedezae -
serricollis -
terrenus ネムノキマメゾウムシ
urbanus シリアカマメゾウムシ
Bruchus マメゾウムシ属 loti ミヤコグサマメゾウムシ
pisorum エンドウマメゾウムシ
rufimanus ソラマメゾウムシ
Callosobruchus セコブマメゾウムシ属 analis ワモンマメゾウムシ
chinensis アズキマメゾウムシ
maculatus ヨツモンマメゾウムシ
phaseoli タテモンマメゾウムシ
Kytorhinus アシボソマメゾウムシ属 senilis クシヒゲマメゾウムシ
Megabruchidius Megabruchidius属 dorsalis サイカチマメゾウムシ
sophorae エンジュマメゾウムシ
Sennius Sennius属 lebasi -
Spermophagus イクビマメゾウムシ属 rufiventris イクビマメゾウムシ
Sulcobruchus ミゾアシマメゾウムシ属 sauteri ザウテルマメゾウムシ
Zabrotes ブラジルマメゾウムシ属 subfasciatus ブラジルマメゾウムシ

[4]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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