マット・ブライアント
スティーブン・マット・ブライアント(Steven Matt Bryant、1975年5月29日- )は、アメリカ合衆国テキサス州オレンジ出身のアメリカンフットボール選手。現在はフリーエージェント。ポジションはプレースキッカー(K)。
Matt Bryant | |||||||||||||||||
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基本情報 | |||||||||||||||||
ポジション | プレースキッカー | ||||||||||||||||
生年月日 | 1975年5月29日(49歳) | ||||||||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 テキサス州オレンジ | ||||||||||||||||
身長: | 5' 9" =約175.3cm | ||||||||||||||||
体重: | 200 lb =約90.7kg | ||||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||||
大学 | ベイラー大学 | ||||||||||||||||
ドラフト外 | 2002年 | ||||||||||||||||
初出場年 | 2002年 | ||||||||||||||||
初出場チーム | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||||||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||||||||
プロボウル選出(1回) | |||||||||||||||||
2016 | |||||||||||||||||
NFL 通算成績 | |||||||||||||||||
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Player stats at PFR |
経歴
編集高校時代は、アメリカンフットボールと野球をしていた。テキサス州アセンズのトリニティバレー・コミュニティカレッジに進学、NJCAAのオールアメリカンに2年間選ばれ、1994年には全米チャンピオンとなった。その後オレゴン州立大学に編入したが、後にベイラー大学に転校、大学史上5位の21FG、42PAT(大学史上初めて、エクストラポイント成功率100%)を成功、105得点をあげた[1]。1998年のNFLドラフトでは指名されず、ポーンショップでおよそ3年働いた後[2]、トレーナーとなった。
アリーナフットボールリーグのアイオワ・バーンストーマーズ、NFLヨーロッパのフランクフルト・ギャラクシーでプレーした後、2002年、フリーエージェントで、ニューヨーク・ジャイアンツと契約を結んだが、いったんカットされプラクティススクワッドに入れられた。オーウェン・ポッチマンが故障者リスト入りしたことからロースター入りした。その年、最終週のフィラデルフィア・イーグルス戦でオーバータイムに決勝FGを決めて、チームはプレーオフに出場した。サンフランシスコ・フォーティナイナーズとのワイルドカードプレーオフでは、38-39と1点差で迎えた残り6秒に41ヤードのFGを狙う機会があったが、トレイ・ジャンキンのスナップミスによりFGは蹴れず、チームは敗れた。2003年、負傷のため5試合に欠場、チームは4勝12敗に終わり、シーズン終了後解雇された[3]。2004年、10月初めにインディアナポリス・コルツと契約し、1試合に出場し、5本のPATを成功したが、44ヤードのFGを失敗、試合翌日にウェーバーされた。オリンド・メアが負傷したマイアミ・ドルフィンズと10月13日に契約し[2]、3試合プレーした。
2005年にタンパベイ・バッカニアーズと契約、2006年10月22日のフィラデルフィア・イーグルス戦では、試合終了と同時に62ヤードの逆転FGを成功した[1]。62ヤードのFGは、NFL記録である63ヤードのFG[4]に次ぐ長さのものであった。翌10月23日、タンパ市長のパム・イオリオは、10月23日をマット・ブライアントの日とした。
2007年12月の試合で11本中10本のFGを成功、NFC最優秀月間選手スペシャルチーム部門に選ばれた[5][リンク切れ]。
2008年、第4週のグリーンベイ・パッカーズ戦の4日前に生後3ヶ月の息子を乳幼児突然死症候群で亡くしたが、3FGを決めて勝利に貢献した[6]。
2009年の開幕前、マイク・ヌージェントとのポジション争いに敗れて、バッカニアーズから解雇され[7]、UFLのフロリダ・タスカーズと契約を結んだ[1]。同年12月1日、ジェイソン・イーラムの代役として、アトランタ・ファルコンズと契約した[1]。
2010年の第12週、グリーンベイ・パッカーズ戦では決勝FGを成功させた[8]。
2012年の第4週、カロライナ・パンサーズ戦では残り5秒に40ヤードの逆転FGを成功させた[10]。第5週のワシントン・レッドスキンズ戦では第4Qに53ヤードの同点FGを成功、敵地での勝利に貢献した[11]。第6週のオークランド・レイダース戦では第1Qに43ヤードのFGを失敗し、前年から続いた連続FG成功が23本で途切れたが、55ヤードの決勝FGを成功、ファルコンズの開幕からの6連勝に貢献した[12]。第13週のニューオーリンズ・セインツ戦でも55ヤードのFGを成功している[13]。シアトル・シーホークスとのディビジョナルプレーオフでは残り31秒にマーショーン・リンチにTDを決められて27-28となった後、残り8秒に49ヤードの決勝FGを成功させた。決勝FGを蹴った際、最初右に外してしまったが、シーホークスのヘッドコーチ、ピート・キャロルがプレーが始まる直前にタイムアウトを取っていた。蹴り直しのFGを成功、チームはNFCチャンピオンシップゲームに進出した[14]。
2013年、第13週のバッファロー・ビルズ戦ではオーバータイムに36ヤードのFGを成功し、チームの連敗を5で止めた[15]。
2014年、FG32本中29本を成功、50ヤード以上のFGも10本中7本成功しており、11月にはNFCのスペシャルチーム部門の月間MVPに選ばれている。シーズン終了後に契約延長を果たした[16]。
2019年、10月29日アトランタファルコンズから解雇された。[17]
脚注
編集- ^ a b c d Matthew Asher (2012年10月9日). “The Road Less Traveled: Falcons Kicker Matt Bryant Has Seen It All”. CBS. 2013年1月3日閲覧。
- ^ a b Harvey Fialkov (2004年10月22日). “Bryant Bails On Pawnshop For Nfl”. サン・センティネル. 2013年1月3日閲覧。
- ^ Hank Gola (2012年1月6日). “Atlanta Falcons Matt Bryant is still kicking after NY Giants signed the former Texas pawn shop worker in 2002”. ニューヨーク・デイリーニューズ. 2013年1月3日閲覧。
- ^ 1970年のトム・デンプシー、1998年のジェイソン・イーラム、2011年のセバスチャン・ジャニカウスキー、2012年のデビッド・エイカーズ
- ^ Jim Flynn (2008年1月2日). “Bryant Named Special Teams Player Of The Week”. pewterreport.com. 2013年1月3日閲覧。
- ^ “バッカニアーズ 悲嘆に暮れるブライアントの活躍で勝利”. AFP (2008年9月29日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ Rick Stroud (2009年9月1日). “Tampa Bay Buccaneers appear ready to release kicker Matt Bryant”. タンパベイ・タイムズ. 2013年1月3日閲覧。
- ^ アメリカズゲーム 〜スーパーボウルチャンピオンズ〜 第45回スーパーボウル
- ^ “Falcons Re-Sign Veteran PK Matt Bryant”. yardbarker.com (2011年7月30日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ “ファルコンズ開幕 4連勝 残り 5秒で 40yFG決める”. TSP SPORTS (2012年10月1日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ “ファルコンズが初の開幕5連勝、RG3をノックアウト”. NFL JAPAN (2012年10月9日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ “失敗を教訓に、ベテランKがファルコンズ6連勝に貢献”. NFL JAPAN (2012年10月15日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ “ファルコンズ、QBブリーズ封じで雪辱果たす”. NFL JAPAN (2012年11月30日). 2013年1月3日閲覧。
- ^ “ファルコンズがシーホークスを抑えカンファレンス決勝進出”. AFP (2013年1月14日). 2014年1月28日閲覧。
- ^ “ファルコンズ連敗 5でストップ 延長でビルズ下す”. TSPスポーツ (2013年12月2日). 2014年1月28日閲覧。
- ^ “ファルコンズ、39歳Kブライアントと契約延長”. NFL JAPAN (2015年2月26日). 2015年3月10日閲覧。
- ^ “Falcons part ways with longtime kicker Matt Bryant” (英語). www.atlantafalcons.com. 2020年5月11日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference