マッデンNFL(Madden NFL)はEAスポーツから発売されているアメリカンフットボールゲームシリーズの名称である。ゲームの開発・製作はEAティブロンが行っている。

Madden NFL
ジャンル スポーツ (アメフト)
開発元 EA Tiburon
Visual Concepts
High Score Productions
Blue Sky Productions
Electronic Arts
D.C. True, Ltd.
Park Place Productions
Bethesda Softworks
Halestorm
Tiertex Design Studios
Stormfront Studios
Exient Entertainment
Budcat Creations
Floodgate Entertainment
finiteMonkeys
Hudson Soft
発売元 EA Sports
THQ
Black Pearl Software
Malibu Games
Hudson Soft
対応機種 Amiga, Super NES, メガドライブ, ゲームギア, 3DO, NINTENDO64, ゲームキューブ, Wii, Wii U, ゲームボーイ, Nintendo DS, Windows, macOS, MS-DOS, PlayStation, PlayStation 2 PlayStation 3, PlayStation 4, PlayStation 5, PlayStation Portable, PlayStation Vita, Saturn, Xbox, Xbox 360, Xbox One, Xbox Series X/S, iOS, Nintendo 3DS, Android, BlackBerry PlayBook, Arcade
1作目 John Madden Football
(June 1, 1988)
最新作 Madden NFL 24
(August 18, 2023)
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概要

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NBCスポーツサンデーナイトフットボール)の元解説者で、プロフットボール殿堂の故ジョン・マッデンが監修し、なおかつ、世界で唯一NFL公認ソフトでもある[1]

歴史は1988年に発売されたジョン・マッデン・フットボールが最初である。1990年代の半ばには現在のマッデンNFLとしてNFL公認ソフトになる。毎年シーズンが始まる9月に発売される。尚2013年はマッデンNFL14ではなく前身の『ジョン・マッデン・フットボール』発売25周年を記念して『マッデンNFL25』として発売された。

シリーズ

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タイトル一蘭
タイトル 発売年 対応機 カバー
ジョン・マッデン・フットボール英語版 1988 MS-DOSコモドール64/128Apple II ジョン・マッデン
ジョン・マッデン・フットボール英語版 1990 メガドライブAmigaスーパーファミコン
ジョン・マッデン・フットボールII英語版 1991 MS-DOS
ジョン・マッデン・フットボール'92英語版 1991 MD
ジョン・マッデン・フットボール'93英語版 1992 MD、SFC
John Madden Duo CD Football 1993 PCエンジン
マッデンNFL'94英語版 1993 MD、SFC
John Madden Football[2][3] 1994 3DO
マッデンNFL'95英語版 1994 MD、SFC、ゲームボーイゲームギア ジョン・マッデン、背景にエリック・ウィリアムズカール・ウィルソン
マッデンNFL'96英語版 1995 Windows、MD、SFC、GB、SGG ジョン・マッデン
マッデンNFL97英語版 1996 Windows、MD、SFC、PlayStationセガサターン、GB
マッデンNFL98英語版 1997 Windows、MD、SFC、PS1、SS
マッデン・フットボール64英語版 NINTENDO64
マッデンNFL99英語版 1998 Windows、PS1、N64 ジョン・マッデン / ガリソン・ハースト (PAL版)
マッデンNFL2000英語版 1999 Windows、PS1、N64、ゲームボーイカラー マッキントッシュ ジョン・マッデン、背景にバリー・サンダース
マッデンNFL2001英語版 2000 Windows、PS1、N64、GBC、PlayStation 2 エディ・ジョージ
マッデンNFL2002英語版 2001 Windows、PS1、N64、PS2、ニンテンドーゲームキューブXbox、GBC、ゲームボーイアドバンス ダンテ・カルペッパー
マッデンNFL2003英語版 2002 Windows、PS1、PS2、GC、Xbox、GBA マーシャル・フォーク
マッデンNFL2004英語版 2003 Windows、PS1、PS2、GC、Xbox、GBA マイケル・ヴィック
マッデンNFL2005英語版 2004 Windows、PS1、PS2、GC、Xbox、GBA、ニンテンドーDSTapwave Zodiac レイ・ルイス
マッデンNFL06英語版 2005 Windows、PS2、GC、Xbox、Xbox 360、GBA、DS、PlayStation PortableWindows Mobile携帯電話 ドノバン・マクナブ
EA Sports Madden NFL Football アーケードゲーム なし
マッデンNFL07英語版 2006 Windows、PS2、GC、Xbox、Xbox 360、PlayStation 3Wii、GBA、DS、PSP ショーン・アレキサンダー
EA Sports Madden NFL Football: Season 2 アーケードゲーム なし
マッデンNFL08英語版 2007 Windows、PS2、NGC、Xbox、Xbox 360、PS3、Wii、DS、PSP、Mac OS X ヴィンス・ヤング
マッデンNFL09英語版 2008 PS2、Xbox、Xbox 360、PS3、Wii、DS、PSP ブレット・ファーヴ
マッデンNFL10英語版 2009 PS2、Xbox 360、PS3、Wii、PSP、iOS トロイ・ポラマルラリー・フィッツジェラルド
マッデンNFL11英語版 2010 PS2、Xbox 360、PS3、Wii、PSP、iOS ドリュー・ブリーズ
マッデンNFLフットボール英語版 2011 ニンテンドー3DS Madden NFL Football logo
マッデンNFL12英語版 2011 PS2、Xbox 360、PS3、Wii、PSP、iOS、AndroidBlackBerry PlayBook ペイトン・ヒリス
マッデンNFL13英語版 2012 Xbox 360、PS3、Wii、Wii UPlayStation Vita、iOS カルビン・ジョンソン
マッデンNFL25英語版 2013[4] Xbox 360、PS3、Xbox One,PlayStation 4、iOS、Android バリー・サンダースエイドリアン・ピーターソン
マッデンNFL15英語版 2014 Xbox 360、PS3、Xbox One、PS4 リチャード・シャーマン
Madden NFL Mobile iOS、Android (その年のゲーム機版カバー選手)
マッデンNFL16英語版 2015 Xbox 360、PS3、Xbox One、PS4 オデル・ベッカム
マッデンNFL17英語版 2016 Xbox 360、PS3、Xbox One、PS4 ロブ・グロンコウスキー
マッデンNFL18英語版 2017 Xbox One、PS4 トム・ブレイディ
マッデンNFL19英語版 2018 Windows、Xbox One、PS4 アントニオ・ブラウン
マッデンNFL20英語版 2019 Windows、Xbox One、PS4 パトリック・マホームズ
マッデンNFL21英語版 2020 Windows、Xbox One、PS4、Xbox Series X/SPlayStation 5Google Stadia ラマー・ジャクソン
Madden NFL 22英語版 2021 Windows、Xbox One、PS4、Xbox Series X/S、PS5、Stadia トム・ブレイディ
パトリック・マホームズ
Madden NFL 23英語版 2022 Windows、Xbox One、PS4、Xbox Series X/S、PS5 ジョン・マッデン
Madden NFL 24英語版 2023 Windows、Xbox One、PS4、Xbox Series X/S、PS5 ジョシュ・アレン
Madden NFL 25英語版 2024 Windows、Xbox One、PS4、Xbox Series X/S、PS5 クリスチャン・マキャフリー

マッデンの呪い

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1988年よりマッデンが解説を担当しているゲームソフトである「Madden NFL」シリーズ(EA)はEntertainment Software Association(ESA)による全米ゲームソフト年間販売数ランキングでは毎年上位にランキングされている。

  • 2005年(「Madden NFL 06」) - PS2版(1位)、Xbox版(3位)
  • 2006年(「Madden NFL 07」) - PS2版(1位)、Xbox 360版(5位)、Xbox版(20位)
  • 2007年(「Madden NFL 08」) - PS2版(7位)、Xbox 360版(12位)

しかし毎年ゲームの表紙となる選手はその年のシーズンにおいてケガで不本意な成績を残す(更に所属チーム自体も不本意な成績に終わることも多々ある)ことから「Maddenの呪い」「Maddenジンクス」と言われている[5][6]

怪我で成績を大きく落とし、チームもプレーオフを逃す。この怪我をきっかけに急速に能力が衰えていく。この年からMaddenの呪いが始まった。
チームはプレーオフ進出を果たし、インターセプトは相変わらず多いものの、前年度より成功率やレイティングを上げた。ジンクスを乗り越えたかに思われたが、シーズン終了後に闘犬容疑で逮捕、禁固刑を言い渡される。2009年7月に刑期を終え現役復帰を表明。8月13日にフィラデルフィア・イーグルスと2年契約を結んだ。
怪我でシーズンを棒に振り、チームもプレーオフを逃す。
怪我でシーズンを棒に振り、前年度のスーパーボウル出場チームながらプレーオフを逃す。
怪我で爆発力を失い、成績を大きく落とす。さらにエース欠場にもかかわらずチームは3年連続地区優勝を果たしたため、アレキサンダー不要論もささやかれた。
2007年シーズン終了後に解雇され、ワシントン・レッドスキンズに移籍。
怪我で長期離脱もベテラン控えQBコリンズの活躍によりチームはカンファレンス第1シードでプレーオフ進出した。
2007年シーズン後、引退表明したため、ジンクスは関係ないと思われたが、2008年シーズン前に現役続行を発表。表紙ではグリーンベイ・パッカーズのユニフォームを着用しているが、ニューヨーク・ジェッツにトレードされた。個人としてはプロボウルに選出されるなどまずまずの成績を残したが、AFC東地区はまれに見る接戦となり、プレーオフ進出を逃した。また、怪我を理由にわずか1シーズンを過ごしただけで2度目の引退を宣言した。なお、この年のプロボウルも辞退している。
09-10年シーズン開幕戦で、左膝を負傷し長期離脱を余儀なくされた。
フル出場を果たすもののインターセプト数を前年の二倍に増やし、QBレーティングを20点近く落とす不振の年となった。チームはプレーオフ進出を果たしたが、史上初となる負け越し出場のシアトル・シーホークスに初戦で破れ去った。
故障、契約問題などによるトラブルもあり、不振に陥った[7]
ジェリー・ライスの持っていたレシーブ獲得ヤード数を塗り替えるなど大活躍しており、個人成績としてはジンクスとは無縁であった。ただ、所属するデトロイト・ライオンズは4勝12敗で地区最下位に沈んだ。
2013年9月、過去の交際相手との間にできた当時2歳の息子を、息子の母の当時の交際相手による暴行で亡くし[8]、プレーでも前シーズンから800ヤード近くラン獲得を落とし、さらに自らも子への過失傷害容疑で起訴される[9]
全試合出場を果たしたが、NFCチャンピオンシップゲーム(対グリーンベイ・パッカーズ)で左腕を負傷した。
前年並みの活躍を見せ、呪いとは無縁だった。2003以降で初めて例外的な事例。
11月に負傷、そのまま出場なく終わった[10]。もっとも、グロンコウスキーはもともとケガが多い選手である。
チームは9年連続の地区優勝、個人としてはリーグMVP受賞と呪いとは無縁であった。しかし勝ち上がり出場した第52回スーパーボウルではフィラデルフィア・イーグルスに敗れる波乱があり、スーパーボウル2連覇とはならなかった。
個人ではプロボウルに選出されるなど好成績ではあったものの、チームはプレーオフを逃した。さらにチームとの間に軋轢が生じ、この年限りでピッツバーグ・スティーラーズを退団。その後も不祥事が多発し、2019年シーズンは僅か1試合しかプレーできなかった。
第54回スーパーボウルでMVPに輝くなど、呪いとは無縁であった。
ディビジョナルプレーオフの試合途中で脳震盪を起こし、そのままチームも敗北。さらに翌シーズン開始前にはCOVID-19に感染した。
マホームズはQBレーティングが先発になってからは最低の98.5で、AFCチャンピオンシップでは2インターセプトを喫し敗れた。一方、ブレイディはこの年リーグトップの成績を残したものの、一時は引退を発表。引退を撤回して臨んだ翌シーズンは、妻と離婚し、チームも負け越しと散々であり、シーズン終了後に正式に引退する。

このようなジンクスがあることから、カバーにオファーされても断るスター選手も少なからずいる。ラダニアン・トムリンソンはこのことからカバーのオファーを受けなかった。

2010年ボルチモア・レイブンズのファンがジョン・マッデンに呪いの存在を信じているか質問したところ、彼は明確に否定した[11]

マッデンボウル

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1995年より、マッデンNFLの最新バージョンを用いて、NFK選手が参加するマッデンボウルが開催されている。2006年のマッデンボウルは、第40回スーパーボウルのスーパーボールウィークエンドにスーパーボウル開催地であるデトロイトで行われた。2011年にはマッデンNFL11を用いてチームプレーで優勝が争われた。

優勝者

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 渡辺史敏 (2011年4月12日). “脳振とうルール、人気NFLゲームも採用”. NFL JAPAN. 2011年4月28日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ John Madden Football - 3DO”. IGN. 25 November 2012閲覧。
  3. ^ John Madden Football '93 for 3DO (1994)”. MobyGames. 25 November 2012閲覧。
  4. ^ Madden NFL 25 Available August 27
  5. ^ “マッデンの呪い”、今年の犠牲者はフィッツジェラルドか?”. NFL JAPAN (2009年4月9日). 2011年8月29日閲覧。
  6. ^ いわくつきゲームのカバー、今年はQBブリーズが抜てき”. NFL JAPAN (2010年4月23日). 2010年4月23日閲覧。
  7. ^ 今年も被害継続、「今ならのろいも信じられる」とRBヒリス”. NFL JAPAN (2011年12月30日). 2011年12月31日閲覧。
  8. ^ RBエイドリアン・ピーターソン、2歳の息子を失う”. アメフトNewsJapan (2013年10月11日). 2016年1月4日閲覧。
  9. ^ バイキングスRBピーターソン、息子への過失傷害で起訴”. アメフトNewsJapan (2014年9月13日). 2016年1月4日閲覧。
  10. ^ ペイトリオッツTEグロンコウスキーが故障者リスト入りで今季終了”. NFL JAPAN (2016年12月4日). 2017年9月1日閲覧。
  11. ^ ブリーズは大丈夫? マッデン氏が“のろい”否定”. NFL JAPAN (2010年8月5日). 2010年8月5日閲覧。
  12. ^ NFL TOKYO2003 選手紹介”. NFL JAPAN (2003年). 2012年10月2日閲覧。

外部リンク

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