マックス・O・ローレンツ
アメリカの経済学者 (1876-1959)
マックス・オット・ローレンツ (Max Otto Lorenz、1876年9月19日 - 1959年7月1日)は、アメリカ合衆国の経済学者。1905年に、所得の不平等を描写するローレンツ曲線を発表したことで有名である。
生誕 | 1876年9月19日 |
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死没 | 1959年7月1日 (82歳没) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
母校 |
ウィスコンシン大学マディソン校 アイオワ大学 |
博士課程 指導教員 | Balthasar H. Meyer |
実績 | ローレンツ曲線 |
彼がローレンツ曲線についての論文を公開したのは、ウィスコンシン大学マディソン校での博士課程の時であった[1](ただ、彼が1906年に公開した博士論文では、この論文については触れられていない)。
また、彼が提唱したこの尺度に「ローレンツ曲線」という語を当てたのは、彼自身ではなくWillford I. Kingである。(1912年)
人物
編集ローレンツはドイツ系アメリカ人である。父は1841年にプロイセン王国のライン州(後のノルトライン=ヴェストファーレン州)の都市エッセンに生まれた[2]。
研究と教育の両方において活躍し、また、アメリカ合衆国の国勢調査局や統計局、州際通商委員会などの機関にしばしば雇用された。
1917年にはアメリカ統計学会の特別研究員に選出された[3]。
妻ネリーと結婚し、フレッド、ロジャー、ジュリアンの3人の息子を持った。
脚注
編集- ^ Lampman, Robert J., ed. (1993). Economics at Wisconsin 1892–1992. Madison. p. 28.
- ^ https://books.google.com/books?id=7wLGjyB128IC&pg=PA263
- ^ List of ASA Fellows, retrieved 2016-07-16.
外部リンク
編集- Lorenz, M. O. (1905). Methods of measuring the concentration of wealth Publications of the American Statistical Association. Vol. 9 (New Series, No. 70) 209-219.doi:10.2307/2276207
- Richard T. Ely, Adams, Thomas A. Adams, Max O. Lorenz, and Allyn Young (1908). Outlines of Economics. New York: Macmillan.
- King, W.I. (1912). The Elements of Statistical Method. New York: Macmillan.
- A discussion of generalised Lorenz curves: [1]
- Some history of economists from the University of Wisconsin–Madison school around John R. Commons: [2]
- Christian Kleiber and Samuel Kotz (2003) (pdf). Statistical Size Distributions in Economics and Actuarial Sciences. Wiley. pp. 263. doi:10.1002/0471457175. ISBN 978-0-471-15064-0 .
- Max O. Lorenz. JSTOR .