マジェスティック (2001年の映画)
『マジェスティック』(原題: The Majestic)は、2001年のアメリカ映画。主演はジム・キャリー。主人公ルークの生前の声は、マット・デイモンが演じている。
マジェスティック | |
---|---|
The Majestic | |
監督 | フランク・ダラボン |
脚本 | マイケル・スローン |
製作 |
フランク・ダラボン マイケル・スローン |
製作総指揮 | ジム・ベンク |
出演者 | ジム・キャリー |
音楽 | マーク・アイシャム |
撮影 | デヴィッド・タッターサル |
編集 | ジム・ペイジ |
製作会社 |
キャッスル・ロック・エンターテインメント ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2001年12月21日 2002年6月22日 |
上映時間 | 152分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $72,000,000[1] |
興行収入 | $37,317,558[1] |
キャッチコピー
編集- 自分のことすら知らない男を、町の誰もが"希望"と呼んだ。
あらすじ
編集1951年、アメリカは第二次赤狩りの真っただ中、ハリウッドの新進脚本家ピーター・アプルトンはB級映画の脚本を書きながら、いずれは"A級"の作品も手がけたいと奮闘していた。そんな時、学生時代に女の子の気を引くために共産主義/反戦集会 (Food Not Bombs) に参加していたことが下院非米活動委員会の知るところとなり、共産主義者との疑いをかけられる。その結果、ピーターの新作公開は延期され、クレジットから名前がはずされ、スタジオとの契約も破棄されてしまう。
キャリアを絶たれてしまったピーターは、絶望から飲酒運転をしたうえ、道路に飛び出したオポッサムを避けようとして、橋から落ちてしまう。事故で記憶喪失になってしまった彼が流れ着いた町“ローソン”は、戦争で多くの若者を失い、残った人々の心に大きな傷を残していた。彼は第二次大戦で行方不明 (MIA) になっていた町の英雄ルーク・トリンブルにそっくりであったため、町中の人々からルークと勘違いされ受け入れられてしまう。
ピーターは、町の復興の第一歩としてルークの映画館“マジェスティック”の再建に尽力するのであった。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ピーター・アプルトン/ルーク・トリンブル | ジム・キャリー | 森田順平 |
ハリー・トリンブル | マーティン・ランドー | 納谷悟朗 |
アデル・スタントン | ローリー・ホールデン | 込山順子 |
スタントン医師 | デヴィッド・オグデン・スティアーズ | 岩田安生 |
スタン・ケラー | ジェームズ・ホイットモア | 大木民夫 |
アーニー・コール町長 | ジェフリー・デマン | 佐々木敏 |
レオ・クーベルスキー | アレン・ガーフィールド | 園江治 |
サンドラ・シンクレア | アマンダ・デトマー | 斎藤恵理 |
エルヴィン・クライド院内顧問 | ボブ・バラバン | 廣田行生 |
セシル・コールマン保安官 | ブレント・ブリスコー | 後藤哲夫 |
エイベリー・ワイアット | チェルシー・ロス | 丸山詠二 |
ドイル議員 | ハル・ホルブルック | 小山武宏 |
ケヴィン・バナマン | ロン・リフキン | 宮田光 |
エメット・スミス | ジェリー・ブラック | 小関一 |
アイリーン | スーザン・ウィリス | 島美弥子 |
メイベル | キャサリン・デント | 服部幸子 |
探検家ローランド | ブルース・キャンベル | 廣田行生 |
カリード王子 | クリフ・カーティス | 楠大典 |
スタジオの重役 | カール・ライナー | |
シドニー・ポラック | ||
ロブ・ライナー | ||
ゲイリー・マーシャル | ||
スペンサー | マット・G・ウィーンズ | 青木誠 |
ルーク・トリンブルの声 | マット・デイモン | |
その他 | — | 樫井笙人 白木克枝 江川大輔 |
スタッフ
編集作品解説
編集本作は、ハリウッド・ブラックリスト(ハリウッド・テン=ハリウッドの10人の映画監督と脚本家)の実話から着想を得ている。劇中では『アフリカの女王』のポスターが確認でき、『地球の静止する日』が上映される。撮影は、カリフォルニア州ハンボルト郡ファーンデールで行われた。
出典
編集- ^ a b “The Majestic (2001)” (英語). Box Office Mojo. 2010年11月4日閲覧。