マシュー・ロビンス
マシュー・ロビンス(Matthew Robbins、1945年7月15日 - )は、アメリカの脚本家、映画監督[1]であり、アメリカン・ニューシネマにおける作品でよく知られている。
マシュー・ロビンス Matthew Robbins | |||||||||
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生年月日 | 1945年7月15日(79歳) | ||||||||
出生地 | アメリカ合衆国, テキサス州, サンアントニオ | ||||||||
職業 | |||||||||
活動期間 | 1971年 – | ||||||||
配偶者 | Janet Robbins | ||||||||
主な作品 | |||||||||
『続・激突!/カージャック』 『ドラゴンスレイヤー』 『ニューヨーク東8番街の奇跡』 『ミミック』 『クリムゾン・ピーク』 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 | |||||||||
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マシュー・ロビンス | |
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教育 | AFI Conservatory |
人物
編集ジョージ・ルーカス、ギレルモ・デル・トロ、ウォルター・マーチ、スティーヴン・スピルバーグなど、アメリカン・ニューシネマにおける数多くの映画製作者とともに、『続・激突!/カージャック』、『未知との遭遇』、『ジョーズ』などの作品を製作した。また、ギレルモ・デル・トロ監督とは頻繁に仕事をしており、彼の作品である『ミミック』や『クリムゾン・ピーク』の脚本を執筆している。その他には、脚本家のハル・バーウッドと頻繁に仕事をしている。
USCシネマティックアーツスクールに入学する前、ロビンスは1965年にジョンズ・ホプキンズ大学を卒業し、ウォルター・マーチやキャレブ・デシャネルと同級生で友人でもあった。また、AFIコンサバトリーの卒業生でもある。2004年には、ジョンズ・ホプキンズ大学からDistinguished Alumnus Awardを受賞している[2]。
2014年には、Vishal Bhardwajと共にボリウッド・スリラー『7 Khoon Maaf』の脚本を担当し、インド映画界にデビューした[3]。彼の2作目のインド映画『ラングーン』は、同じ監督が指揮を執った。
フィルモグラフィ
編集年 | 邦題 原題 |
映画監督 | 脚本家 | 備考 |
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1974 | 続・激突!/カージャック The Sugarland Express |
Yes | ||
1976 | The Bingo Long Traveling All-Stars & Motor Kings | Yes | ||
1977 | マッカーサー MacArthur |
Yes | ||
1978 | コルベット・サマー Corvette Summer |
Yes | Yes | |
1981 | ドラゴンスレイヤー Dragonslayer |
Yes | Yes | |
1985 | バイオ・インフェルノ Warning Sign |
Yes | 製作総指揮兼任 | |
ビリージーンの伝説 The Legend of Billie Jean |
Yes | |||
世にも不思議なアメージング・ストーリー Amazing Stories |
Yes | S1Ep2:「愛と哀しみの磁石男」 Main Attraction | ||
1987 | ニューヨーク東8番街の奇跡 *batteries not included |
Yes | Yes | |
1989 | Mothers, Daughters and Lovers |
Yes | テレビ映画 | |
1991 | ビンゴ! Bingo |
Yes | ||
1993 | 「オフ・ザ・グラウンド」 Off the Ground |
Yes | ポール・マッカートニーのミュージックビデオ | |
1997 | ミミック Mimic |
Yes | ||
2007 | Blood Brothers |
Story | 短編映画 | |
2009 | オーケストラ! Le Concert |
Additional | フランス映画 | |
2011 | ダーク・フェアリー Don't Be Afraid of the Dark |
Yes | ||
7 Khoon Maaf |
Yes | |||
2013 | Vijay and I |
Yes | ||
Ek Thi Daayan |
Additional | |||
2015 | クリムゾン・ピーク Crimson Peak |
Yes | ||
Chatô:O Rei do Brasil |
Yes | |||
2017 | ラングーン Rangoon |
Yes | ||
Madame |
Adaptation | |||
2022 | ギレルモ・デル・トロのピノッキオ Guillermo del Toro's Pinocchio |
Yes |
ノンクレジットライター
編集- 電子的迷宮/THX 1138 4EB (1967年、短編)
- THX 1138 (1971年、「エンドシーンのTHX 1138」としてもカメオ出演)
- ジョーズ(1975年)
- 未知との遭遇(1977年、「帰国者#3 Flt.19」としてカメオ出演し、セカンド・ユニットディレクターとしても参加)
賞とノミネート
編集賞 | 年 | 部門 | 作品 | 結果 |
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カンヌ国際映画祭 | 1974年 | 脚本賞 | 『続・激突!/カージャック』 | 受賞 |
全米脚本家組合賞 | 1974年 | Best Comedy Written Directly for the Screenplay | 『続・激突!/カージャック』 | ノミネート |
1976年 | Best Comedy Adapted from Another Media | The Bingo Long Traveling All-Stars & Motor Kings | ノミネート | |
ヒューゴー賞 | 1981年 | 最優秀映像部門賞 | 『ドラゴンスレイヤー』 | ノミネート |
サターン賞 | 1997年 | 脚本賞 | 『ミミック』 | ノミネート |
2015年 | 脚本賞 | 『クリムゾン・ピーク』 | ノミネート | |
セザール賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | 『オーケストラ!』 | ノミネート |
脚注
編集- ^ Maslin, Janet (August 4, 1978). “Screen: Saga of a Car In 'Corvette Summer': A Double Debut”. The New York Times. May 18, 2009閲覧。
- ^ “Krieger.jhu.edu”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月16日閲覧。
- ^ “How Hollywood and Bollywood Met for 'Susanna's Seven Husbands' (Berlin)”. Hollywood Reporter (2011年2月17日). 2018年4月13日閲覧。