マシュー・アンダーソン
マシュー・ジョン・アンダーソン(Matthew John Anderson,1987年4月18日 - )は、アメリカ合衆国の男子バレーボール選手である[2][3]。アメリカ合衆国代表。ニックネームでマット・アンダーソンと呼ばれる。
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基本情報 | |||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||
生年月日 | 1987年4月18日(37歳)[1] | ||||||||||||||
出身地 | ニューヨーク州バッファロー | ||||||||||||||
ラテン文字 | Matt Anderson | ||||||||||||||
身長 | 208cm | ||||||||||||||
体重 | 100kg | ||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||
愛称 | マット | ||||||||||||||
ポジション | OP | ||||||||||||||
スパイク | 360cm | ||||||||||||||
ブロック | 332cm | ||||||||||||||
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私生活
編集ニューヨーク州バッファロー出身。5人兄姉の末弟として生まれた。2人の姉は学生時代にバレーボールの経験があり、マットはウェストセレカ高校を2005年に卒業している。
選手キャリア
編集ウェストセレカ高校(英語版)最上級学年時には、同校バレーボールチームをレギュラーシーズン17勝無敗の好成績で、地区決勝戦へと導いた。決勝ではハンブルク高校に3-0で敗れている。2004年には同校は、ディビジョンⅠ選手権者となった。その後、アンダーソンはエリー郡イーデン町にあったイーデンバレーボールクラブでプレーした。ペンシルベニア州立大学に進んだアンダーソンは、2年次には身長が207cm(6'10")に達した。高校時代の元来のポジションはミドルブロッカーであったが、イーデンVCではアウトサイドヒッターやオポジットとしての経験を積んだ。アンダーソンは今日、著名な同クラブ出身者の中でもトップクラスのプレーヤーとして名を馳せている。
ペンシルベニア州立大学におけるアンダーソンの成績はアタック決定本数1,212本、サービスエース82本であり、歴代の同学出身者ランキングの13位となっている。特筆すべきは2008年シーズンで、ペンシルベニア州立大学ニッタニーライオンズを決勝戦に導き、ペパーダイン大学ウェーブスを打ち破ってNCAA選手権二度目の優勝を飾ったことである。この試合では29本のアタックを決め、MOP(Most Outstanding Player=最も傑出した選手)に選出された。また同年にはEIVA(東部大学バレーボール協会)の年間優秀選手、AVCA(全米大学監督協会)の年間優秀選手、AVCAファーストチームにも選出されている。
2008年7月、ペンシルベニア州立大学4年次への進級を中断し、韓国Vリーグの現代キャピタル・スカイウォーカーズとプロ契約を締結した[4]。デビューシーズンではスカイウォーカーズをレギュラーラウンド1位への導いている。2010/11シーズンはイタリアのカッリポ・ヴィボ・ヴァレンツィアでプレーし、翌シーズンにはパッラヴォーロ・モデナに移籍、更に2012年からはロシア・スーパーリーグのゼニト・カザンへと移籍した。2012/13シーズンにはロシア選手権銅メダル[要出典]と欧州チャンピオンズリーグ銅メダル獲得に貢献した[5]。2013/14シーズンには、ロシア選手権優勝の原動力となり、自らもMVPに選出されている[6][7]。
2014年10月29日、アンダーソンはうつ病を理由に、セニト・カザンとの契約打ち切りを申し入れしたが[8][9]、同年12月26日、年明けからゼニト・カザンへの復帰を表明した[10]。
球歴
編集アメリカ合衆国代表 2007年-
- 2008年 - パンアメリカンカップ 金メダル
- 2011年 - NORCECA選手権 銀メダル
- 2012年 - FIVBワールドリーグ 銀メダル
- 2012年 - ロンドンオリンピック 5位
- 2013年 - NORCECA選手権 金メダル
- 2014年 - FIVBワールドリーグ 金メダル
- 2015年 - ワールドカップバレーボール 金メダル
- 2016年 - リオデジャネイロオリンピック 銅メダル
- 2024年 - パリオリンピック 銅メダル
所属クラブ
編集- ペンシルベニア州立大学(2006-2009年)
- 現代キャピタル・スカイウォーカーズ(2008-2010年)
- カッリポ・ヴィボ・ヴァレンツィア(2010-2011年)
- パッラヴォーロ・モデナ(2011-2012年)
- ゼニト・カザン(2012-2019年)
- パッラヴォーロ・モデナ(2019-2020年)
- シル・サフェーティ・ペルージャ(2021-2022年)
- ゼニト・サンクトペテルブルク(2022-2023年)
- ジラート・バンカス(2023-)
受賞歴
編集- 2013年 - NORCECA選手権 MVP
- 2013年 - ワールドグランドチャンピオンズカップ ベストスコアラー
- 2014年 - ロシア・スーパーリーグ MVP
脚注
編集- ^ アメリカ | 男子出場チーム FIVBワールドカップバレーボール2015
- ^ fivb. “Player's Biography”. 2015年2月7日閲覧。
- ^ TEAM USA. “Biography”. 2015年2月7日閲覧。
- ^ Anderson to forego senior year; signs professional contract in Korea - gopsusports.cstv.com - 01-07-2008
- ^ Zenit KAZAN settles for bronze to celebrate fourth European medal - cev.lu - 17-03-2013
- ^ RUS M: Zenit Kazan keeps Matt Anderson - worldofvolley.com - 04-05-2014
- ^ Zenit Kazan wins national championship - end.tatar-inform.ru - 14-04-2014
- ^ Андерсон решил приостановить карьеру - zenit-kazan.com - 29-10-2014
- ^ Matt Anderson terminated contract with Zenit - worldofvolley.com - 29-10-2014
- ^ FIVB. “American Anderson to return to Zenit-Kazan”. 2014年12月29日閲覧。
外部リンク
編集- Highlights (movie)
- FIVB公式プロフィール
- TeamUSA
- 公式webサイト