マグレブ・アラブ通信
マグレブ・アラブ通信(マグレブ・アラブつうしん、英語: Maghreb Arab Press、フランス語: Maghreb Arabe Presse、アラビア語: وكالة المغرب العربي للأنباء) 、略称:MAP は、モロッコの国営通信社。
略称 | MAP |
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本社所在地 |
モロッコ ラバト |
設立 | 1959年 |
業種 | 通信社 |
外部リンク | MAP |
特記事項:国営企業 スローガン:La valeur de l'information. |
沿革と概況
編集この通信社は、1959年5月31日に、ラバトでメーディ・ベノウナ (Mehdi Bennouna) によって創設された[1][2][3]。同社は、1973年に国有化された[3]。
代表者はムハンメド・カバチ (Mohammed Khabbachi) で、本社はラバトにある。この通信社は、アラビア語、英語、フランス語、スペイン語の4カ国語で国際サービスを提供している。1960年に、この通信社は、アフリカ向けの記事提供を立ち上げ、1975年10月14日には中東向けのサービスとともに英語サービスを開始した。
1999年11月16日まで、20年以上の長きにわたりアブデルジャリ・フェンジロ (Abdeljalil Fenjiro) が代表者であったが、この職はモハメド・ヤシン・マンソウリ (Mohammed Yassine Mansouri) が継承した[4]。
この通信社の活動はニュースの提供にとどまらず、2005年には、メディアにおける女性像の改善のための憲章を、社会開発・家族・連帯省やコミュニケーション・文化省とともに起草している[5]。
国外支局網
編集この通信社は、国外に設置した支社が、アビジャン、アルジェ、ボン、ベイルート、カイロ、ダカール、ジュネーヴ、ジッダ、リスボン、マドリード、メキシコシティ、モントリオール、モスクワ、ニューデリー、ヌアクショット、カイロ、パリ、ローマ、チュニス、ワシントンD.C.にある。加えて、アジアにも大規模な通信網をもっている[6]。
国内地方支局
編集この通信社は、モロッコ国内では、アガディール、カサブランカ、タンジェ、ダフラ、フェズ、ケニトラ、アイウン、ナドル、ウジダ、セタトに支社を配置している。
通信員
編集さらに、この通信社は、アブダビ、アンカラ、ブエノスアイレス、カラカス、ダマスカス、アル・ジャディーダ、エッサウィラ、マラガ、マルセイユ、メキシコシティ、ニューデリー、ワルザザート、プレトリア、タンタン、タザ、テヘラン、テトゥアン、トリポリに通信員を置いている。
脚注
編集- ^ Chiba Yushi (February 2012). A Comparative Study on the Pan-Arab Media Strategies: The Cases of Egypt and Saudi Arabia. 5 2014年2月13日閲覧。.
- ^ “Country profiles - Morocco”. Journalism Network. 2014年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月13日閲覧。
- ^ a b Thomas K. Park; Aomar Boum (2006年1月16日). Historical Dictionary of Morocco. Scarecrow Press. p. 243. ISBN 978-0-8108-6511-2 2014年10月8日閲覧。
- ^ Mohammed Ibahrine (2002). “Democratisation and the press: the case of Morocco”. Nord Süd Aktuell 2014年1月29日閲覧。.
- ^ Loubna H. Skalli (2011). “Constructing Arab Female Leadership Lessons from the Moroccan Media”. Gender & Society 25 (475). doi:10.1177/0891243211411051 2014年10月9日閲覧。.
- ^ “MAP one of the rare Arab news agencies to have large network in Asia, Chinese official”. UMCI News. (2009年6月6日). オリジナルの2014年6月11日時点におけるアーカイブ。 2014年2月4日閲覧。( 要購読契約)