マグニテュード
マグニテュード(Magnitude、1975年3月16日 - 2004年3月4日)[1]は、アイルランドで生産された競走馬、種牡馬。
マグニテュード | |
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欧字表記 | Magnitude[1] |
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 鹿毛[1] |
生誕 | 1975年3月16日[1] |
死没 | 2004年3月4日(29歳没) |
父 | Mill Reef[1] |
母 | Altesse Royale[1] |
母の父 | セントクレスピン[1] |
生国 | アイルランド[1] |
生産者 | F.R.Hue-Williams[1] |
競走成績 | |
生涯成績 | 6戦0勝 |
獲得賞金 | 1584ポンド[2] |
経歴
編集競走馬時代
編集父が大種牡馬ミルリーフ (Mill Reef) 、母がイギリスの1000ギニーとオークスを制したアルテッスロワイヤル (Altesse Royale) という良血馬であったが、イギリスでデビューするも現役時代は6戦未勝利に終わる。しかし、血統の良さを評価され、引退後は日本で種牡馬となることとなった。
種牡馬時代
編集種牡馬としては、胆振軽種馬農協の種馬場にて供用されていた[3]。
1989年産で、代表産駒となった1992年のクラシック二冠馬ミホノブルボンは、種付料が高額で牧場事情から手出しできなかったミルジョージの代替として同じミルリーフを父に持つ本馬を選び誕生したという逸話で知られる(代替種牡馬の項を参照)[4]。また、それまでのエルプスやコガネタイフウといった産駒が短距離戦に特化した結果を残していたことから、ミホノブルボンが東京優駿(日本ダービー)や菊花賞といった中・長距離戦に勝てるのかどうかといった議論が沸き起こったこともある(結果として東京優駿は優勝、菊花賞は2着。詳しくは同馬の項参照)。
主な産駒
編集太字は勝利した八大競走またはGI級競走。
- 1980年産
- 1982年産
- 1987年産
- 1988年産
- 1989年産
- ミホノブルボン(朝日杯3歳ステークス、皐月賞、東京優駿、スプリングステークス、京都新聞杯)
- ミヤシロテュードオ(シアンモア記念2連覇、南部駒賞、東北サラブレッド3歳チャンピオン)
- 1990年産
- 1993年産
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
編集- 1992年産
血統表
編集マグニテュードの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミルリーフ系 |
[§ 2] | ||
父 Mill Reef 1968 鹿毛 |
父の父 Never Bend1960 鹿毛 |
Nasrullah | Nearco | |
Mumtaz Begum | ||||
Lalun | Djeddah | |||
Be Faithful | ||||
父の母 Milan Mill1962 鹿毛 |
Princequillo | Prince Rose | ||
Cosquilla | ||||
Virginia Water | Count Fleet | |||
Red Ray | ||||
母 Altesse Royale 1968 栗毛 |
*セントクレスピン St. Crespin 1956 栗毛 |
Aureole | Hyperion | |
Angelola | ||||
Neocracy | Nearco | |||
Harina | ||||
母の母 Bieu Azur1959 栗毛 |
Crepello | Donatello | ||
Crepuscule | ||||
Blue Prelude | Blue Peter | |||
*キーボード | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-w) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nearco 4×4=12.50%、Donatello 5×4=9.38%、Hyperion 5×4=9.38%、Blenheim 5×5=6.25%、Pharos(Fairway)5×5・5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
4代母キーボードは日本でPrecipticの持込馬マサタカラ(カブトヤマ記念、ダイヤモンドステークス、オールカマー、有馬記念3着)を産んでいる。なお、キーボードを日本に輸入したのは本馬の母父セントクレスピンの日本での代表産駒タイテエムを生産した出口留雄である。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k “マグニテュード”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月10日閲覧。
- ^ 『優駿』1985年11月号、日本中央競馬会、129頁
- ^ JBBA NEWS - 公益社団法人 日本軽種馬協会、2022年4月19日閲覧。
- ^ “鍛えて強くなった二冠馬 ミホノブルボンと坂路”. 優駿Official web site. 中央競馬ピーアール・センター. 2019年9月6日閲覧。
- ^ マグニテュード(IRE) - 血統書サービス、2022年4月19日閲覧。
- ^ a b c “マグニテユード(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
- ^ a b “マグニテュードの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月6日閲覧。