マグジー・ボーグス(Muggsy Bogues、本名:タイロン・カーティス・ボーグス、: Tyrone Curtis Bogues1965年1月9日[1] - )は、アメリカ合衆国の元バスケットボール選手。メリーランド州ボルチモア出身[2]。出身大学はウェイク・フォレスト大学[3]。身長160cmで、NBA史上最短身の選手であった[4]。リーダーシップを発揮し、全盛期を過ごしたホーネッツ時代の地元の人気は絶大で「シャーロット市長選に立候補したら当選間違いなし」と言われた。

マグジー・ボーグス
Muggsy Bogues
2011年、インドデリーでのボーグス
引退
ポジション PG
基本情報
愛称 "Muggsy"
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1965-01-09) 1965年1月9日(59歳)
出身地 メリーランド州ボルティモア
身長(現役時) 160cm (5 ft 3 in)
体重(現役時) 62kg (137 lb)
キャリア情報
出身 ウェイク・フォレスト大学
ドラフト 1987年 12位
選手経歴
1987–1988
1988–1997
1997–1999
1999–2001
ワシントン・ブレッツ
シャーロット・ホーネッツ
ゴールデンステート・ウォリアーズ
トロント・ラプターズ
指導者経歴
2005-2006 シャーロット・スティング (WNBA)
受賞歴
No.14 ウェイク・フォレスト大学永久欠番
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 1986
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
世界選手権
1986 スペイン バスケットボール

愛称「マグジー」は、映画『バワリー・ボーイズ英語版』の登場人物の一人の名前が由来で、ボーグスが幼少期に「お前はあの映画のマグジーに似てるな」と言われたことを気に入って、そのまま自身の愛称にしたとされる。

来歴

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兄が2人、姉が1人おり、兄の影響でバスケットボールを始めたという[5]

ポイントガードとしてNBAで14シーズン、5つのチームでプレイした。シャーロット・ホーネッツでの活躍が最も有名である。1997年のプレーオフでの3ポイント成功率85.7%(6/7本)は、2023年現在でもプレーオフ記録である。その他、ワシントン・ブレッツゴールデンステート・ウォリアーズトロント・ラプターズでプレイした。

大学時代には1986年バスケットボール世界選手権アメリカ代表にも選出され、金メダルを獲得している。この時に選出されたメンバーにはスティーブ・カーデビッド・ロビンソンショーン・エリオットなどがいる。

現役引退後、ノースカロライナ州シャーロットにあるWNBAのシャーロット・スティングのヘッドコーチを2005年から2007年まで務めた。

2011年、シャーロットにある高校の男子バスケ部コーチに就任。

体躯

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最初に所属したワシントン・ブレッツには、当時NBA史上最長身であった231cmのマヌート・ボルがおり、NBA史上最長身と最短身の選手が1シーズン同じコートでプレーすることとなり、ともに雑誌の表紙を飾ったこともあった。160cmと小柄な体格ながら引退までに通算で39ブロックを記録し、NBAのスタープレイヤーだった身長213cmのパトリック・ユーイングをブロックしたこともあった。

メディア

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個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
1987–88 WSB 79 14 20.6 .390 .188 .784 1.7 5.1 1.6 .0 1.3 5.0
1988–89 CHH 79 21 22.2 .426 .077 .750 2.1 7.8 1.4 .1 1.6 5.4
1989–90 81 65 33.9 .491 .192 .791 2.6 10.7 2.0 .0 1.8 9.4
1990–91 81 46 28.4 .460 .000 .796 2.7 8.3 1.7 .0 1.5 7.0
1991–92 82 69 34.0 .472 .074 .783 2.9 9.1 2.1 .1 1.9 8.9
1992–93 81 80 35.0 .453 .231 .833 3.7 8.8 2.0 .1 1.9 10.0
1993–94 77 77 35.7 .471 .167 .806 4.1 10.1 1.7 .0 2.2 10.8
1994–95 78 78 33.7 .477 .200 .889 3.3 8.7 1.3 .0 1.7 11.1
1995–96 6 0 12.8 .375 .000 1.000 1.2 3.2 .3 .0 1.0 2.3
1996–97 65 65 28.9 .460 .417 .844 2.2 7.2 1.3 .0 1.7 8.0
1997–98 2 0 8.0 .400 --- 1.000 .5 2.0 1.0 .0 .5 3.0
GSW 59 31 26.3 .437 .250 .894 2.2 5.5 1.1 .1 1.8 5.8
1998–99 36 5 19.8 .494 .000 .861 2.0 3.7 1.2 .0 1.3 5.1
1999–00 TOR 80 5 21.6 .439 .333 .908 1.7 3.7 .8 .1 .7 5.1
2000–01 3 0 11.3 .000 .000 --- 1.0 1.7 .7 .0 1.3 .0
通算:14年 889 556 28.6 .458 .278 .827 2.6 7.6 1.5 .0 1.6 7.7

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
1988 WSB 1 0 2.0 --- --- --- .0 2.0 .0 .0 1.0 .0
1993 CHH 9 9 38.4 .476 .000 .714 4.0 7.8 2.7 .0 1.9 9.8
1995 4 4 36.3 .311 .333 1.000 1.5 6.3 1.0 .0 2.3 8.5
1997 2 2 29.0 .579 .857  1.000 1.5 2.5 .5 .0 3.0 16.0
2000 TOR 3 2 29.0 .286 .333 .333 2.0 1.7 1.3 .0 1.3 5.3
出場:5回 19 17 33.6 .419 .476 .769 2.7 5.6 1.7 .0 1.9 8.9

出典

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関連項目

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外部リンク

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