マイビジョン
日本物産が開発・製造した家庭用ゲーム機
マイビジョン(My Vision)は、1983年に日本物産が開発・製造した家庭用ゲーム機。当初のメーカー希望小売価格は39,800円[2]だったが、後に19,800円とされた。
メーカー | 日本物産 |
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種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第3世代 |
発売日 | 1983年 |
対応メディア | ロムカセット |
売上台数 | 5万台[1] |
概要
編集当初、1983年5月9日の販売元は中央産業であったが[3]、途中で1983年12月20日に関東電子(現:シネックスジャパン)も販売するようになった[4]。販売元は異なるものの日本物産が主体となって開発した家庭用ゲーム機であり、本体裏やRF端子ケーブル、ACアダプターには同社の「Nichibutsu」ロゴが記載されている。ゲームソフトの開発は日本物産とサードパーティーに関東電子の関連企業だったロジテックが参入し開発を担当した。ゲームソフトのサポートはウチダサービス(現:ウチダエスコ)が担当した[5]。
ハードウェア
編集リバーシ、麻雀などボードゲームに絞った家庭用ゲーム機で簡単なキーボードが搭載されており、2台のマイビジョンと通信ケーブルを揃えれば2人対戦プレイができる[2]。画像出力はRF端子出力とビデオ端子出力の2種類が可能で、ゲーム機本体裏にはスピーカーとボリューム調整ダイヤルが付いている。
仕様
編集- CPU:NEC μPD780C (Z80互換)(クロック周波数2.68465MHz)
- VDP:TMS9918A
- RAM:2KB
- VRAM:16KB
- サウンド:AY-3-8910
- インターフェイス
- RF出力
- ビデオ出力(サウンド出力は無し)
- 拡張コネクタ(36ピン)
ソフトウェア
編集全ゲームソフト定価4,500円[6]
周辺機器
編集- 通信ケーブル
脚注
編集- ^ 山崎 功 『家庭用ゲーム機コンプリートガイド』 主婦の友インフォス情報社、2014年、60頁。
- ^ a b 第2回:TVゲームグラフティー 1984年日本編 テレビゲーム・ファーストジェネレーション - ファミ通.com
- ^ 日経産業新聞に掲載された中央産業の発表には5月9日発売予定と記載
- ^ 関東電子が配布したマイビジョンのパンフレットには12月20日発売予定と記載
- ^ ゲームソフトの取扱説明書にウチダサービス株式会社の社名が記載。
- ^ My Vision by Nichibutsu - The Video Game Kraken