マイケル・ロペス=アレグリア
マイケル・ロペス=アレグリア(Miguel Eladio "LA" Lopez-Alegria、1958年5月30日-)は、スペイン系アメリカ人の宇宙飛行士である。3度のスペースシャトルと1度の国際宇宙ステーションのミッションに参加した。10回の宇宙遊泳を行ったことで知られている。また、第14次長期滞在中に5回の宇宙遊泳を行い、これは単一ミッション中の宇宙遊泳回数の最多記録である。
マイケル・ロペス=アレグリア Michael Lopez-Alegria | |
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NASA所属宇宙飛行士 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
現況 | 現役 |
生誕 |
1958年5月30日(66歳) スペインマドリード |
他の職業 | テストパイロット |
階級 | 大佐 |
宇宙滞在期間 | 257日22時間46分 |
選抜試験 | 1992年NASA選抜試験 |
ミッション |
STS-73 STS-92 STS-113 ソユーズTMA-9 第14次長期滞在 |
記章 |
背景
編集ロペス=アレグリアはスペインのマドリードで生まれ、カリフォルニア州ミッション・ヴィエージョで育った。アメリカ海軍に入隊し、海軍兵学校及び海軍大学院で1980年と1988年に工学の学位を取得した。海軍ではスペインのロタに配属され、2番目に大きな105人の部隊を率いた。彼はスペイン軍と多くのつながりを持ち、スペインのメディアでもよく知られる人物となった。
ミッションの記録
編集彼の宇宙飛行士としての最初のミッションは1995年のSTS-73だった。その後、2000年にSTS-92、2002年にSTS-113に参加した。
2006年9月18日、彼はバイコヌール宇宙基地からソユーズTMA-9で打ち上げられ、翌日19日にISS機長として第14次長期滞在のドッキングを成功させた。第14次長期滞在では、彼は5度の宇宙遊泳を行い、2007年4月21日に地球に帰還した。
ロペス=アレグリアは宇宙遊泳の回数(10回)と合計時間(67時間40分)のアメリカ記録を持っている。前の記録保持者のジェリー・L・ロスは9回、58時間18分だった。また、世界でもロシアのアナトリー・ソロフィエフの16回に次ぐ記録である。2007年4月2日に、彼はアメリカの宇宙飛行士として単一ミッションでの宇宙滞在時間記録も更新した。4月21日に地球に帰還した時点で、単一のミッションの長さは215日になった[1]。(世界最長は、ワレリー・ポリャコフが1994年から1995年にミールで記録した437日間である。)
宇宙遊泳のリスト
編集出典
編集- ^ “Soyuz docks to station”. Spaceflight Now. 2010年1月11日閲覧。