マイク・ブロードウェイ
マイク・ブロードウェイ(英語: Mike Broadway, 本名:マイケル・アレン・ブロードウェイ(Michael Allen Broadway, 1987年3月30日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州マクラッケン郡パデューカ出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
AAA級オマハ時代 (2018年5月6日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ケンタッキー州マクラッケン郡パデューカ |
生年月日 | 1987年3月30日(37歳) |
身長 体重 |
6' 5" =約195.6 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 MLBドラフト4巡目(全体137位) |
初出場 |
MLB / 2015年6月13日 NPB / 2016年8月17日 |
最終出場 |
MLB / 2016年4月29日 NPB / 2016年8月30日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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愛称は大柄な身体と90mph後半の速球を投げることからボーン・クラッシャー(Bone Crusher)」[1]。
経歴
編集プロ入りとマイナー時代
編集2005年のMLBドラフト4巡目(全体137位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、プロ入り。ブレーブス、サンディエゴ・パドレス、ワシントン・ナショナルズ傘下のマイナーチームでプレー。アレックス・ラミレスの現役選手時代には、ベネズエラのウィンターリーグで同じチームに所属していた[2]。
ジャイアンツ時代
編集2014年のシーズン前にサンフランシスコ・ジャイアンツと契約。
2015年6月12日にメジャーリーグへ初昇格。アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で公式戦デビューを果たすと、1イニングを無失点に抑えた。7月3日にジャイアンツ傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツへ降格。メジャーリーグ公式戦では、通算21試合の登板で、0勝2敗・防御率5.19という成績にとどまった。
2016年には、ジョージ・コントスの故障に伴って、4月19日にメジャーリーグへ再昇格。公式戦4試合に登板したが、通算5回3分の1イニングで防御率11.81を記録するなど振るわず、AAA級サクラメントへ再び降格した。7月4日付で自由契約。
DeNA時代
編集2016年7月14日に、ラミレスが一軍監督を務めるNPBの横浜DeNAベイスターズと契約したことが、球団から発表された[3]。中継ぎ投手としての起用を念頭に置いた契約[4]で、背番号は97[5]。
契約後の8月17日には、対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)の7回裏から、救援投手として一軍デビュー。最初に対戦したウラディミール・バレンティンへの初球でソロ本塁打を浴びると、その後も自身の失策などもあり、1イニングを自責点1ながら5失点を喫した。セントラル・リーグの公式戦に初めて登板した投手が、最初に対戦した打者への初球で本塁打を浴びた事例は、このシーズン序盤の3月31日にカイル・デイビーズ(ヤクルト)が記録したことに次いで史上3例目[6]。一軍公式戦には、通算5試合の登板で防御率4.50を記録した。チームは史上初のクライマックスシリーズ進出を決めたが、自身は8月31日に出場選手登録を抹消されると、一軍へ復帰できないままポストシーズンを前にアメリカへ帰国[7]。同シリーズ終了後の10月17日には、選手契約を更新しないことが球団から発表された[8]。
DeNA退団後
編集2016年12月13日にナショナルズとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9][10]。
2017年は開幕から傘下のAAA級シラキュース・チーフスでプレーしていたが、5月31日に自由契約となった[11]。6月22日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、傘下のAA級モンゴメリー・ビスケッツへ配属された[12]。オフの11月6日にFAとなった[13]。12月15日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[14]。
2018年6月12日に解雇となり、6月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ。
2019年は独立リーグ・アトランティックリーグのサマセット・ペイトリオッツと契約。7月19日に現役引退を表明した。
2021年5月28日にアトランティックリーグのウェストバージニア・パワーと契約を結び、現役復帰を果たす[15]。パワーでは10登板で、6月22日に放出されるまで防御率1.42と安定していた[15]。25日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約を結んだ[16]。
投球スタイル
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2015 | SF | 21 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | .000 | 77 | 17.1 | 20 | 1 | 7 | 1 | 1 | 13 | 1 | 0 | 10 | 10 | 5.19 | 1.56 |
2016 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 25 | 5.1 | 9 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 7 | 7 | 11.81 | 1.88 | |
DeNA | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 29 | 6.0 | 7 | 3 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 3 | 4.50 | 1.50 | |
MLB:2年 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | .000 | 102 | 22.2 | 29 | 3 | 8 | 1 | 1 | 17 | 1 | 0 | 17 | 17 | 6.75 | 1.63 | |
NPB:1年 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 29 | 6.0 | 7 | 3 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 3 | 4.50 | 1.50 |
- 2021年度シーズン終了時
- NPB
- 初登板:2016年8月17日、対東京ヤクルトスワローズ18回戦(明治神宮野球場)、7回裏に2番手で救援登板、1回5失点(自責点1)
- 初奪三振:2016年8月23日、対阪神タイガース17回戦(横浜スタジアム)、8回裏に中谷将大から空振り三振
- 初登板で対戦した第一打者の初球で被本塁打:「初登板」の項を参照、7回表無死からウラディミール・バレンティンに左越本塁打。NPB史上7人目の記録で、セントラル・リーグ公式戦では3人目[6]。
背番号
編集- 57(2015年 - 2016年途中)
- 97(2016年途中 - 同年終了)
脚注
編集- ^ 「サンフランシスコ・ジャイアンツ」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 128頁
- ^ a b “DeNA加入ブロードウェイ来日、ラミレス監督期待”. 日刊スポーツ. (2016年7月13日) 2016年7月13日閲覧。
- ^ “マイク・ブロードウェイ選手 獲得のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2015年7月14日). 2015年7月14日閲覧。
- ^ “DeNA中継ぎ右腕マイク・ブロードウェイ獲得へ”. 日刊スポーツ. (2016年7月9日) 2016年8月25日閲覧。
- ^ “マイク・ブロードウェイ選手 入団記者会見”. 横浜DeNAベイスターズ (2016年7月22日). 2016年7月22日閲覧。
- ^ a b “DeNAブロードウェイ5失点 来日初球に被弾”. 日刊スポーツ. (2016年8月18日) 2016年8月25日閲覧。
- ^ “DeNA・ブロードウェイが帰国 来季契約に関しては未定”. サンケイスポーツ (2016年9月30日). 2016年10月1日閲覧。
- ^ “2017年度 選手契約について”. 横浜DeNAベイスターズ (2016年10月17日). 2016年10月17日閲覧。
- ^ Collier, Jamal (2016年12月13日). “Burriss among 4 to get spring invite from Nats”. MLB.com 2017年2月1日閲覧。
- ^ “元DeNA・ブロードウェイ ナショナルズとマイナー契約”. デイリースポーツ (2016年12月13日). 2016年12月13日閲覧。
- ^ http://www.baseballamerica.com/minors/minor-league-transactions-160/
- ^ Bill Chastain (2017年6月22日). “Martinez a free agent; Rays sign Broadway” (英語). MLB.com. 2017年6月23日閲覧。
- ^ MLB公式プロフィール参照。2018年1月2日閲覧。
- ^ Jeffrey Flanagan (2017年12月15日). “Royals ink Asche, Broadway on Minors deals” (英語). MLB.com 2018年1月2日閲覧。
- ^ a b https://www.atlanticleague.com/stats/transactions/
- ^ “Mike Broadway lanzará fuego en el Kukulcán” (Spanish). leones.mx. June 26, 2021閲覧。
- ^ “DeNA中継ぎ右腕マイク・ブロードウェイ獲得へ”. 日刊スポーツ. (2016年7月9日) 2016年7月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Mike Broadway stats MiLB.com
- 個人年度別成績 ブロードウェイ - NPB.jp 日本野球機構