ポン引き
ポン引き(ポンびき)は、旅行者など土地不案内な人物に対して、甘言で金を巻き上げたり、売春等の周旋を行う者を指す[1]。組織売春の一部を担っている。
ポン引き | |
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若い売春婦とポン引きの像(20世紀初頭の作品) | |
概要
編集男性のイメージがあるが、国によっては女性のポン引きも少なくない。女性である場合、日本では遣り手婆とも呼ばれる。
ポン引きは売春婦と顧客の間に立って周旋を行う。ポン引きは、店の収益から利益を得ている。売春婦はポン引きの下で従事している管理売春であることもある。
ポン引きは売春を禁止する多くの国で不法行為として刑事罰が規定されている。
日本ではポン引きについて以下の刑事罰が規定されている。
ポン引きが重要な登場人物となっている作品
編集- 映画作品
- 真夜中のカーボーイ - ラッツォ(ダスティン・ホフマン)は、ジゴロ稼業のポン引き役。
- 濹東綺譚(1992年版) - まさ(乙羽信子)は、お雪についた遣手婆。
- ミュージカル
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ポン引『東京不正の内幕』岩本無縫 (高木書房, 1907)