ボツワナ民主党

ボツワナの政党

ボツワナ民主党(ボツワナみんしゅとう、英語: Botswana Democratic Party, BDP)は、ボツワナ共和国の政党。イデオロギーは保守主義。党首はモクウィツィ・マシシ2019年10月23日の総選挙では52.8%の得票率で、国民議会の65議席中38議席を得た。1966年の独立以来、2024年に下野するまでボツワナの政権を握り続けた。2014年、社会主義インターナショナルの諮問政党となった。

ボツワナの旗 ボツワナ政党
ボツワナ民主党
Botswana Democratic Party
党首 モクウィツィ・マシシ
党議長 スランバー・ツォグワネ
成立年月日 1961年(ベチュアナランド民主党結成)
1966年(ボツワナ民主党に改称)
本部所在地 ボツワナの旗 ボツワナハボローネ
国民議会議席数
4 / 69   (6%)
2024年10月30日
政治的思想・立場 ナショナリズム
キリスト教民主主義
シンボル
国際組織 社会主義インターナショナル(オブザーバー参加)
公式サイト Botswana Democratic Party
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ボツワナ民主党は1966年、セレツェ・カーマクェット・マシーレらの手により、ベチュアナランド民主党として結党した。独立前の選挙で31議席中28議席を得て圧勝し、以後独立してからも政権を維持してきた。

ボツワナ民主党の支持基盤は地方の保守的なツワナ人である。これは、初代党首のセレツェ・カーマがボツワナ最大氏族・ングワトの王位継承権を持っていたこと、経済政策に成功し政治に安定をもたらしてきたことなどが原因である。ボツワナ民主党は外交的には親米・親西欧の資本主義寄りであり、欧米資本と協力して国内開発を進めてきた。同党は非常に安定した政治を行い(建国以来、ボツワナではクーデター内戦独裁政権の成立などは一度も起こっていない)、また議会内で圧倒的な勢力を持つにもかかわらず民主主義を堅持し、ボツワナの高度経済成長の一翼を担った。

長期政権批判により、1994年に議会の3分の2を結党以来初めて割り込んだものの、その後再び3分の2を回復した。

2010年7月にBotsalo Ntuaneはじめ4人の所属国会議員が離党し、新党ボツワナ民主運動を結成した。

2024年の経済成長率が1%にとどまるなど経済失政に対する不満が高まり、同年10月30日の総選挙英語版では公選の61議席中わずか4議席にとどまり議会内第4勢力に後退。1966年の独立以来守り抜いてきた政権の座を明け渡した[1][2]

出典

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  1. ^ “Botswana, parliamentary election (final results by seats)”. Africa Elects. (2024年11月2日). https://x.com/AfricaElect/status/1852407318631022902 2024年11月2日閲覧。 
  2. ^ “ボツワナで初の政権交代 退く大統領「民主主義は誇り、国民を尊重」”. 朝日新聞. (2024年11月2日). https://digital.asahi.com/articles/ASSC17VRLSC1UHBI03RM.html 2024年11月2日閲覧。