ボイン (俗語)
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
ボインは、女性の乳房が大きなさま[1]、あるいはそのような乳房[2]を表す俗語。語源について、弾力のある物体が衝突するさまを表す擬態語から派生した用法であるとする文献もある[3]。通常、若い女性の大きくて弾力のある乳房に対して使う。性的対象とみなしていない乳房にはふつう使わない[3]。
1967年、大橋巨泉が『11PM』という番組の中で朝丘雪路の乳房をボインと表現し、朝丘をボインちゃんというあだ名で呼び始める[4]。この言葉は「フーテン」「ヒッピー」「アングラ」「蒸発」「大和魂」などとともにこの年の流行語となる[4]。
1969年、月亭可朝が『嘆きのボイン』というシングルをリリースするが、この言葉が使われるようになった発端はこの曲であるとする文献もある[5]。
出典
編集参考文献
編集- 新村出 編『広辞苑』(第五版第一刷)岩波書店、1998年11月11日、2422頁。ISBN 4-00-080112-0。
- 日本大辞典刊行会 編『日本国語大辞典[縮刷版]』 第九巻(第一版第四刷)、小学館、1982年4月15日、716頁。
- 米川明彦(編著)『明治・大正・昭和の新語・流行語辞典』三省堂、2002年10月10日、209頁。ISBN 4-385-36066-9。
- 下田良文、浅田秀子『現代擬音語擬態語用法辞典』(初版)東京堂出版、2002年9月30日、536-537頁。ISBN 4-490-10610-6。
- 米川明彦 編『日本俗語大辞典』(初版)東京堂出版、2003年11月10日、583頁。ISBN 4-490-10638-6。