ホモンホン島
フィリピンの島
ホモンホン島(ホモンホンとう、英語: Homonhon Island)はフィリピンレイテ湾の東に位置する東サマル州の島。20kmほどの大きさの島で、ギウアンの一部となっている。
地理 | |
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場所 | フィリピン、レイテ湾 |
座標 | 北緯10度44分 東経125度43分 / 北緯10.733度 東経125.717度 |
諸島 | ビサヤ諸島 |
行政 | |
自治体 | ギウアン |
ホモンホンの北西にはモントコナン(Montoconan)という小島が存在する。
歴史
編集フェルディナンド・マゼランの世界一周の途中で太平洋横断を生き残った3隻の舟はマリアナ諸島を通過後、上陸する土地がなく[1]食料のない状態となっていた。1521年3月16日にホモンホン島に上陸し、当時のホモンホン島は無人島ではあったが乗組員は食料を集めることができた[2]。
その後程なくして、マゼラン隊はリマサワ島のCulambuのラージャの小船に発見され、4月7日にセブ島に連れて行かれた[3]。このことからCulambuのラージャはセブ島のダトゥと同盟していたと考えられる。
彼らがホモンホン島に到着した3月16日は聖ラザロの祝祭の期間であり、この日は現在ではフィリピンへのキリスト教の伝来の日となっている。島の名はマゼランがつけたもので、「給水にとても良い島」という意味を持つ。
注釈
編集- ^ W.D. Brownlee (Master Mariner), 1974. The First Ships Around the World ISBN 0-8225-1204-1, p.44.
- ^ Richard Humble, The Voyage of Magellan, Franklin Watts [1988] ISBN 0-531-10638-1 p.20.
- ^ Laurence Bergreen, Over the Edge of the World : Magellan's Terrifying Circumnavigation of the Globe HarperCollins Publishers [2003] ISBN 0-06-621173-5