ペトロポリス
ブラジルの都市
ペトロポリス(Petrópolis [peˈtɾɔpolis, pɛ-, -pu-, -liɕ])はブラジル東南部のリオデジャネイロ州の高原上にある都市。
ペトロポリス Petrópolis | |||||
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位置 | |||||
座標 : 南緯22度30分18秒 西経43度10分44秒 / 南緯22.50500度 西経43.17889度 | |||||
行政 | |||||
国 | ブラジル連邦共和国 | ||||
地域 | 南東部 | ||||
州 | リオデジャネイロ州 | ||||
市 | ペトロポリス | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
市域 | 795 km2 | ||||
標高 | 809 m | ||||
人口 | |||||
人口 | (2020年現在) | ||||
市域 | 306,678人 | ||||
備考 | 統計[1] | ||||
公式ウェブサイト : 公式サイト |
概要
編集町名は、ブラジル帝国時代の皇帝であるペドロ2世にちなむ[2]。
ペトロポリスは高地に位置するために避暑地として発展し、19世紀にブラジル皇帝の夏の離宮や貴族の別荘が建てられた。1894年から1902年まではリオデジャネイロ州の州都であった[2]。
町へはドイツ人の入植が奨励されたため、教会などの建築にドイツの影響が見られる。1889年の帝政崩壊後もブラジルの歴史上重要な地であり続け、暑いリオデジャネイロを避けて各国の大使館や公使館が立地していた[3]。
20世紀後半になり、ブラジルの首都がリオデジャネイロからブラジリアへ遷都されると、その重要性は低下した。現在も避暑地となっており、ペトロポリス大聖堂や旧宮殿を利用した皇帝博物館などにかつての町の面影が見られる。
ブラガンサ朝の皇室の子孫が居住している。
2022年2月15日、市内で地すべりが発生し58人が死亡した[4]。同日には6時間雨量で1ヶ月の降水量を超える259mmの集中豪雨に見舞われていた[5]。
出身著名人
編集- ペドロ・デ・アルカンタラ - ブラジル皇族
- ルイス・マリア - ブラジル皇族
- ファビオ・ペレイラ・ダ・シウヴァ - サッカー選手
- ラファエウ・ペレイラ・ダ・シウヴァ - サッカー選手
- 野田良之 - 法学者
脚注
編集- ^ IBGE 2020
- ^ a b “Emperor Street”. World Digital Library (1860-1870). 2013年8月25日閲覧。
- ^ ニッケイ新聞 2011年8月25日付け (2016/6/17閲覧)
- ^ “ブラジルで豪雨による土砂崩れ、58人死亡 捜索活動続く(字幕・17日)”. 2022-02-17 (ロイター). 2022年4月16日閲覧。
- ^ “ブラジルで地滑り、少なくとも55人死亡 被害はさらに広がる見込み”. 朝日新聞DIGITAL (2022年2月17日). 2022年2月17日閲覧。