プーズーPudu puda)は、シカ科に分類される偶蹄類

プーズー
プーズー
プーズー Pudu puda
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : 反芻亜目 Ruminantia
: シカ科 Cervidae
亜科 : オジロジカ亜科 Odocoilinae
: Pudu
: プーズー P. puda
学名
Pudu puda (Molina, 1782)
和名
プーズー
英名
Pudu
Southern pudú

分布

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チリチロエ島固有種

形態

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体長70-83cm(93cmとする説もあり)。尾長3-5cm(10cmとする説もあり)。肩高25-43cm。体重7.5(5kgとする説もあり)-13.4kgとシカ科最小種。全身は硬い体毛で覆われる。

四肢は太いうえに短く、蹄は短い。

夏毛は赤褐色で、冬毛は灰褐色。生後2か月までの幼獣には白い斑点が入る。

オスにのみ頭部に枝分かれしない10cmほどの角が生える。角は7月に抜け落ちる。

生態

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標高1000mまでの竹林に生息する。以前は小規模な群れも確認されていたが、現在は生息数の減少に伴い単独もしくはペアで生活する。昼夜共に活動する。

食性は植物食で、木の枝、樹皮、芽、花、果実などを食べる。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は207-223日。4-7月に1回に1頭の幼獣を産む。飼育下ではオスが1年半、メスが半年で性成熟した例がある。

人間との関係

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開発による生息地の破壊、乱獲、家畜との競合、人為的に移入されたイヌによる食害などにより生息数は激減している。現在では確実な分布域はチロエ島しか確認されていない。1987年における生息数は10,000頭以下と推定されている。

関連項目

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参考文献

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  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科6 有袋類ほか』、平凡社1986年、76-78、85頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、40-41、161頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、92頁。

外部リンク

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