プロスペール・ガンベ・グロース
フランスの法学者
プロスペール・ガンペ・グロース(Prosper Gampet Gross、1820年1月18日 ‐ 1881年11月18日)は、明治時代にお雇い外国人として来日したフランスの法律家である。姓はグロスとも表記される。
経歴・人物
編集フランス北部、グラン・テスト地域圏のオーブ県のブリエノワ地方に生まれる。
首都パリに転勤し、法学を習得する。普仏戦争ではボナパルト派に属していたが敗北した。この出来事がきっかけで、1873年(明治6年)日本政府の招きで来日した。後に横浜で各国の領事館の弁護士に勤務した。
来日から3年後の1876年(明治9年)には、警視庁顧問のお雇いとなり、日本の職員に対し母国の刑法等を教え、日本とフランスの警察制度の関係を調整する事に携わった。解任後も日本に留まり、東京で死去した。