プルドーベイ油田
プルドーベイ油田(プルドーベイゆでん、英語: Prudhoe Bay Oil Field)とはアメリカ合衆国のアラスカ州北部、北極海(ボーフォート海)の沿岸に位置する油田である。同国最大の油田であり[1]、アンカレッジから650マイル、北極点から1200マイルのところにある。
プルドーベイ油田 | |
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プルドーベイ油田の位置 | |
国 | アメリカ合衆国 |
地域 | アラスカ北極圏 |
陸上/海上 | onshore |
座標 | 北緯70度18分24秒 西経148度43分57秒 / 北緯70.30667度 西経148.73250度座標: 北緯70度18分24秒 西経148度43分57秒 / 北緯70.30667度 西経148.73250度 |
運営者 | BP |
共同運営 | BP, ExxonMobil, コノコフィリップス・アラスカ |
開発史 | |
発見 | March 12, 1968 by ARCO and Exxon's Prudhoe Bay State #1 well |
生産開始 | June 20, 1977 |
生産最盛期 | 1日平均150万バレル |
最盛期年 | 1988 |
生産 | |
推定原油埋蔵量 | 25,000 百万バレル (~3.4×109 t) |
地層 | サドルロチット層(Sadlerochit) |
1960年代に石油探査が開始され、1968年にARCOが発見、採掘開始は1977年[1][2]。原始埋蔵量は推定250億バレル[3]、2005年までに130億バレルが採掘された。現在BPが中心となり、ExxonMobil、ConocoPhillipsと共に操業。残存埋蔵量は20億バレルと見込まれる。
パイプライン
編集北極海が凍ってしまうので南部のアンカレッジ付近まで原油を輸送するトランス・アラスカ・パイプラインを1977年に完成。パイプラインは生態系保護、永久凍土の保護のために地表から浮かして通っている。2006年の3月に油田付近で油漏れを見つけたBPは腐食した管を交換するため油田生産とパイプライン操業を停止した。その後、操業再開したが2007年夏に油田付近のパイプで小規模な漏れが発生した。
油田の将来
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b “プルドーベイ油田/石油・天然ガス用語辞典”. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構. 2017年6月25日閲覧。
- ^ Joel K. Bourne, Jr./訳 高野夏美 (2015年2月13日). “アラスカの石油開発に大統領が「待った」”. ナショナルジオグラフィック. 2017年6月25日閲覧。
- ^ a b BP (2004年). “Fact Sheet Prudhoe Bay”. 2017年6月25日閲覧。