プリンゼンホフ (ブルッヘ)
概要
編集14世紀半ばから15世紀後半にかけたブルゴーニュ公国時代には、ブルゴーニュ公の宮廷が置かれた。宮廷を中心にブルッヘで行われた祝典等は、ブルゴーニュ公国の権威と繁栄を示すものとなった[1]。
現在はホテル(ザ・デュークス・パレス・ブルッヘ)として営業している。
歴史
編集1369年以降、史料に登場する[2]。ヴァロワ=ブルゴーニュ家の第3代ブルゴーニュ公フィリップ3世(善良公/ル・ボン)は、フランス王国内での移動を繰り返した先代たちと異なり、領内各地にプリンゼンホフ(邸宅)を構え、特にブルッヘに好んで滞在した[3]。
フィリップ善良公の子:シャルル(突進公/ル・テメレール)及びその娘マリーにとっても、重要な拠点となり[2]、数百人に及ぶ家令が仕えた[1]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 河原温『ブリュージュ フランドルの輝ける宝石』中央公論新社〈中公新書〉、2006年5月。ISBN 978-4121018489。