プラトニック・セックス
飯島愛による自伝小説(2000)およびメディアミックス
『プラトニック・セックス』は、飯島愛による自伝、およびそれを原作とした同名のテレビドラマ、映画。
プラトニック・セックス | ||
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著者 | 飯島愛 | |
発行日 | 2000年10月31日 | |
発行元 | 小学館 | |
ジャンル | ノンフィクション | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 333 | |
コード | ISBN 978 4093792073 | |
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概要
編集- 2000年10月に小学館から出版。ミリオンセラーを達成し話題となる。累計部数は170万部にも及んだ。
- 飯島愛の壮絶な過去を綴ったノンフィクション自伝。
- ゴーストライターによる執筆であることが週刊誌等で暴露されたが、本人があっけらかんとして事実を認めたため、さほど問題にはならなかった。また同著の場合、「飯島の体験」をライターが再構成したものであり、それがクレジット表記されていないだけである(印税の大半は所属事務所に入っている)。
- 飯島の処女作と謳われたが、実際にはそれ以前にもエッセイ本を出版しているので、正確には2冊目のエッセイである。
- タイトルは所属事務所ワタナベエンターテインメントの渡辺ミキ代表が名づけたもので、飯島本人は当初タイトルの意味すら知らなかった。
- ドラマ化と映画化され、ドラマは原作に近く親子や家族をテーマに描き、映画は恋愛を中心に原作とは違う展開を見せた[1]。海外でも大ヒットとなった。
- AV男優の加藤鷹は2003年2月号『噂の真相』におけるインタビューで飯島を「嘘ばかり書いた本(プラトニック・セックス)を出して自分を育ててくれたAV界を足蹴りにしたような女は俺は嫌いだ」と痛烈に非難している(後に両者は和解している)。
出版の経緯
編集過去をネタに脅迫を受け金銭の支払いまでしていた飯島は、所属事務所をワタナベエンターテインメントへ移籍するにあたり当時副社長であった渡辺ミキに相談したところ、公表すれば脅迫されなくなると説得されたことによる[2]。
テレビドラマ
編集プラトニック・セックス -娘の叫び!親の涙… そして親子の闘いが始まる- | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 飯島愛『プラトニック・セックス』 |
脚本 | 龍居由佳里 |
製作 | |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
第1部:17歳の青春編 | |
プロデューサー | 東海林秀文 永山耕三 瀧山麻土香 |
放送期間 | 2001年9月24日 |
放送時間 | 21:00 - 22:54 |
回数 | 1 |
第2部:20歳の純愛編 | |
プロデューサー | 東海林秀文 永山耕三 瀧山麻土香 |
放送期間 | 2001年9月28日 |
放送時間 | 21:00 - 22:54 |
回数 | 1 |
『プラトニック・セックス -娘の叫び! 親の涙…そして親子の闘いが始まる-』
2001年9月24日・9月28日21:00 - 22:54にフジテレビ系列で放送。
- 第1部: 17歳の青春編「家族崩壊から愛を取り戻すまで涙の7年間壮絶記録」 視聴率22.5%
- 第2部: 20歳の純愛編「AV・中絶・裏切り…愛を求め続けた家族の再生記録」 視聴率18.7%
あらすじ
編集この節の加筆が望まれています。 |
キャスト
編集- 須川 加奈(遠藤 愛) - 星野真里
- 石川 秀之 - 佐野史郎
- 丹波 克己 - 藤木直人
- 森岡 祐介 - 柏原崇
- 辻本 峻 - 妻夫木聡
- 吉村 卓 - 渋谷すばる[3]
- 須川 淳一 - 永島敏行
- 須川 雪枝 - 田中好子
- 加奈の弟 - 赤間直哉
- 如水 みく - 網浜直子
- 麻衣 - 椎名法子
- 千佳 - 浜丘麻矢
- その他 - 中島宏海、春海四方、市川由衣、牧野紘二、猿岩石(有吉弘行、森脇和成)、ピーピングトム(今村久仁人、桑原貞雄)、ザブングル(加藤歩、松尾陽介)、鈴々木保香
スタッフ
編集備考
編集ニューヨークでのシーンがあるが、放映2週間前に同時多発テロで崩壊してしまったワールドトレードセンターが映っている。
関連商品
編集- プラトニック・セックス 前編 VHS(2002年3月15日)
- プラトニック・セックス 後編 VHS(2002年3月15日)
- プラトニック・セックス DVD(2002年4月24日)
映画
編集プラトニック・セックス | |
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監督 | 松浦雅子 |
脚本 | 森下佳子 |
原作 | 飯島愛 |
製作 |
亀山千広 渡辺ミキ |
製作総指揮 |
宅間秋史 林秀樹 |
出演者 |
加賀美早紀 オダギリジョー |
音楽 | 佐橋俊彦 |
主題歌 | スピッツ「夢追い虫」 |
撮影 | 高瀬比呂志 |
編集 | 川島章正 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2001年10月20日 |
上映時間 | 104分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 7.0億円[4] |
あらすじ
編集この節の加筆が望まれています。 |
キャスト
編集- 門倉 あおい(愛) - 加賀美早紀
- 岩崎 敏海 - オダギリジョー
- 山口 明美 - 野波麻帆
- 門倉 義雄 - 石丸謙二郎
- 門倉 由紀子 - 根岸季衣
- 金井 誠 - 加勢大周
- 石川 秀行 - 阿部寛
- 中尾 憲次 - 村田充
- 岩崎 愛 - 高木麻依子
- シーナ - 佐藤仁美
- マキ - 山本恵美
- DJ敬吾 - 結城貴史
- 達也 - 上地雄輔
- 山崎 - 岸博之
- 「ゴールドラッシュ」店長 - 小市慢太郎
- 「CUBE」店長 - 田中要次
- AV監督 - 森下能幸
- ラブホテルの男 - 竹山隆範
- キャバクラの客 - 中村育二
- キャバクラ「ヘブンズ」のマネージャー - 井之上隆志
- AV男優 - 平本一穂
- トシの仲間 - 森田悟、大和一孝
- ユウコ - 日向真帆
- ミホコ - 香取広美
- ケイ - 那須寿子
- ユキ - 井出博美
- うらら - 坂井ありす
- 警官 - 岡村洋一
- 石川の取り巻き - 小林高鹿
スタッフ
編集- 原作・監修:飯島愛
- 総合プロデューサー:渡辺ミキ
- プロデューサー:佐倉寛二郎、瀧山麻土香
- 監督:松浦雅子
- 脚本:森下佳子
- 撮影∶高瀬比呂志
- 照明∶渡辺三雄
- 美術:及川一
- 助監督:井上隆
- 音楽:佐橋俊彦
- 主題歌:スピッツ「夢追い虫」(ユニバーサル・ポリドール)
- 挿入歌:NOT AT ALL「From Silence」
- DJ指導:Masaki Dj-Baby Saito
- 現像:IMAGICA
- スタジオ:日活撮影所
- 制作協力:クロスメディア・デスティニー
- 製作:©2001「プラトニック・セックス」制作委員会、フジテレビジョン、ワタナベエンターテインメント、小学館、電通
- 配給:東宝
備考
編集挿入歌として起用されているNOT AT ALLの「From Silence」は、CHAGE and ASKAが2001年に発表した「C-46」のインストゥルメンタルバージョンである。CHAGE and ASKAの名前を一切出していない。12月にはアルバム『NOT AT ALL』を発表し、タイトル曲である「not at all」も収録されている。
加賀美早紀演じる主人公のあおいと2万円で援助交際をしたサラリーマン役の男は、まだ無名の頃のカンニング・竹山隆範。エンディングロールにも竹山の名前が載っている。
脚注
編集- ^ 小島聡 (2001年10月22日). “飯島 愛『プラトニックセックス』映画化! Platonic Sex”. All About (オールアバウト) 2024年11月9日閲覧。
- ^ “AV出演で得た収入は3000万円…“バブルの娘”として時代を駆け抜けた飯島愛の“知られざる晩年””. 文春オンライン. 文藝春秋 (2022年2月10日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “渋谷すばる、キスのオンパレードに挑戦”. サンケイスポーツ. (2001年8月15日). オリジナルの2001年10月5日時点におけるアーカイブ。 2022年8月6日閲覧。
- ^ 「2001年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報』2002年(平成14年)2月下旬号、キネマ旬報社、2002年、138頁。
外部リンク
編集- 「プラトニック・セックス」メディアミックス大特集! - ウェイバックマシン(2007年3月23日アーカイブ分)
- 「プラトニック・セックス」オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2002年6月3日アーカイブ分)
- プラトニック・セックス - allcinema
- プラトニック・セックス - KINENOTE
- プラトニック・セックス - IMDb