プジョー・パートナー
パートナー(Partner )は、プジョーが欧州市場を中心に販売するフルゴネットタイプの貨物自動車である。商用仕様と乗用仕様が用意されていたが、3代目からはパートナーは商用仕様専用の車名となり、乗用仕様はプジョー・リフターという別の車名が与えられた。
プジョー・パートナー | |
---|---|
3代目 | |
概要 | |
販売期間 | 1996年- |
ボディ | |
駆動方式 | 前輪駆動 |
系譜 | |
先代 | プジョー・205F |
後継 | プジョー・リフター(乗用版) |
パートナーは初代から同じPSAグループのシトロエン・ベルランゴとの兄弟車であったが、2021年のステランティスグループの成立に伴い、3世代目からはオペル・コンボ、フィアット・ドブロ、さらにステランティスと協業しているトヨタの欧州専売車種トヨタ・プロエースシティとの兄弟車種となった。
商用仕様のパートナーは日本市場に未導入である。
初代(1996年-2013年)
編集プジョー・パートナー(初代) | |
---|---|
概要 | |
販売期間 | 1996年 - 2013年(生産終了) |
ボディ | |
乗車定員 | 5名[1] |
エンジン位置 | フロント[1] |
駆動方式 | 前輪駆動[1] |
パワートレイン | |
エンジン | 1,587cc 直列4気筒[1] |
最高出力 | 86 kW (117 PS) / 5,800 rpm[1] |
最大トルク | 149N・m / 4,000 rpm[1] |
変速機 | 5速MT[1] |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,693 mm |
全長 | 4,137 mm |
全幅 | 1,724 mm |
全高 | 1,810 mm |
車両重量 | 1,263-1,344 kg |
パートナーは兄弟車のベルランゴとともに、1996年7月に正式に発売された。1996年のパリサロンにおけるベルランゴの初公開時に、併せて乗用ミニバンタイプ(Grand Large)、乗用ハッチバックタイプ(Berline Bulle)、オープンデッキタイプ(Coupé de Plage)の3タイプのコンセプトカーも発表され、乗用ミニバンタイプは後にパートナー/ベルランゴの正式なラインナップに加わった。
-
プジョー・パートナー(マイナーチェンジ前)
-
プジョー・パートナー(マイナーチェンジ前)
2002年12月に、内外装を含む大幅なマイナーチェンジが行われた。2004年に再度マイナーチェンジが行われた。2008年に2代目のパートナーとベルランゴが発売されたあとも、初代の生産・販売は2013年まで欧州で継続され、その後も南米などでの生産販売が続けられた。
-
マイナーチェンジ後のプジョー・パートナー (2004–2012)
-
マイナーチェンジ後のプジョー・パートナー (2004–2012)
-
マイナーチェンジ後のプジョー・パートナー インディアナ(乗用仕様)
-
マイナーチェンジ後の内装
2代目(2008年-2018年)
編集プジョー・パートナー(2代目) | |
---|---|
概要 | |
販売期間 | 2008年 - 2018年(生産終了) |
ボディ | |
乗車定員 | 5名[1] |
ボディタイプ | 5ドアバン |
エンジン位置 | フロント[1] |
駆動方式 | 前輪駆動[1] |
パワートレイン | |
エンジン | 1,560cc 直列4気筒[1] |
最高出力 | 88 kW (120 PS) / 3,500 rpm[1] |
最大トルク | 300N・m / 1,750 rpm[1] |
変速機 | 6速MT[1] |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,728 mm |
全長 | 4,380 mm |
全幅 | 1,810 mm |
全高 | 1,803 mm |
車両重量 | 1,472-1,504 kg |
その他 | |
姉妹車 | シトロエン・ベルランゴ |
2代目パートナーは、2008年に販売開始[2]。乗用版はパートナーティピー(Partner Tepee )と呼ばれる[3]。
2017年3月、ジュネーヴモーターショーにてパートナーティピーの電気自動車版である「パートナー ティピー エレクトリック」を初公開。航続距離は170kmで同年9月に欧州で販売予定[4]。
3代目(2018年-)
編集プジョー・パートナー(3代目) | |
---|---|
概要 | |
販売期間 | 2018年 - |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,785−2,975 mm |
全長 | 4,403−4,753 mm |
全幅 | 1,848 mm |
全高 | 1,796-1,860 mm |
車両重量 | 1,301−1,471 kg |
その他 | |
姉妹車 |
プジョー・リフター シトロエン・ベルランゴ オペル/ボクスホール・コンボ トヨタ・プロエースシティ |
2018年6月26日発表[2]。3代目パートナーはパネルバンである。ダブルキャビン版も設定されている。乗用版はプジョー・リフターとして販売されている[5]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、8 Aug 2020、25頁。ISBN 978-4-7796-4170-1。
- ^ a b “プジョー パートナー 新型発表…「i-Cockpit」を商用車で初採用”. Response. (2018年6月27日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “Coup de jeune pour le Peugeot Partner” (フランス語). Auto Plus (2015年2月26日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “プジョー、日常でもレジャーでも使える新型パートナー ティピー エレクトリックを世界初公開”. MoTA (2017年3月14日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “プジョー・リフター デビューエディション(FF/8AT)【試乗記】”. web CG (2020年6月1日). 2020年8月11日閲覧。